藤原佳奈(mizhen)『マルイチ』がグランプリを含む4賞を受賞! クォータースターコンテストの結果が発表
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QSC5 受賞者 前列右から藤原佳奈(mizhen)の橋本拓也、佐藤みゆき、祝大輔 &「3.14ch」ムランティン・タランティーノ合作映画の祝大輔。 後列右から加速de累加の藤井昇太郎、いかっこの中村ひかり、JUNK YARDの慧美、劇団フルタ丸のフルタジュン、中野劇団の中野守。
第5回クォータースターコンテストの結果発表&授賞式が行われ、藤原佳奈(mizhen)の演劇動画作品『マルイチ』がグランプリを含む4賞を受賞した。
クォータースターコンテストは、WEB上にアップロードして「編集NGの演劇動画作品」を競う大会。審査員は鴻上尚史、鄭義信、別所哲也、行定勲という豪華な布陣。
例年100本近い作品が全国から投稿されてくるが、今回は96作品がエントリーされた。
さらにこの中からスタッフによってノミネート作品11本が選ばれ、これらを上記の審査員が視聴・審査した結果、グランプリと各賞が以下のように決定した。
第5回クォータースターコンテスト 結果一覧
グランプリ
藤原佳奈(mizhen)『マルイチ』
優秀作品賞
祝大輔 &「3.14ch」ムランティン・タランティーノ合作映画『沈黙する◯◯の悪戯』
とりめがね『風俗行ったら、死のうと思』
げきぴあ賞
藤原佳奈(mizhen)『マルイチ』
彩高堂賞
藤原佳奈(mizhen)『マルイチ』
観劇三昧賞
いかっこ『拈華微笑』
浅草九劇賞
劇団フルタ丸『一番デンジャラスな街角で』
ナビロフト賞
藤原佳奈(mizhen)『マルイチ』
BITE賞
中野劇団『夕食』
JUNK YARD『Pink of ♡』
イーオシバイ賞
加速 de 累加『PEEP』
特別感謝状
自己批判ショー(茨城県)、かのうとおっさん(大阪府)
演劇業界人レビュー
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第5回クォータースターコンテスト 結果発表&授賞式の会場の様子
今回のグランプリを獲得したのは藤原佳奈(mizhen)『マルイチ』。
3年間審査員を務めている行定勲は「3年間を通じてかなり気に入っている作品。出ている出演者は自分の映画にキャスティングしたいと思えるほど。」と、内容と俳優を高く評価。
また、同じく審査員を務めた別所哲也は「ダントツで僕はマルイチです。」と熱っぽく語った。
『マルイチ』は、残りの2人の審査員・鄭義信、鴻上尚史も票を入れるという人気の高さで、グランプリのほか、げきぴあ賞、彩高堂賞、ナビロフト賞を獲得した。
また、次点にあたる優秀作品賞を獲得したのは、祝大輔 &「3.14ch」ムランティン・タランティーノ合作映画『沈黙する◯◯の悪戯』と、とりめがね『風俗行ったら、死のうと思』という作品。
『沈黙する◯◯の悪戯』について鴻上尚史は、「2人の人生を描く中で、出会いの時があり、煮詰まった時があり、老後(もしくは死後)に再び出会ってキスをするのが素敵だった。最後、大勢で歌って踊るのに丸め込まれるところがあった。」とコメント。
『風俗行ったら、死のうと思』について鄭義信は「荒い部分もあるが、作者が伝えたいことがとてもストレートで明確。文字の演出もイメージを喚起させるものがある。」と評価した。
審査員の劇評コメント動画
なお、浅草九劇賞を受賞した劇団フルタ丸と、ナビロフト賞を受賞した藤原佳奈(mizhen)は、それぞれ後日劇場を使って公演を打つことになる。
動画だけにとどまらず、実際の舞台を観ることができる日が楽しみだ。
(撮影:山谷真紀子、文:森脇孝/エントレ)
【募集期間】2016年8月1日(月)~10月31日(月)
【場所】WEB上
【主なルール】12分0秒以上、15分0秒以下の演劇動画を作ること。1台のカメラで撮影し、編集はNG。
【賞について・詳しいルール・投稿方法・過去の受賞作品】以下の公式サイトをご覧ください。