ファイナルファンタジーを愛するすべての人がプレイするべき―《リアル脱出ゲーム×『FINAL FANTASY XIV』“大迷宮バハムートからの脱出”》テストプレイレポート
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『大迷宮バハムートからの脱出』メインビジュアル
MMORPG『ファイナルファンタジーXIV』(以下:FF14)と「リアル脱出ゲーム」がコラボレーションした《リアル脱出ゲーム×『FINAL FANTASY XIV』“大迷宮バハムートからの脱出”》が、2017年2月10日より、東京のZepp DiverCityをはじめ、全国5都市・計6会場で順次開催される。2月からの本開催に向けて、昨年12月には関係者らによるテストプレイを実施。どんな内容になっているのか、その模様をレポートする。なお、本開催までに、映像をはじめ演出全般が大幅アップグレードされる予定のため、「※画面は開発中のものです」というお約束のもとチェックしてほしい。
“光の戦士”となりバハムートの復活を阻止せよ
「リアル脱出ゲーム」といえば、現実世界を舞台に、制限時間のなかで謎を解き、会場からの脱出を目指す体感型イベントだ。これまで数多くのゲームやアニメとのコラボが実施されてきたが、今回は『FF14』のなかでも屈指の難関ダンジョン“大迷宮バハムート”の世界が再現された。プレーヤーは”光の戦士”となり、60分後に迫る龍神バハムートの復活を阻止するべく、大迷宮(会場)を冒険。数々の謎や暗号を解きながら、モンスターと対峙していくことになる。
物語の舞台となるのは、龍神バハムートが灼熱の業火で焼き尽くした地・エオルゼアだ。5年前、「光の戦士」たちの活躍によってバハムートは消滅し、世界は破滅から救われたはずだった。ところが巨大遺跡の地下深くで、バハムートは今、復活を遂げようとしている。残された時間“60分”で、はたして復活を阻止できるのか――。
今回の脱出ゲームでは、『FF14』のもつ美麗な世界観も忠実に再現。美しい映像と、幻想的な音楽の演出により、『FF14』の世界に入り込むような感覚が味わえる。ちなみに、『FF14』をまったくプレイしたことがなくても心配は無用。ストーリー、システムとも、「ファイナルファンタジー(以下:FF)」シリーズ自体に初めてふれる人でも楽しめるようになっている。
大迷宮に潜むボスを倒しバハムートのもとへ
今回は6人パーティで進行するため、会場に入ると、まずは受付で参加者のグループ分けを実施。もちろん1人での来場でも問題はなく、スムーズにパーティを組んでもらえる。
グループ
この日の関係者向けテストプレイには、6人×6パーティの計36人が参加。パーティごとに集結したところで、まずは美麗なオープニングムービーがステージに映し出された。
ムービーには、マザークリスタルをはじめ、カヌ・エ・センナ、ラウバーン、メルウィブら、エオルゼア3国のトップが登場。龍神バハムートが復活を遂げようとしており、世界に危機が迫っていることが語られる。「FF」シリーズお決まりの楽曲「プレリュード」が、プレーヤーたちを早くも幻想的な世界に引き込んでいた。
オープニングが開けると、まずはパーティ6人が、それぞれの“ジョブ”を決めるところからスタート。用意されたジョブは、ナイト、黒魔道士、白魔道士、狩人、シーフ、吟遊詩人の6つ。カードの裏面には、ジョブごとにいくつかのアビリティが記載されており、各モンスターとの戦いのなかで適切に使っていくことになる。また、メンバーのうち一人は、助っ人である「モグ」を一緒に連れていく。
ジョブが決まると、いよいよゲームスタート。プレーヤーたちの目の前には、大迷宮の最深部「バハムートの間」への入り口があるが、まだその門は固く閉ざされている。迷宮の奥へ進むには、ファイナルファンタジーお馴染みのモンスターたちを倒す必要があるのだ。どんなモンスターが登場するのかはプレイしてのお楽しみ。
まずは最初のモンスター(ボス)を倒すべく、謎が散りばめられたシートを一つひとつ解読していく。ボリュームが多く、会場内を歩いて手がかりを探す必要もあるため、6人でうまく手分けして進めるのが攻略への近道だ。
必要な情報やアイテムを仕入れたら、ボスを倒す“コマンド”を考えて、いよいよバトルへ。考えたコマンドが正解だと、ボスの元へ進むことができ、実際に戦闘をすることになる。この戦闘にも、「FF」ファンなら思わずニヤリとするような演出があるため要注目だ。勝利を収めると、次のステップへの新たな謎が提示される。
すべてのモンスターを倒し、ある重要な装備を手に入れると、「バハムートの間」へ挑む資格が得られる。ただし、そこまでの攻略は決して楽ではない。ましてやバハムートに関しては、『FF14』と同じく、その強さは尋常ではないため覚悟が必要だ。60分という制限時間のなかで、6人のスピーディーな舵取りが求められる。
コントローラーがなくとも、プレイ感は「FF」そのもの
全体を通じた攻略の鍵をあげるなら、パーティ6人の連携だ。大量の謎を解いたり、大迷宮に散りばめられた謎解きのヒントを収集するには、やはり分業が効率的。一方、各モンスターに対するコマンドを練る上では、6人それぞれのジョブがもつアビリティの情報共有も欠かせない。『FF14』の“大迷宮バハムート”を攻略するときのように、パーティ間の綿密なコミュニケーションが大切になる。
なお、ボス攻略では自分たちでアビリティを選択して戦いに挑む。不正解であれば敗北してしまい、また選択のやり直しだ。闇雲に選択していてはボスを攻略できない。このあたりは、『FF14』にとどまらず、各「FF」シリーズで節目のボスに挑む感覚と近いかもしれない。コントローラーこそ使わないが、随所から「FF」成分が滲み出し、確かに「FF」をプレイしている感覚になるのが面白い。
この日プレイした6つのパーティのうち、制限時間の60分以内にバハムートを倒せたのは、実に1パーティだった。ただし、自分のパーティがクリアならずとも、エンディングまで目が離せない展開が用意されている。腕に覚えのある『FF14』ファンはもちろん、「FF」シリーズを愛する人ならば、ぜひ挑戦してみてほしい。
レポート・文・写真:小林真之輔
―世界終焉まで、残り60分。―
【ストーリー】
かつて、数千年の眠りから目覚めた龍神バハムートは
灼熱の業火でエオルゼア全土を焼き尽し
世界を滅亡の危機へと追い込んだ……。
その破滅から世界を救ったのは、大賢者ルイゾワと「光の戦士」たち。
彼らの活躍によりバハムートは消え去り、エオルゼアは再生され、世界は平和を取り戻した。
それから5年……。
消滅したはずのバハムートは、巨大遺跡の地下深くで、復活を遂げようとしている。
復活まで残された時間は「60分」。
あなたは仲間とともに、バハムートの復活を阻止することができるだろうか?
――エオルゼア全土を巻き込む壮絶な戦いが、今、始まる。
<東京公演>
【会場・日程】
Zepp DiverCity
2/10(金) ~ 2/12(日)
3/17(金) ~ 3/19(日)
Zepp Tokyo
3/3(金) ~ 3/5(日)
<名古屋公演>
【会場・日程】
Zepp Nagoya
2/17(金) ~ 2/19(日)
3/10(金) ~ 3/12(日)
<大阪公演>
【会場・日程】
Zepp Namba
2/23(木) ~ 2/26(日)
3/24(金) ~ 3/26(日)
<札幌公演>
【会場・日程】
サッポロファクトリーホール
4/28(金) ~ 4/30(日)
<福岡公演>
5/11(木)~5/14(日)
【料金】
前売一般 3,600円
前売グループ
当日券 4,100円