HOME MADE 家族、活動休止前最後の海外公演『Anime Festival Asia』で新曲披露

2008年からの歴史を誇り、日本国外で行われるアニメコンベンションとしては最大級の『Anime Festival Asia（以下、AFA）』に、HOME MADE 家族が出演した。

年内で無期限の活動休止を発表しているHOME MADE 家族は、過去にもアメリカや台湾、ブラジルなど、多数の海外公演の経験があるが、シンガポールでは初のライブで、現地のファンにとっては待望の公演となった。

『AFA』は、メイン会場であるシンガポールをはじめ東南アジア地域複数ヶ所で開催されるアニメイベント。シンガポールでは今年も11月25日、26日、27日の3日間開催され、コスプレイヤーを含む、たくさんのアニメファンが来場し、シンガポールの街を賑わせた。初日の25日（金）に登場したHOME MADE 家族は、女性アーティストKOTOKOに続いて、この日2組目のアーティストとしてライブを披露した。会場となったSUNTECSINGAPORE CONVENTION & EXHIBITION CENTERでは、待ち受けた約3,000人の大絶叫に迎えられてスタート。

今年最初の海外公演だが、通算では10度目となる海外でのライブということで、英語のMCも交えた軽快な運びで、圧倒的な盛り上げを見せる3人。アニメヒットと言える「少年ハート」「FREEDOM」「流れ星～Shooting Star～」で異常な盛り上がを見せ、サンプリング曲の「We Are Family」や、会場を一つにした「愛しのマイクチェック1, 2」など、ライブ現場で培ってきた力強いパフォーマンスが会場の興奮を最高潮に高める。

11月30日リリースのベストアルバム『LAST FOREVER BEST ～未来へとつなぐFAMILY SELECTION～』にも収録される新曲「つないでいこう」は、海外では初披露にもかかわらず、オーディエンスが一体となる感動的な場面も。「命は、親やその前の世代から受け取った大切なもの、それをさらに大切にして未来へつないでいきたい」というMICROのMCは会場の涙を誘った。

ラストはアニメ『BLEACH』のエンディング曲でもあり、世界中で大人気の「サンキュー！！」を熱唱。オーディエンスの大合唱とともに45分のライブは幕を閉じ、次の出演者T.M.Revolutionにバトンを渡した。

あとは、来月開催する活動休止前最後のツアー『HOME MADE 家族 THE LAST LIVE ～家族のみんなに心からサンキュー！！～』を残すのみ。一時代を築いた3人のライブは“家族”のみならず音楽ファン注目のライブとなるだろう。