笑い、汗、涙!BOYS AND MEN武道館ライブ大成功 &47都道府県ツアー決定!
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東海エリア出身&在住のエンターテインメント集団・BOYS AND MEN(通称ボイメン)が、2017年1月7日、初の東京・日本武道館公演「BOYS AND MEN ライブ2017 in 武道館 ~One for All, All for one~」を開催した。結成7年目でかなえた夢の舞台、武道館ライブの様子をレポートする!
この日のライブはまさかの“コント”から始まるという、ある意味でボイメンらしい構成。メンバーを団結させるために小林豊がひと芝居打ち、それを刑事に扮したリーダーの水野勝と辻本達規がメンバーに聞き込みをして回るという内容で、その時間はなんと20分!爆笑によって武道館がボイメン色に染まると、ステージは暗転。2010年結成当初の動員5人のライブや、チラシ配りの様子など、今に至るまでの10人の活動が映像で映し出された。感動が会場を包む中、学ラン衣装に身を包んだメンバーが登場。和傘や扇子を使った「男は歌舞いて花となれ」のパフォーマンスが始まると、観客の盛り上がりは一気に最高潮に!
「グッジョブムチューマン」「ヤンファイソーレ」と盛り上がる曲を続け、自己紹介ソング「Fight&Fire」では“武道館ライブ用のセリフ”を各メンバーそれぞれが花道の先端で披露。続いてチアリーダーに扮したBOYS AND MEN研究生と共にステージに登場し、賑やかに「なごやめしのうた」を歌い上げる。会場中にこだましたファンの黄色い声が印象的だった。
冒頭のコントからもわかるように、今回のライブは歌だけではない。水野が和尚、そのほかのメンバーが小坊主となって行ったリズムゲームでは、罰ゲームとしてボイメン研究生にハリセンで叩かれたり、ボイメンベストテンとして水野と辻本がザ・ベストテンの某有名司会者に扮して曲を発表するコントVTRが流れたりと、お笑いの一面も見せてくれていた。と思いきや、次の「雫」では刀を手に華麗な殺陣、「BOYMEN NINJA」では、弓や長槍などを使ったアクロバティックなパフォーマンスを披露。見どころ満載に練られたライブ構成で、約3時間半の時間はあっという間に過ぎていく。
終盤のMCで本田剛文が「この舞台には応援してくれる皆さんに連れてきてもらった。次は胸を張って自分たちが皆さんを連れてきたと言いたい。新しい夢ができました」と思いを伝えると、水野も「不可能と言われる夢に挑戦し続ける姿で、応援してくれている人たちに勇気を与えたい。今後も、『夢は諦めなければ必ず叶う』ということを、どれだけバカにされようともずっと伝えていきたい」と決意を新たにした。2016年に公開された映画の主題歌であり、今回の武道館のライブタイトルでもある「One for All, All for one ~夢は叶えるもの~」を、今までの苦労をねぎらうように肩を組みながらメンバーが歌い上げるさまは、会場の観客も感涙を誘った。2016年を走り抜けたキラーチューン「YAMATO☆Dancing」で一旦本編を締め括ると、すぐにアンコールの声があがる。
アンコールでは最新の和学ラン姿で登場し、氣志團が楽曲提供した「GO!! 世侍塾 GO!!」を披露。続く「ヤングマン~B.M.C.A~」ではペンライトを持って一緒に踊る観客の姿も多く見られ、会場の一体感は最高潮に。
MCではボイメンの兄貴分である田中俊介が「なんにも持ってない“ゼロ”からスタートして、武道館に立っている。名古屋の雑草集団がここまでやれるんだ!という姿を今後も見せていきたい」と伝えると、最年少の平松賢人も「武道館の舞台に立てるとは思っていなかった。本当に皆さんに支えられている。だからこそ…もう負けたくないんです。ここは、ゴールでありスタート。ここから怒濤の追い上げをみせます!」と力強く言い放った。直後の「Power Of Dream」で、メンバー全員が花道へと歩きながら歌い上げると、彼らはもちろん観客も瞳に大粒の涙をいくつも浮かべていた。
鳴りやまない声援に応えたダブルアンコールでは、グループのテーマ曲とも言える「We never give up -もう一度-」を熱唱。メンバーそれぞれが肩を寄せたり手を繋いだりと絆を確かめ合いながら歌うなか、田中が「ここまで来られたのは、社長やファンの皆さん、スタッフ、そして、…お前のおかげだよ、勝!」と水野への感謝を口にする。その言葉に誘われた男泣きを見せながら「オレのおかげじゃねぇよ、みんなだろ!」と言う水野のもとには次々とメンバーが集まり、「お前じゃなかったら、オレたちバラバラになってたよ。まとめてくれてありがとう」と声をかけた。まさしくボイメンらしい、アツさと絆、勇気をもらえる武道館公演となった。
その後、学ラン姿で登場した所属事務所社長・谷口 誠治氏が、この夢の舞台で47都道府県ツアーの開催を発表。これは、2月18日(土)の岐阜公演を皮切りに、2月27日(月)の東京公演を経て、三重公演の5月4日(祝)まで約3か月間にわたって開催されるもの(愛知公演、大阪公演についての日時は追って発表される)。まだ一度も行ったことのない土地でライブすることについて、武道館公演後のメンバーに心境を尋ねると、「今まで都市のライブに来られなかった人たちに会いに行ける機会!すごく嬉しい。ぜひ現地でもチラシ配りをしたい」(田村侑久)、「ボイメンが見るために名古屋に行きたいなと思ってもらえたら嬉しい。もちろん、僕たちもその土地の魅力を知って伝えられるようになりたいです!」(本田)、「挨拶をはじめ、ファンの皆さんと言葉を交わしたり近くで触れ合えたりするのがオレたちの強み。暑苦しくて泥臭いけど、ずっとやってきたボイメンの基本をぶつけて、全国制覇を目指したい」(田中)と思い思いにその意気込みを語ってくれた。
日本武道館を経て、名古屋から全国への夢をさらに引き寄せたBOYS AND MEN。2017年は、47都道府県ツアーでも彼ららしい“無我夢中のパフォーマンス”を魅せ、さらに大きな存在へと成長していくに違いない。【東海ウォーカー】