テーマは“BEYOND THE MOTOR” 第45回東京モーターショー2017が28日より一般公開
BEYOND THE MOTOR。クルマを超えた先には何が待っているのだろう。『第45回東京モーターショー2017』はその変化、変革を知る良い機会になるはずだ
BEYOND THE MOTOR-。1954年に日本で初めて開催されたのが東京モーターショーだが、あれから60有余年を経て日本の、いや世界のモータリゼーションが大きな変革期を迎えようとしている。まさに時代の目撃者となりうる今を生きる多くの人たちに、各自動車メーカーが唱えているのがこの“BEYOND THE MOTOR”というメッセージだ。
今回の『第45回東京モーターショー2017』では自動車産業の枠を超え、さまざまなアイデアやテクノロジーを取り入れ、「これまでのモビリティの価値を拡張していく」というビジョンのもと、大きく生まれ変わるための取り組みを始めるという。
この45回目となる『第45回東京モーターショー2017』を新たなスタート地点と捉え、各社がさまざまなコンセプトカーやイベントを展開。自動車メーカーだけでなく、情報通信、環境・エネルギー、都市、先進素材などを手掛ける民間企業や行政機関なども出展しており、各分野の最先端のプレゼンテーションを見ることができる。
トヨタの豊田章男社長が「競争相手とルールが変わろうとしている。(トヨタの)等身大の姿を見つめ競争力を磨きたい」と話したように、すでに自動車業界の枠組みはその中に納まらないほど大きくなってきている。IoTの進化などにより、クルマに限らずすべての商品が、都市や人とよりつながりを持つようになっている。そういう世の中の変化にいち早く対応してきたのも自動車メーカーだ。エネルギーの形態も変わってきており、『第45回東京モーターショー2017』ではこれからの時代に合わせた自動車、そして自動車メーカーやそれを取り巻く各業界、企業、団体などの取り組みやプレゼンテーションも見られるだろう。
『第45回東京モーターショー2017』は10月28日(金)~11月5日(日)まで東京ビッグサイトで一般公開される。日本の乗用車メーカー全9社のほか、ポルシェやメルセデスベンツ、BMWなど海外メーカーも多く参加する。“BEYOND THE MOTOR”とは何なのか。ぜひその目で確認してほしい。