男28人全員女役!? あやめ十八番がインド神話に挑む舞台「霓裳羽衣」がまもなく芸劇で上演

2016.12.14
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舞台

あやめ十八番「霓裳羽衣」フライヤー


花組芝居の俳優・堀越涼が主宰するユニット あやめ十八番の舞台「霓裳羽衣」が12月17日(土)から東京芸術劇場シアターウエストで上演される。

あやめ十八番は花組芝居の俳優・堀越涼が主宰する演劇ユニット。クォータースターコンテストでは第3回、第4回と連続で優秀作品賞を獲得した実力派の劇団だ。

今回上演される「霓裳羽衣(げいしょううい)」の出演者は男性のみで、しかも全員が女役を演じる。

STORY

“劫”

一辺、四十里の大岩が、塵と化すまでにかかる時。百年に一度舞い降りる、天女の羽衣の一撫でが、岩を塵へと変える時。悠久の時。無限に等しい時間。

色欲の女神ダーキニーは、破壊神シヴァとの不義密通を、正妻パールヴァティーに見咎められ、“一劫”の間、大岩の下敷きとなる罰を受けた。刑の長さに耐えかねたダーキニーは、人間の少女に大岩を鑿(ノミ)で削るように持ちかける。不老不死の命と引き換えに、少女は鑿を手に取った。それが末代まで続く呪いになろうとは、無垢な少女は思いもせずに。

“贋作女形”達が描くインドの神々と少女に纏わる物語。

堀越涼からコメントが到着!

そして、本番直前で稽古は佳境を迎えている中、主宰の堀越涼から届いたコメントがこちら。

堀越涼 (作・演出・あやめ十八番主宰)
「霓裳羽衣」公演初日まで一週間を切りました。誰も見たことの無い、未知の芝居を創ろうと意気込んでいたのですが、本当に訳のわからない芝居になってしまいました。でも、インド神話って大概めちゃくちゃだから、これが正解なのかなとも思っています。あやめ十八番は今回も、古の演劇を創ります。面倒臭くて時間がかかって、皆があまりやりたがらない、時代に反した舞台です。すごく手間だけれど、僕ら全員、この作品で何者かになろうと企んでいますから、是非劇場まで足をお運びください。男28人、その全員が女役。正気の沙汰ではありません。

あやめ十八番は毎回生演奏で楽しませてくれるが、今回はインド音楽に挑むのだろうか?コメントに「正気の沙汰ではありません」とあるのがとても楽しみだ。

詳細は公式サイトで。

(文:エントレ編集部)

公演情報
あやめ十八番 『霓裳羽衣』

■日程:2016年12月17日(土)~12月21日(水) 
■会場:東京・東京芸術劇場シアターウエスト
■作・演出:堀越涼
■出演:
笹木皓太
堀越涼
(以上あやめ十八番)
北沢洋(花組芝居)
小林大介(花組芝居)
美斉津恵友(花組芝居)
二瓶拓也(花組芝居)
和知龍範
塩口量平
梅澤裕介(梅棒)
熊野善啓(チャリT企画)
田中真之
小坂竜士(辺見プロモーション)
β(WAHAHA本舗)
雨宮慎太朗(レティクル東京座/LIVEDOG株式会社)
菅山望
ミヤタユーヤ
田口真太朗(voyantroupe)
金塚真一
山本周平(アオイオレンジ)
原口紘一
尾﨑宇内(無隣館)
塚越光(INNERSPACE)
佐藤修作(四次元ボックス)
水澤賢人
■音楽:
吉田能(花掘レ)
丸川敬之(花組芝居)

 
▼12/17(土)~19(月)
吉田悠(花掘レ)
▼12/20(火)~21(水)
島田大翼(オペラシアターこんにゃく座)

 
■あやめ十八番「霓裳羽衣」 公式サイト:http://ayame-no18.com/nextstage/
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