TOP 100 DJs 2016を制覇したマーティン・ギャリックスその心境は?

インタビュー
音楽
2016.11.21

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DJ Magの「TOP 100 DJs 2016」で見事1位に輝いたマーティン・ギャリックス。さっそく彼の元にDJ Magが駆けつけてインタビューを実施。世界のトップに立った心境や来年の予定など、史上最年少スターDJの興味深い発言を紹介する。

 

——「TOP 100 DJs」で1位になった感想は?

1位を取ったなんて信じられないよ。素晴らしいショーと最高のファンに支えられた最高の1年ーーみんなからのサポートには凄く感謝しているよ。投票運動は全然やってなかったから、どれだけホントのファンがいるかってことの証しだよね。

——投票運動に関して

投票運動をやらなかったのは、大統領候補みたいなのって嫌じゃない? テレビを付ければバカげた選挙運動ばかりやってるしーー自発的じゃないよね。自然な勝利であるべきだし、正直言って、だからすごく感謝しているんだ。

——DJの魅力について

DJをやってると人々と接点が生まれる、そこがいいよね。みんながハッピーなのを見ると嬉しいんだ。ホントこれ以上に素晴らしいことってないよ。だから僕はライブが好きなんだ。DJセットを終えた後、いつも最前列まで降りていき、ファンと写真を撮ったり、サインをしたりする。ファンとの交流や、彼らと話をするのは、僕にとってすごく重要なことんだ。

——製作中のドキュメンタリー映画『What We Started』について

カール・コックスと僕で一緒にドキュメンタリーを製作しているんだけど、カールが大好き、凄くポジティブなエネルギーを持っているんだーーそういう人たちに周囲にいてほしいよね。他にも尊敬する人はいっぱいいるよ。セス(・トロクスラー)もその映画に出ている。まだ詳しくは話せないけど、すごくヤバい作品になるよ。

——EDMシーンについて

今一番気になるのは、巷に溢れている音楽に、やたら他の作品と似たものが多いってこと。同じようなサウンドばかりじゃ嫌になるよね。だから僕は“In The Name Of Love”を発表したんだーー何か違うことをやってみたかったから。EDMシーンには、似通ったサウンドばかりが溢れている。僕のレーベルでは、もっといろんなタイプをやりたいんだ。

——地元アムステルダムでの生活について

アムステルダムの家にいる時は、スタジオに入ってるよ。僕の幸せな場所だよね。僕にとってはバランスが大切なんだ。それから僕の住んでるところから10分ほど離れた両親の家に行って家族と食事。それか友達を家に呼んで、制作中の曲を聴いてもらって、みんなに「最高だよ、マーティン」「最悪だよ、マーティン」とか言われるんだ。おかげで地に足が着いている。

——オランダ・アムステルダムのクラブについて

もちろん、たまには出かけるよ。アムステルダムにいる時は、フードを被って一番仲のいい3人の友人たちと出かける。けっこう何でも平気で出来ちゃうんだ。LAやニューヨークみたいな有名人好きな街じゃないからね。自由に伸び伸びできる。

——今後の予定について

夏のツアーでプレイしていた8〜9曲のクラブチューンがあるから、それをリリースするよ。僕らしいハイエナジーなチューンだよね。そのあとアルバムも予定している。新しいサウンドでもっと実験的な方向性になるかな。たぶん“In The Name Of Love”寄りになるんじゃないかな。来年(2017年)にはリリースできるといいな。

 

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Text by EDM MAXX編集部(Q)

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