「もう負けたくないんです」BOYS AND MEN、武道館ライブ詳細レポート 夢のステージで見せた極上のエンターテインメント

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BOYS AND MEN ライブ2017 in 武道館~One For All, All For One~
2017.1.7 日本武道館

名古屋発の男性10人組グループ・BOYS AND MENが、1月7日に初の日本武道館公演『BOYS AND MEN ライブ2017 in 武道館~One For All, All For One~』を開催。笑いあり、涙あり、驚きあり、約6年の活動の集大成と未来への希望を、堂々と見せつけてくれた。

スタイリッシュなオープニング映像と乱れ飛ぶレーザー光線が期待感をとことん高めたかと思ったら、まず登場したのは警部役・水野勝と刑事役の辻本達規。BOYS AND MENの小林豊が行方不明になったために捜索中で、BOYS AND MENのメンバーに聞き込みが始まったわけだが、まさかしょっぱなからコントが繰り広げられるとは。小林の母、サザエさん風ヘアスタイルにエプロン姿の豊子(ゆたかこ)が登場しててんやわんやしていると、「こうなったら豊抜きでやるしかない。どんな緊急事態でも乗り越えられるのが俺たち!」と決意する田中俊介。すると、「もういいんじゃないですか」と、豊子のつけ毛を取る辻本。そう、小林は、初めて日本武道館に立つにあたり、みんなを団結させるためにひと芝居打ったのだ。だが、「よし、最高のライブにするぞ、みんなついてこい!」と駆けだした田中とは逆方向に走っていく小林、本田剛文、勇翔、平松賢人、土田拓海、吉原雅斗。しばらく姿を消していたと思ったらボロボロの姿で登場し、映画『君の名は。』に関するネタも披露する田村侑久。笑いにもこだわるボイメンらしさは、初の武道館でも健在だ。

暗転後、大きなスクリーンに映し出されたのは、2010年に結成して以降の記録映像。最初は5人だけだった動員が、地道な活動、チラシ配りを続けるうちに少しずつ増え、ついに夢の大舞台に立つことになった10人。どうしたって、胸がアツくなる。

和楽器の音が響く中、和傘を手に姿を現わした10人。1曲目は、「男は歌舞いて花となれ」だ。花道を通ってセンターステージへと進んだ水野、“尾張の神風BOYMENが”という冒頭のセリフからして、実にいなせ。和傘を扇子に持ち替え、吉原が見せ場を作ったり、田村が高くジャンプしたりと、瞬きする間も惜しいほど。

上下2段に5人ずつ分かれ、スタンドマイクで歌った「グッジョブ!ムチューマン」。オーディエンスが大きくコールした「ヤンファイソーレ」。センターステージで賑やかに自己紹介していった「Fight&Fire」。BOYS AND MEN研究生であるBMKがチアリーダーに扮し、一緒にボンボンを手に踊ったご当地ソング「なごやめしのうた」。「ARC of Smile!」では、辻本と平松が、勇翔と吉原が肩を組んだり、小林と土田がジャレたりして、目も耳も楽しい。

王子様な白い衣装に身を包み、優しい笑顔で歌い、ターンも麗しくきめたのは「Wanna be!」。「チョコレートプリンス」では、次々と甘い言葉を放ったり、小林と吉原、水野と本田それぞれが2人で一緒にハートマークを作ったりして、胸キュンすぎる。

和尚に扮した水野が進行役となって、ボイメン寺の小坊主軍団たちが繰り広げたリズムゲームでは、負けた人がBMKのメンバーにハリセンでしばかれるという、容赦ないお仕置きをされる羽目に。ゲームももちろん、ガチで臨むのが彼ら。だから、お腹が痛くなるほどに笑ってしまう。

水野と辻本が懐かしの歌番組MCに扮した映像では、BOYS AND MENの人気曲TOP10を発表。ベスト3はグループ内ユニットである誠の「Lovely Monster」、同じくYanKee5の「バリバリ☆ヤンキーロード」、それから「ニッシンゲッポー」となったわけだが……なんと、「Lovely Monster」をYanKee5のメンバーが、「バリバリ☆ヤンキーロード」を誠のメンバーが、「ニッシンゲッポー」をBMKが、それぞれの衣装と小ネタ満載のモノマネヴァージョンで魅せてくるとは!

一転、「雫」では刀を手に華麗な殺陣を披露。「BOYMEN NINJA」では、弓や長槍なども用いながらアクロバティックにパフォーマンス。歌、ダンス、笑い、アクションと全方位に長けた彼らは、まさにエンターテイナーだ。

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「武道館は夢の舞台だったから、本当に嬉しいです。今回はこうしてみなさんに連れてきてもらったけど、次は胸を張って僕らがみなさんを連れてきたい。新しい夢ができました」と、感慨深げにそう言った本田。「どれだけバカにされても、みんなに元気を届けたいという一心でここまできました。これからも、夢は叶うと信じて歩いていきます!」と決意を新たにした水野。「One For All, All For One~夢は叶えるもの~」で、土田、辻本、平松の頬に、光るものが見えた。そして、たくさんの揺れるペンライトに灯るのは、ファンの愛なのだなとも思った。

大和男子のソウルが燃えたぎる「YAMATO☆Dancing」で本編を締めくくった彼ら、アンコールでは最新の学ラン衣装で登場。氣志團が楽曲提供した全編四字熟語の「GO!! 世侍塾 GO!!」、西城秀樹のヒット曲「YOUNG MAN(Y.M.C.A.)」をアレンジした「ヤングマン~B.M.C.A.~」とたたみかければ、一体感は増すばかり。

「もう負けたくないんです。ここはゴールでもあり、スタート。怒涛の追い上げを見せます!」という平松の頼もしい言葉を受け、「Power Of Dream」へ。センターステージへと進みながら、小林と土田が肩を組んだり、田村と吉原が手をつないだり。10人の絆、10人とファンの絆は、決して揺るがない。

鳴り止まない声援に応えてのダブルアンコール。田村が涙を見せた「We never give up -もう一度-」では、辻本が吉原を肩車したり、小林と本田が肩を組む姿も。田中がファンやスタッフ、さらに「こんなめんどくせぇ俺たちをずっと引っ張って支えてくれた」と水野への感謝を口にすると、ついに水野が男泣き。今どき、泥臭いのかもしれない。でも、それがBOYS AND MENの魅力だ。

ダブルアンコールでは、背中に大きく“全国制覇”と刺しゅうされた学ラン姿で所属事務所の社長・谷口誠治氏が登場し、『社長がラジオで言ったから有言実行! 47都道府県ツアー』の開催を緊急告知。社長もBMKも加わり、最後はメンバーカラーのバルーンが投入される中、「Chance for Change」を笑顔で大合唱。ひとつの大きな夢を叶え、自信を胸に新たに歩み始めたBOYS AND MEN 。2017年はますます胸躍らせてもらえる1年に、きっとなる。


取材・文=杉江優花

セットリスト
BOYS AND MEN ライブ2017 in 武道館~One For All, All For One~
2017.1.7 日本武道館

1. 男は歌舞いて花となれ
2. グッジョブ!ムチューマン
3. ヤンファイソーレ
4. Fight & Fire
5. なごやめしのうた
6. ARC of Smile!
7. まえのめりMinority
8. ALIVE!(BOYS AND MEN研究生)
9. Wanna be!
10. チョコレートプリンス
11. ボクたちのONE(BOYS AND MEN研究生)
12. Lovely Monster
13. バリバリ☆ヤンキーロード
14. ニッシンゲッポー(BOYS AND MEN研究生)
15. 零
16. BOYMEN NINJA
17. ドドンコ Don’t worry(BOYS AND MEN研究生)
18. One For All, All For One ~夢は叶えるもの~
19. YAMATO☆Dancing
[ENCORE1]
20. GO!! 世侍塾 GO!!
21. ヤングマン~B.M.C.A.~
22. Power Of Dream
[ENCORE2]
23. We never give up -もう一度-
24. Chance for Change

 

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