『LMX』Livemasters Inc. 真夏のX DAYに潜入・前編

2015.8.22
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Livemasters Inc.が仕掛ける 真夏のX DAY

2015年8月20日木曜日午後2時。
ぽつぽつと小雨が落ちてくる新木場STUDIO COASTは、平日とは思えない熱気に包まれていた。

数多くのアーティストの全国ライブツアーやイベントをサポートするライブマスターズ(Livemasters Inc.)が仕掛ける真夏の新イベント『Livemasters Inc. presents LMX2015』の会場である。
広いCOASTのメインフロアにライブのL STAGEとM STAGE、バーカウンター脇の X STAGEはライブ&DJという構成。
X ステージは普段はスタッフしか操作できない照明やレーザー・スモークそして演出用のスノーマシン(!)をなんと来場者が体験プレイできるというスペースもできていた。
個人的には興味津々ながら、「今日はライブを見なくては!!」とメインフロアに向かうわたくし。

 


 


Age Factory 13:45 M STAGE

「新木場ってお台場じゃないんですか?」と楽しいボケをかましてくれた3ピースバンド。
海のない奈良から来た彼らは「海が見れて嬉しい」とフロアの笑いを誘った。
少しかすれ気味のヴォーカルが優しいメロディを紡ぎだす。
9月に発売のセカンド・ミニアルバム「NOHARA」から「さらば街よ」を演奏し、ライブの終わりにはオーブニングアクトとは思えない重厚感ある曲「ロードショー」で締め、まだまだ準備モードだった会場を本気にさせた。

“NOHARA"releaseGIG「EGUMI」
10/23(金)ツタヤO-crest
10/28(水)Pangea

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GLIM SPANKY 14:20 L STAGE

ロックとブルースがセクシィな融合を見せる男女・二人組。
筆者はフジロックで見損ねてしまったので、期待満々。
赤と青のライトで幻想的に切り刻まれたステージから、炸裂するボーカルと華麗でソリッドなギターソロに圧倒されてしまった。
2010年代のアーティストの中では随一のパワフルな女性ヴォーカルなんじゃないでしょうか。
CMでも有名になった「MOVE OVER」や爽快感のある「リアル鬼ごっこ」で会場を盛り上げた後「大人になったら」でしっとりと次のアーティストにバトンを渡した。

「SUNRISE JOURNEY TOUR 2015」
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Suchmos 15:05 M STAGE

転換の早いM STAGEとL STAGE。ライブが終わると、隣のステージの音出しが始まるめまぐるしさ。
休憩をとる暇もなく次のライブは「Suchmos」、大人っぽいおしゃれな音に足を止められ1曲目「YMM」にくぎ付け。
和製ジャミロクワイとも評されるその音は、バンドサウンドにDJが入り、カッティングギターとジャジーなベースにスクラッチがいいアクセントを添えていた。
午後3時とは思えないウィットの効いた音の重なり。やばい、好きです!! 個人的に!!

Suchmos 1st Full Album「THE BAY」リリースパーティー
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THE ORAL CIGARETTES 15:40 L STAGE

空気をガラッと塗り替えるようにディストーションギターが切り裂いてLステージの照明が爆発。
「起死回生STORY」でフロアも大爆発! 本日初のサークルモッシュ発生!
曲に合わせてのハンドクラップも冴えわたり、一気にオーラルシガレッツの世界に染め上げた。

MCでは「奈良県ゆかりのバンドの先輩」として、『AGE FACTORY』や次に出演する『そこに鳴る』を紹介した。
それにしても全出演バンド14組の中で3組が奈良出身という、異例の『奈良率』である。

後半は息つく暇のない圧倒的な演奏力でオーディエンスを振り回し、「エイミー」で駆け上るような爽快感をもって出番を締めくくった。

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そこに鳴る 16:25 M STAGE

3組目のそこに鳴るは大阪と奈良の県境にて結成というプロフィールを持つ男女のツインボーカルの3ピースバンド。
とりあえずの感想は「びっくりした」だった。
いきなり始まる重低音と、何よりも音の多さ。ベースってこんなに自由に動くんだ!?というくらい縦横無尽に走り回る重低音。
そして『物理的』にもよく動くフロントの2人。それでもぶれない音がすごい。
定番になった「新木場ってお台場じゃないんですか?」ネタの関西ボケMCを織り込みつつ、演奏は3人とは思えないくらいの重厚な音と、どこか和テイストを感じさせるアレンジで、ぽかーんとしているうちにライブは終わってしまった。

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BLUE ENCOUNT 17:00 L STAGE

音出しでフロアをざわめかせるおちゃめさを見せたブルエン。(何をやったかは、会場に足を運んだ人だけのお楽しみ)
「はじまるよー!」の声をきっかけに、さすがの勢いでスタートからモッシュができる!
5月シングル「DAY X DAY」ではフロア全体がハンズアップし、ギターのアルペジオに乗せたストレートなヴォーカルに一体となっていた。
熱量あふれ出るMCを経て、新アルバム「≒」からポップな「LIVER」、オーディエンスとのシンガロングが気持ち良い「NEVER ENDING STORY」、ラスト「もっと光を」で汗を振り乱してプレイするBLUE ENCOUNT。ライブバンドの肩書通り、魂削るようなエモいステージだった。

「≒」ツアー 9都市10公演
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レポートは後半戦へ続きます!

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