ついに宇宙規模へ到達!アイスエイジ最新作が日本上陸
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(C)2017 Twentieth Century Fox Home Entertainment LLC. All Rights Reserved.
3月3日、「アイス・エイジ5止めろ!惑星大衝突」のディスクリリースがついに決定しました。2月15日には先行デジタル配信もされるとのこと。非常に嬉しいニュースです。
「アイス・エイジ」といえば2002年に第1作目が公開された海外の3DCGアニメ映画。近年では「ILOVEスヌーピーTHE PEANUTS MOVIE」などを世に送り出したブルースカイ・スタジオの制作作品です。氷河期を舞台に、動物たちの生活をコミカルに描いたエンターテイメント作品。マンモスのマーニーを山寺宏一さんが、サーベルタイガーのディエゴを竹中直人さんが、オオナマケモノのシドを爆笑問題の太田光さんが務め、日本でもヒットシリーズとなり第3作目まで劇場公開を果たしたシリーズです。
そんな本シリーズも残念ながらシリーズ第4弾「アイス・エイジ4パイレーツ大冒険」より変化が起きます。北米公開を果たした2012年末、日本では、劇場公開が行われずBlue-ray・DVDリリースを遂げました。俗にいう“ビデオスルー”作品となってしまったのです。この4作目からディエゴ役の竹中直人さんも声優石塚運昇さんにバトンタッチとなりました。
いかんせん、ビデオスルーとなると「2級品に落ちてしまったのかな?」という印象も与えかねませんが、なんてことはない。アイス・エイジはここからが本番!「アイス・エイジ5止めろ!惑星大衝突」は言葉通りシリーズ最大のスケールで描かれた作品となっております。
これまでも海面上昇や大陸大移動などの環境変化が、登場キャラクターを襲い来るアイスエイジシリーズですが、最新作となる「5」ではついに隕石衝突という災害が登場人物たちに襲いかかります。そのきっかけを作るのが本作のマスコットキャラクターのスクラット。これまでも彼がドングリを求める為のアクションが、結果的に登場人物たちに思わぬ試練を与えてました。そんな因果関係に我々は度々笑わされてきましたが、本作でもそのストーリー構造はそのままに、因果のスケールを宇宙規模にまで拡大!スクラットのドングリへの愛がまさかの隕石衝突までに発展してしまうのだから衝撃的です。狂言回しとしていままででも一番の大仕事を果たすスクラットに要注目です。
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そして「5」ではこれまで登場してきたキャラクターも勢揃いするのも非常に嬉しいところです。
「3」で登場したハイテンションなイタチのバックは、残念なことに「4」では未登場となったのですが、今回の「5」では再登場!そのハイテンションと軽快なアクションはそのままに登場キャラクターをリードしてくれます。中でも、一人で翼竜相手に恐竜の卵を奪い取る1カットのシーンは、アニメーションだからこそ出来たと言える見事な映像となっています。
劇場未公開作となった「4」より登場した、シドの祖母であるグラニーばあちゃんも大活躍。ヨボヨボのご老体でありながら、なかなかしぶとく生き延び続けるマイペースっぷりを本作でも発揮します。
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そしてついに5作目にしてシドの恋人も登場!?新キャラクターも登場します。実はこのメスのオオナマケモノにも驚きの秘密がありますがそれは本編をお楽しみに。彼女の抜群の歌唱力にも注目です。
隙さえあればボケ倒してくるサブキャラクターがあまりにも多すぎて、本編中のボケ倒しっぷりは異常とも言えるほど。よくぞこれだけのキャラクターを抱えながら一作品を作り上げたと感心してしまいます。
しかも、そんな山盛りのギャグアニメのはずなのに、しっかり最後にはウルッとくる感動エピソードに仕上げてあるのだから憎い。父親となった主人公マーニーと娘のピーチ、そしてその婚約者となろうとしているジュリアンの三人の物語として、しっかり一本のドラマになっています。隕石が降ってきたり、ギャグキャラクターが無茶苦茶やってる中でこのドラマを成立させるところは見事。このバランス感覚はもはや職人芸です。
映画作品はナンバリングを経ていくごとに『売れるから出してる』と穿った見方をしてしまったりもしますが、主人公マーニーの物語を延長させながら、しっかりスケールアップを果たしているアイスエイジシリーズは、そんな斜に構えた見方のできない高品質のアニメーションシリーズと言えるのではないでしょうか。
日本では劇場でその力を発揮できませんが、この日本上陸こそ“スルー”しないで是非多くの人に体験して欲しいです。
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20世紀フォックス ホーム エンターテイメント ジャパン