アルスマグナ 宮澤佐江、マイメロディ、執事歌劇団も登場した『クリスマスプロム』をレポート
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アルスマグナ
アルスマグナSPECIAL LIVE 私立九瓏ノ主学園 クリスマスプロム
2016.12.24 Zepp DiverCity
12月24日、アルスマグナがZepp DiverCityにて『アルスマグナSPECIAL LIVE 私立九瓏ノ主学園 クリスマスプロム』を開催。クリスマスならでは、数々のサプライズも飛び出して、華やかなダンスパーティーとなった。
オープニングは、「HOLY X’MAS NIGHT(EXTENDED MIX)」。クリスマスツリーが飾られたステージで、まずは私立九瓏ノ主学園の風紀委員や生徒たちが期待感を高めてくれていると……ステージセンターの大きなプレゼントボックスに見立てたパネルを破って、赤と白のサンタ服を着た5人が勢いよく登場。しょっぱなから、メイト(アルスマグナファンの総称)のテンションも最高潮だ。
アルスマグナ・神生アキラ
「イヴだ、楽しんでいこうぜ!」と神生アキラが声を上げ、「GAN×2!ACTION」へ。アキラが歌う中、泉 奏、朴ウィト、榊原タツキ、九瓏ケントが大きなクラッカーを次々と弾けさせる場面もあり、アキラがマイクを向けると、メイトも大きくコールしたり、ペンライトを揺らしたりして、熱量がどんどん上がっていく。
「ぴんこすてぃっくLuv」では、奏とウィトに両脇を支えられてくるりと1回転したり、「好きなの」という歌詞のところでフロアを指さしたタツキはじめ、個々の見せ場も。照明を抑えた中で、5人それぞれのイメージカラーのペンライトを手に踊るという演出も、鮮烈だ。
アルスマグナ・泉奏
MCともなるとわちゃわちゃトークで和ませる彼ら。ケントが4人に冬休みの過ごし方を聞いていくと、ウィトは「韓国に帰る」、奏は「実家に帰ります」、タツキは「クリスマスパーティーの準備が」、アキラは「寮に残ります。でも、先生とは一緒に過ごさなくて大丈夫です」とつれない感じで次々とはけ、ケント先生がまさかのクリぼっちに……。かと思うと、2016年に感じた4人の成長と、それぞれへの感謝を語ったケントの言葉に、お互いの信頼感や絆が滲んでいたように思う。
アルスマグナ・榊原タツキ
パクドル
セクシーな歌、ダンス、衣装で魅せたのは“パクドル”。「4月に1stアルバムをリリースして、4月21日にはTSUTAYA O-Eastでワンマンライブを行ないます」と嬉しい報告もして、「SupaStar」では、ロングパンツからあっという間に、イメージカラー・緑の電飾が光るホットパンツ姿になるというイリュージョンも。まさに、スーパースターのオーラを見せつけた。
アキラは、雪が舞い散る演出も見られた「しまおもふ」、タツキもアンサンブルキャストの一員となって華を添えた「イブのスープ」を披露。先のMCでケントが「アキラはアルスの歌をひとりでいつも引っ張っていってくれる」と言ったが、しっとりと美声もまた、彼の魅力。心をこめた歌声で、すっかりハッピーモードに。
アルスマグナ・神生アキラ
「今日はタツキの家でクリスマスパーティー。でも、また部屋に置いてけぼりか……一緒に踊りたいから、魔法を使っちゃおうかな」という、ぬいぐるみ・コンスタンティンのつぶやきから、タツキのソロ「夢路香りて宴と為す」はスタート。すると、途中から擬人化したコンスタンティンが登場。手をつないだり、タツキと息もぴったりな様子に、大歓声が上がった。
マイメロディ、アルスマグナ
私服風スタイリングの5人、ケントに連れられて現われたマイメロディのキュートなダンスにメイトが沸いた、「ココロWORLD」。6月にサンリオピューロランドにて行なわれる、タツキ主催のティーパーティーも今から楽しみだ。兄との確執に苦しむ奏が、葛藤を全身で表現したのは「鏡のダンス」。「僕はアルスマグナでダンスを続けたいんです。もう、兄さんの想い通りにはいきません!」と決意を表明したラストには、グッときてしまった。
さらに、九瓏家の執事として登場した執事歌劇団が九瓏家の秘密を明かした上で、事件をきっかけに翳をまとうことになったケントを「我々がお守りします!」と誓い、「黒魔術」へ。ガストーチの炎がゆらめく中、迫真の舞いで白装束の布をなびかせるケント。その美しさは、畏怖の念を抱くほど。
九瓏ケント
一転、「さぁ、クリスマスはみんな一緒のほうが楽しいね!」という明るい一声で、アキラと奏がハンドマイクで歌ったのはポップな「JUST」。2人で手を合わせたり、肩を寄せ合ったりする姿も素敵だ。
白いキラキラ衣装の5人がステージにそろい、アキラが「まだまだアツくいこう。コールよろしく!」と呼びかけた「炎上ダンシング」。メイトたちのシンガロングも巻き起こった「Q愛DANCIN’フラッシュ」。こうなると、昂りが止まらない。「気分上々↑↑feat. SAE TOKIMIYA」では、なんとサンタ風のミニワンピをまとった朱鷺宮佐江こと宮澤佐江がサプライズ登場! アキラのラップ、奏&ウィト&タツキ&ケントのキックにジャンプ、宮澤のダンスと、いろいろキレッキレだ。
アルスマグナ、朱鷺宮佐江
メンバーもメイトたちもタオルをぐるんぐるん回した「ボクはつづく」を経て、キャスト全員がステージに集合、この日にぴったりなクリスマスソングへ。赤、緑、金のテープも舞って、笑顔の花が満開となった。
アンコールに応え、再びステージに現われた5人。
タツキ「クリスマスにプロムができて幸せ。2017年も笑顔あふれる年にしましょう」
ウィト「イヴにこんな楽しく過ごせて、来年が怖い(笑)。でも、来年のパワーになりました」
奏「アルスマグナのメンバーになって、クリスマスが楽しみになりました。メリークリスマス!」
アキラ「本当に、イヴにこういうことができてよかった。本当にありがとうございます」
ケント「先生も嬉しいです。みんなのイヴは俺がもらった!」
それぞれの言葉も、心を温かくしてくれるではないか。
アルスマグナ
ラストは、メンバーがメイトと楽しみたいと願って生まれ、ソロパートはそれぞれが振付を考えたという「スターメイト」。メンバーコールも、コール&レスポンスも、この日一番の大きさ。いつまでも忘れがたい、最幸のクリスマスプロムとなった。
2017年は、1月にアジアツアーを行ない、3月には再び日本武道館に立つ彼ら。ますます上々な1年になることは、間違いない。
取材・文=杉江優花 撮影=NAITO
アルスマグナ
2016.12.24 Zepp DiverCity
2.GAN×2!ACTION
3.ぴんこすてぃっくLuv
4.physical
5.ダンスナンバー
6.SupaStar
7.しまおもふ
8.イブのスープ
9.夢路香りて宴と為す
10.ココロWORLD
11.鏡のダンス
12.黒魔術
13.JUST
14.炎上ダンシング
15.Q愛DANCIN'フラッシュ
16.気分上々↑↑feat. SAE TOKIMIYA
17.ボクはつづく
18.クリスマスソングフィナーレ
[ENCORE]
19.スターメイト