楠本桃子のゲームコラムvol.61 二人の恋に、涙がポポロ『ポポロクロイス物語Ⅱ』
※製品紹介サイトより引用
あけましておめでとうございます!!
今年も楠本桃子のゲームコラムをよろしくお願いいたします。
新年一発目に紹介する作品は『ポポロクロイス物語Ⅱ』!
2000年1月27日にソニー・コンピュータエンタテインメントから発売された本作は、PlayStation用のRPGであり、
『ポポロクロイス物語』シリーズの三作目。
本作の前日譚となる『ポポロクロイス物語』、外伝的作品の『ポポローグ』が旧作として発売されています。
ポポロクロイスシリーズの中でも屈指の感動ストーリーは、多くのプレイヤーの胸を打ちました。
今回は、冬の寒さでもこころ暖まる『ポポロクロイス物語Ⅱ』の魅力をお伝えします。
【『ポポロクロイス物語』を受け継いだ正統派続編】
※製品紹介サイトより引用
本作のシステムやキャラクターは、シリーズ一作目である『ポポロクロイス物語』を引き継いでいます。
もちろん、新しいキャラクターも登場し、演出面もパワーアップ。
人気声優によるボイスも追加され、より物語を楽しめる作品となっています。
暖かみのあるドット絵は感情表現も豊か。
戦闘中もよく動き、よく喋るキャラクターに、いつしか愛着がわいていること間違いなし!
一作目で出会った仲間たちも、たくましく成長をしています。
物語の途中で再生されるアニメーションのクオリティも高く、ゲームのマンネリ化を防いでくれます。
前作と比べて仲間キャラも増え、パーティーも自由に組むことが可能となった本作。
魅力的なキャラばかりのため、誰を連れて歩くのか、嬉しい悩みが尽きることがありませんでした。
シリーズとしては3作目となる本作ですが、旧作をプレイしていないユーザーにもオススメ。
前作のエピソードを知らなくても、十分に楽しむことができます。
旅の途中、訪れた先々で入手可能な"おみやげ"や"モンスターカード"の収集、とあるキャラクターの特技修得イベントなど、やりこみ要素も多数存在。
冒険中の息抜きとして、気軽に楽しむことができます。
【二人の恋に、涙がポポロ。】
※製品紹介サイトより引用
本作のキャッチフレーズは『二人の恋に、涙がポポロ。』という一文。
このキャッチコピーが表現しているように、本作のストーリーはシリーズでも屈指の感動物語。
後のシリーズにも繋がる、大変重要な物語となっています。
主人公である"ピエトロ王子"と、森に住む魔女である"ナルシア"。
二人の純粋な恋と冒険に、エンディングでは多くのプレイヤーが涙しました。
難解な世界観や単語も出てこないため、まるで絵本を読むかのようにわかりやすい本作。
親子でのプレイもオススメです。
ストーリーを進めていくとNPCとの会話も変化するため、何度も会話をすることで、より『ポポロクロイス』の世界に愛着が出てきます。
丁寧で細かいキャラと世界観の描写は、今もなおポポロシリーズが愛されている理由となっています。
ピエトロと共に旅をし、ピエトロと共に成長する……、そんなプレイの仕方がとてもしっくりとくるRPGです。
【大人も子供もおじいちゃんも、誰もが手軽に楽しめるRPG】
※製品紹介サイトより引用
本作はゲーム自体の難易度も低めに設定されているため、幅広いユーザーが楽しめるRPGとなっています。
システム面はもちろん、ストーリー面も子供から大人まで、すべての人に理解しやすくなっている作品です。
バトルはコマンド入力型の簡単なものでありアクション要素もなく、自分のペースでのんびりと進めることができます。
レベル上げの必要もほとんどなく、サクサク進むことができるため、コアゲーマーの方は少しだけ物足りなさを感じてしまうかもしれません。
しかし、ラスボスより強力な敵も存在するため、最強を目指すプレイヤーはその敵の劇はを狙ってみるのも良いでしょう。
現在はゲームアーカイブスでの配信も行われているため、更に手軽に遊ぶことができます。
『ポホロクロイス物語Ⅱ』は、就寝前の落ち着いたひとときにも寄り添ってくれるあたたかいRPGです。
PSPにダウンロードして、ベッドの中でゆっくりとプレイしてみてはいかがですか?