のん主演、片渕須直監督『この世界の片隅に』が動員数32万人・興行収入4.5億円を突破 全国動員ランキングも6位から4位とさらに上昇
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(C)こうの史代・双葉社/「この世界の片隅に」製作委員会
公開中のアニメーション映画『この世界の片隅に』が公開4週目を終え、動員数32万人・興行収入4.5億円を突破。 全国映画動員ランキングでは4位につけたことが興行通信社の調べでわかった。
映画『この世界の片隅に』は、こうの史代原作の同名漫画を原作に、アニメ『マイマイ新子と千年の魔法』の片渕須直監督が6年の歳月をかけて映像化したアニメーション映画。第二次世界大戦中の広島・呉を舞台に、戦況が悪化していく世の中で大切なものを失いながらも、日々を前向きに生きる女性・すずの姿を綿密な時代考証をもとに描く。主人公・すずをアニメ声優として初主演を果たす女優のんが演じるほか、細谷佳正、稲葉菜月、尾身美詞、小野大輔ら多くの才能が同作のために集結。音楽をシンガーソングライター・コトリンゴが担当している。
(C)こうの史代・双葉社/「この世界の片隅に」製作委員会
これまで『この世界の片隅に』は、公開1週目の11月12日・13日に動員数3万2,032人、興収4,704万2,090円で動員ランキング10位を獲得。2週目の11月19日・20日には動員数3万9,638人、興収5,679万8,980円で10位、3週目の11月26日・27日には動員数4万4,048人、興収6,494万9,160円を記録。全国68館で始まった上映は、2週目に68館、3週目に82館に拡大している。
そして、4週目12月3日(土)、4(日)の週末成績は興収6,791万4,220円、動員数4万6,108人に到達。公開館数はさらに5館増加し、87館となっている。前週比104%の興収、全国映画動員ランキングで4位へジャンプアップするなど、右肩上がりに勢いを増している。なお、今週末12月9日からはさらに公開館が3館増え、90館に。累計でおよそ180館での上映が決定している。
『この世界の片隅に』週末興収推移は以下のとおり
(全国動員ランキング、動員数、興行収入、公開館数)
1週目(11/12、11/13) 10位 3万2,032名 4,704万2,090円 63館
2週目(11/19、11/20) 10位 3万9,638名 5,679万8,980円 68館
3週目(11/26、11/27) 6位 4万4,048名 6,494万9,160円 82館
4週目(12/3、12/4) 4位 4万6,108名 6,791万4,220円 87館
『この世界の片隅に』は、第38回ヨコハマ映画祭で日本映画ベストテン第1位に選ばれたほか、作品賞を受賞。また、主演ののんが、審査員特別賞に輝いている。年末から年始にかけての映画賞レースの行方にも注目だ。片渕監督はファンの期待に応えるべく、都内のほかに広島県、山口県、宮城県、静岡県、滋賀県、大阪府、京都府など、全国の映画館で舞台挨拶行脚を行ってきた。今後は、12月8日に広島・呉ポポロと八丁座、12月9日に兵庫・シネ・リーブル神戸、12月10日に東京・109シネマズ二子玉川と立川シネマシティ、12月16日に埼玉・新所沢レッツシネパークを訪れることが決定している。
映画『この世界の片隅に』 は公開中。
映画『この世界の片隅に』
声の出演:のん 細谷佳正 稲葉菜月 尾身美詞 小野大輔 潘めぐみ 岩井七世 / 澁谷天外
監督・脚本:片渕須直
原作:こうの史代「この世界の片隅に」(双葉社刊)
企画:丸山正雄 監督補・画面構成:浦谷千恵 キャラクターデザイン・作画監督:松原秀典
音楽:コトリンゴ
プロデューサー:真木太郎 製作統括:GENCO アニメーション制作:MAPPA
配給:東京テアトル
すずは、広島市江波で生まれた絵が得意な少女。昭和19(1944)年、20キロ離れた町・呉に嫁ぎ18歳で一家の主婦となったすずは、あらゆるものが欠乏していく中で、日々の食卓を作り出すために工夫を凝らす。 だが、戦争は進み、日本海軍の根拠地だった呉は、何度もの空襲に襲われる。庭先から毎日眺めていた軍艦たちが炎を上げ、市街が灰燼に帰してゆく。すずが大事に思っていた身近なものが奪われてゆく。それでもなお、毎日を築くすずの営みは終わらない。そして、昭和20(1945)年の夏がやってきた。