歌い、継ぐ! 永六輔さんの言葉がきらめく名曲の数々1月20日、22日に横浜・KAATで追悼コンサート
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スペシャルゲストにさかいゆう、大竹しのぶ、山崎まさよしら
永六輔さんが亡くなって半年あまり。今も私たちの心を強くとらえるのは、作詞家でもあった永さんの言葉がきらめく「上を向いて歩こう」「見上げてごらん夜の星を」「遠くへ行きたい」などの歌の数々。横浜市のKAAT神奈川芸術劇場で1月20日と22日に開催される『歌い、継ぐ』~永六輔さん追悼コンサート~は、それらの作品を、私たち日本人がこれからも歌い継いでいくための出発点。名コンビだった作曲家の中村八大さんを父に持つ中村力丸プロデューサーのもと、NHK連続テレビ小説「あまちゃん」での親しみやすい音楽で知られる大友良英を音楽監督に迎えたコンサートは、日本のポップスの明日を考える上でも貴重な機会になりそうだ。
世代を超えた豪華出演者が集結
出演は中村が「父と音楽面での盟友」だという男性4人組ボーカルグループのデューク・エイセス、そして抜群の歌唱力を持つ全員高校生の女性6人組ボーカルグループ「Little Glee Monster(リトル・グリー・モンスター)」と、世代を超えた夢の共演が実現。さらに永さんの孫で俳優の育之介も登場。永さんのお別れの会で詩の朗読をした表現者としての才能を発揮する。大友良英が率いるスペシャルバンドでの演奏も披露。20日にはさかいゆう、22日には大竹しのぶと山崎まさよしも登場する。
永さんの言葉今こそ必要
中村は「大友さんのジャンルにこだわらない姿勢に父と通じるものを感じました」と話せば、大友は「八大さんや永さんの楽曲は空気のように聴いてきました」と返し、息もぴったり。大友は「世の中が大きく動き、先が見えにくい時代にしっかりとモノを言う大人の存在ってすごく大切。だから永さんの不在による欠落感はとても大きい」と惜しみながらも、「永さんの思いを受け継ぎ、楽しいコンサートにしたいです」と音楽面のブラッシュアップに余念がない。中村も「シンプルだけど深い永さんの言葉が今だからこそ必要とされるんです」と力を込めた。
(文・阪清和)
■会場:KAAT 神奈川芸術劇場<ホール> (神奈川県)
デューク・エイセス
大友良英
Little Glee Monster
育之介
大友良英スペシャルバンド
さかいゆう(1月20日のみ)
大竹しのぶ / 山崎まさよし(1月22日のみ)
■演出:佐藤剛(ファイブディー・ラボ)
■音楽監督:大友良英
■制作協力:
永良明(オフィス六丁目)
土屋由美(オールスタッフ)
■制作:大島博文(アンクル・キュウ)/松尾文美
■プロデューサー:中村力丸(八大コーポレーション)
■後援:TBSラジオ
■企画製作:KAAT神奈川芸術劇場
■問い合わせ:0570-00-3337 サンライズプロモーション