本物のお菓子でできた"スイーツタウン"が表参道に！　『SWEETS by NAKED』の全貌をレポート

表参道ヒルズ本館B3F スペース オーにて2017年1月9日(月・祝)まで開催される『SWEETS by NAKED』は、過去通算130万人を動員したクリエイティブカンパニー『NAKED』の最新イベントだ。

これまでにもNAKEDは、東京駅やアクアパーク品川などを舞台に、既存の空間に独自の演出を加え、新しい世界を作り出す体感型イベントを手がけてきた。そんな彼らの今回のテーマは『お菓子』。本展の特徴は、有名スイーツ店とのコラボレーションによって実現した、本物のスイーツを用いたデジタルアート作品展示だ。キャンディーのネオン看板や、ブラウニーでできた石畳のようなオブジェにも本物のお菓子が使われている。開催に先駆けて行われたプレス向け内覧会より、見どころを紹介する。

"スイーツタウン"という世界を創る

総合演出の村松亮太郎は、本展が目指す世界観について「１点１点をアート作品として見てもらうというよりは、全体がスイーツタウンとして生きた世界であるように意識した」と語った。展示エリア内では独自の時間が流れており、昼になったり夕暮れがきたり、天気も変わり雪も降る。これらの遊び心のひとつひとつが、「デジタル技術はツールのひとつであり、自分たちが作りたいのは“ひとつの世界観”」という村松のビジョンを裏付けているように感じられる。

テーマ曲はチャラン・ポ・ランタン

内覧会では、本展のテーマソング「Sweet as sugar」を歌うチャラン・ポ・ランタンがパフォーマンスを披露。スイーツ好きというボーカルのももは本展について、「女子の理想の世界だ」と声を弾ませた。

有名店のスイーツでできた宇宙

『Sweets Universe』という作品には、特に多くのお菓子が取り入れられている。火山は、NYが舞台の映画『プラダを着た悪魔』やドラマ『セックス・アンド・ザ・シティ』に登場し、日本でもブレイクした『マグノリア・ベーカリー』のカップケーキやデコレーションケーキで作られている。会場では、「本当に本物のお菓子？！」と顔を近づけて確認する来場者の姿も見られた。

視線を上げれば、表参道ヒルズの前にできる行列で有名なククルザポップコーンが無数の星となり、『レクラ』のチョコレートでできた隕石が飛んでいる。中央の太陽のオブジェは、雲のうちわで扇ぐとメラメラ燃えはじめるインタラクティブアートだ。

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