J 対バン10番勝負にminus(-)とAA=、ソロ20周年ツアーの開催も発表

全10公演開催するJの対バンライブ『J 2016 LIVE “10 Days of GLORY -10 Counts for Destruction-“』の8、9本目が11月19日、22日の2夜に渡り、恵比寿LIQUIDROOMで行なわれた。

 
11月19日（土）、先陣を切って登場したのはminus(-)。ゲスト出演が発表された後に、minus(-)メンバーである森岡 賢の永眠という訃報が伝えられ、その苦境を乗り越え実現し迎えたこの日。ステージセンターからトラックを操る藤井麻輝が、両サイドにツインドラムを従え、圧倒的なサウンドとビートでフロアに熱を放射し続けた。そしてラストナンバーの「Peepshow」では、この曲でアルバムにゲストボーカルとして参加したJがステージに登場。ついに初の生コラボが実現した。Jのライブの中では「もっと声を！」とフロアを煽ると、天を指さし“この声を彼に届かせようぜ！”と思いを馳せる場面も。アンコールでは森岡とのエピソードも披露するなど、まさに全てにおいて特別な一夜となった。

 
翌20（日）は、AA=がその口火を切って登場。まずは首謀者である上田剛士が登場し、ノイズを変幻自在に操り客席に着火。全メンバーが登場しバンドスタイルになると、さらにその音の洪水が容赦なく放たれ、フロアもモッシュで応戦するなど、終始圧巻のサウンドとパフォーマンスで一気に会場の温度を上昇させていく。＜未来を変えていくのは俺たち自身＞というメッセージも力強く胸に突き刺さった。

続いて登場したJがその熱を引継ぎ、さらにフロアを灼熱化させていく。まさにお互いの存在と音が刺激し合い生まれた熱は、この10daysの真意を象徴するような空間を作り出していた。

 
この2daysを終えて、いよいよ対バンシリーズも12月30日の渋谷O-EASTでのファイナル『放火魔大暴年会』を残すのみとなったが、ついにJから、来年ソロ活動20周年を記念して行われる全国ツアー開催の一報が告げられた。

すでに来春のリリースが発表されている、現在リクエスト投票受付中のベストアルバムを従えての全国ツアーは、5月から全国12カ所を巡り、ファイナルは1997年にソロデビューシングルがリリースされたメモリアルな日である6月25日にEXシアター六本木で開催される。