橘高文彦、デビュー30周年記念イベントで歴代バンドのボーカリスト4人と熱唱
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出演者全員での「夢のあとさき」パフォーマンスの様子。
橘高文彦(筋肉少女帯、X.Y.Z.→A)が12月10日に東京・Gibson Brands Showroom TOKYOでイベントを行った。
橘高は今夏、デビュー30周年記念として自ら関わってきたAROUGE、Fumihiko Kitsutaka's Euphoria、X.Y.Z.→A、筋肉少女帯の4バンドそれぞれのライブBlu-rayをリリース。今回のイベントはこの4作品を購入した人を対象としたイベントで、応募抽選で選ばれたファン約50名が会場に集った。
Fumihiko Kitsutaka's Euphoriaの「Distress」か会場に流れる中、盛大な拍手に迎えられながら橘高が登場。続いて橘高の呼び込みで、山田晃士(ex. AROUGE、ガレージシャンソンショー)がステージに現れた。2人はAROUGE時代の裏話などで会場を沸かせた後、橘高がアコースティックギターを構え、橘高の20周年記念アルバム「NEVER ENDING STORY」に収録された「指」を披露。山田のパワフルな歌声が響き渡った。
次に登場したのはtezya(Fumihiko Kitsutaka's Euphoria)。アルバム制作時の懐かしい話で盛り上がるのみならず、今後のニューアルバム制作の可能性にまで言及し、会場のファンを喜ばせた。2人が「僕の女神~Infinity Times~」を演奏すると、tezyaの低音ボイスに観客は聴き入っていた。
その後、二井原実(X.Y.Z.→A、LOUDNESS)が姿を現すと会場はさらにヒートアップ。橘高との関西弁トークで、会場は爆笑の渦に包まれた。X.Y.Z.→Aの1stシングル「Don't let the sun go down」でハイトーンボイスを存分に聴かせた二井原に、オーディエンスは惜しみない拍手を贈った。
最後に大槻ケンヂ(筋肉少女帯、特撮)が登場し、橘高との息の合ったトークで観客は大盛り上がり。内田雄一郎のエピソードや本城聡章のモノマネといった筋少メンバーの話題のみならず、空手バカボンやまんが道「ボヨヨンロック」のネタまで飛び出し、会場は笑いで満たされた。2人はその後「週替わりの奇跡の神話」を披露してイベントを締めくくった。
アンコールを受けて橘高は、山田、tezya、二井原、大槻を再びステージに招き、橘高のベストアルバム「DREAM CASTLE ~BEST OF FUMIHIKO KITSUTAKA~」のラストに収録されている、4人がゲスト参加した曲「夢のあとさき」を演奏。橘高の力強いストロークによるアコースティックギターの音に乗せて、個性あふれる4人のボーカリストと橘高が入れ代わり立ち代わり歌声を披露する。そしてサビでは全員で豪快に熱唱。曲が終わって拍手に包まれながら4人のボーカリストが退場したのち、橘高はすべての来場者と握手をしながら見送った。