チャットモンチー&蒼井優が一夜限り緊張の「バスロマンス」セッション

2016.12.2
レポート
音楽

「バスロマンス」を演奏する蒼井優とチャットモンチー。 (c)2016「アズミ・ハルコは行方不明」製作委員会

昨日11月30日に東京・WWWで映画「アズミ・ハルコは行方不明」の“前前前夜祭”が行われ、俳優として同作に出演している石崎ひゅーい、主題歌「消えない星」を担当するチャットモンチーが出演した。

「アズミ・ハルコは行方不明」は山内マリコの同名小説を原作にした群像劇で、独身OL・安曇春子の失踪をきっかけに起こる出来事が、彼女が消えるまでと消えたあとの時間を交差させながら描かれる。イベントの冒頭ではトークショーが行われ、主演の蒼井優をはじめ、石崎、葉山奨之、落合モトキ、監督の松居大悟が登壇。「女性と男性では見方がまったく違う映画」と作品を説明した蒼井は「最近、松居と……あっ同い年だから呼び捨てにしますけど(笑)。プロデューサーのえだみん(枝見洋子)と太賀と4人で映画に行ったんですが、シーンごとに(男女で)意見が全然違くて、だから(この映画も)男女で観ても面白いかも」と観客にアピールする。

本作が映画初出演となった石崎は「松居くんのことはオファーをもらう前から知っていたんですけど。もう頭のイカれた男で。だから蒼井優の相手役と聞かされたときは『ああ本当にイカれてる人なんだな』と思いましたね」と振り返る。すると松居は「僕は自分よりイカれている人にオファーしようと思って今の形になったので、僕以上に(石崎は)イカれてるんでしょうね」と返し観客を笑わせる。

その後は石崎によるライブや、蒼井と石崎が出演し松居が監督した短編映画「花瓶に花」の上映会が行われ、最後にチャットモンチーが登場。2人は映画主題歌の「消えない星」と、新曲の「majority blues」を披露してオーディエンスを魅了する。さらに「今日の3人目のメンバー蒼井優ちゃーん」と蒼井を呼び込みセッションへ。キーボードを担当する蒼井は「(観客は)みんな後ろ向いてくれたらいいのに」と緊張しながらも、チャットモンチーの2人と「バスロマンス」をパフォーマンスした。曲の途中で松居や石崎らがステージに現れ、肩を組み蒼井を応援し始める。3人の演奏が終わると会場から大きな拍手が沸き、蒼井は安堵した表情を浮かべ「途中記憶がない!」「人生で一番緊張した。もうブルブル震えた」と語った。

映画「アズミ・ハルコは行方不明」は、12月3日より東京・新宿武蔵野館ほかにて全国ロードショー。

(c)2016「アズミ・ハルコは行方不明」製作委員会