落語家立川志らくが、ZAZEN BOYSと対バン。

落語家立川志らくが、ZAZEN BOYSと対バン。

師である立川談志から受け継いだものを今に伝える伝道師として活躍する落語家立川志らくが、今年で入門30周年を迎える。

そのアニバーサリーイヤーに様々な記念公演を行っている志らくが、第四弾公演として発表したのはなんと、あの向井秀徳率いる孤高のロックバンド、ZAZEN BOYSとの共演。

現在、落語界では様々なジャンルの表現者と共演する企画が増えており、そのようなコラボレーションが刺激となって、新たな落語ファンを増加させているという現状があるが、大抵、ミュージシャンやバンドと共演する際はゲスト扱いとなり、あくまでも公演に華を添える程度でしか機能していないものがほとんどだった。

だが、その点、この両者は2009年にも共演の経験があり、また、今回のこの企画でZAZEN BOYSは、主催者であり主役の立川志らくと同列に並べられており、そこに志らくの新たなものを生み出そうという意気込みが十分に感じられる。

両者の共通点は、ずばり既成概念にとらわれずに我が道を行く開拓者のマインド。

そんなマインドをもつエッジの立った2者のコラボレーションからいったい何が生れるのか。

このコラボレーションは、現場に足を運んで肌で感じなければ体験し得ないマジックを生むだろう。

落語を生で聴いたことのない人にも、おススメ。