小沢健二ツアーが開幕、満島ひかりがバンドメンバー務める

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2018.4.24
「春の空気に虹をかけ」東京・東京国際フォーラム・ホールA公演の様子。(撮影・奥山由之)

「春の空気に虹をかけ」東京・東京国際フォーラム・ホールA公演の様子。(撮影・奥山由之)

小沢健二のツアー「春の空気に虹をかけ」が本日4月23日に東京・東京国際フォーラム・ホールAで開幕した。

以前から“36人編成ファンク交響楽”で行われるとアナウンスされていたこのライブ。開演すると予告通りステージせましと服部隆之ら一流ミュージシャンが並び、斬新な演奏と演出を展開した。そしてその36人の中には女優の満島ひかりの姿も。薄暗い照明の中で始まったオープニングナンバーの演奏中、彼女が「ボーカル、満島ひかり」と紹介を受けると、客席から大きなどよめきと歓声が起こった。

満島は全曲でドラムパッドを操りながら歌い、エレキギターを弾き、曲によっては演劇的要素を加えるなど、メンバーの要として活躍。彼女は昨年12月に、小沢がホストを務めるフジテレビ制作のApple Musicオリジナル映像コンテンツ「Tokyo, Music & Us 2017-2018」にゲスト出演しており、この番組でライブ収録された「ラブリー(東京湾上屋形船ライブは雨)」は小沢の最新シングル「アルペジオ(きっと魔法のトンネルの先)」のカップリング曲にもなっている。

小沢は満島について「Apple Musicの収録では、リハーサルなしのぶっつけ本番にもかかわらず、声が気持ちよく合った。対談の内容からも、『ラブリー』1曲をギターで歌うのではなくて、大編成のライブ全体を一緒にやるイメージが浮かんだので、参加を打診してみた。満島さんには歌だけでなく、演奏にも演出にも美術にも、どんどん参加してもらいました」とコメントしている。

なお大編成バンドのメンバーの座る椅子はすべてが打楽器になっており、ライブの途中で全員が演奏を止めて打楽器を打ち鳴らす場面も。「東京恋愛専科」ではストリングスの面々が楽器をケースに仕舞ってシャボン玉を吹き続けるなど、ユーモラスな演出で観客を魅了した。また冒頭のメンバー紹介では写真家・奥山由之も37人目のメンバーとして紹介され、ライブ中にステージ上で写真を撮り続けた。「春の空気に虹をかけ」は4月29日に大阪・大阪城ホール、5月2日と3日に東京・日本武道館で予定されている。

小沢健二「春の空気に虹をかけ」(※終了分は割愛)

2018年4月29日(日・祝)大阪府 大阪城ホール
2018年5月2日(水)東京都 日本武道館
2018年5月3日(木・祝)東京都 日本武道館

音楽ナタリー
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