WWE8・31エディオンアリーナ大阪は、一夜限りの超豪華版!新王者としてやってくるのは!?

コラム
スポーツ
2018.8.17
 (C)2018 WWE, Inc. All Rights Reserved.

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ワンナイトオンリーのWWE大阪まであとわずか! 世界最大のスポーツエンターテインメント団体WWEが主催する、今年2度目の日本公演『WWE Live Osaka』が8月31日(金)エディオンアリーナ大阪で開催される。

人類最強の女子格闘家ロンダ・ラウジーの初来日をはじめ、いまもっとも頂点に近い男ローマン・レインズが登場、日本人スーパースターの戸澤陽(205LIVE)、カイリ・セイン(NXT)も凱旋し、さらには8月13日のロウで電撃復帰したばかりのディーン・アンブローズの来日も追加された。これはもう、現在進行形のロウと日本人スーパースターが大挙上陸する一夜限りの超豪華版。8月17日、以下の主要対戦カードが発表された。

【8/17付】
▼ローマン・レインズvsブラウン・ストローマン
▼<ロウ女子王座戦>
アレクサ・ブリスvsロンダ・ラウジー
▼セス・ロリンズ&ディーン・アンブローズ vsドルフ・ジグラー&ドリュー・マッキンタイア
▼フィン・ベイラーvsバロン・コービン
▼ボビー・ラシュリーvsアライアス
▼カイリ・セインvsミッキー・ジェームズ
▼サーシャ・バンクス&ベイリー&ナタリヤ vsライオット・スクワッド(ルビー・ライオット&リブ・モーガン&サラ・ローガン)
▼<トリプルスレット形式WWEクルーザー級王座戦>
セドリック・アレクサンダーvsドリュー・グラックvs戸澤陽
▼タイタス・ワールドワイド(タイタス・オニール&アポロ・クルーズ)vsザ・リバイバル(スコット・ドーソン&ダッシュ・ワイルダー)

その他出場予定:ブレイ・ワイアット、ボビー・ルード、ボー・ダラス、カーティス・アクセル、ジンダー・マハル
※来日タレント、対戦カードは当日まで変更される場合があります。予めご了承ください
※王者・所属スーパースターは8/17時点のものです。

 

大阪公演の前におこなわれるのが真夏の大一番8・19「サマースラム」。ここでは、ローマン・レインズがブロック・レスナーの保持するWWEユニバーサル王座に挑戦する。今年の「レッスルマニア34」も含め、これまで何度もチャンスをふいにしているだけに、レインズにはこんどこその期待が大きくかけられている。

レスナーはフルタイムではないスポット参戦だけに、この機会を逃せば再び通常のロウにベルトがない状況がつづいてしまう。レインズに浴びせられるブーイングはポテンシャルの高さを知られているからこそであり、こんなものではないだろうという期待の表われでもある。「サマースラム」で悲願を達成し、ブーイングを大歓声に変えることができるのか。大阪がユニバーサル王座お披露目の場となるか、ブラウン・ストローマンとのスーパーヘビー級バトルでレインズにはこれまで以上の注目がそそがれることだろう。

8月13日に開催されたロウで、“狂犬”ディーン・アンブローズがカムバックへの大デモンストレーションを敢行した。この波紋がそのまま大阪公演に影響を及ぼすことになりそうだ。17日に変更されたカードは、セス・ロリンズ&ディーン・アンブローズvsドルフ・ジグラー&ドリュー・マッキンタイアのタッグマッチ。「サマースラム」ではインターコンチネンタル王者のジグラーにロリンズが挑戦するタイトルマッチが組まれているが、それに先だっておこなわれた調印式にアンブローズが出現、ジグラーとパートナーのマッキンタイアをロリンズとともに襲撃し、得意のダーティーディーズを見舞ってみせた。

この行動により、アンブローズがなんらかのかたちでタイトルマッチに絡んでくることは必至。「サマースラム」でのインターコンチネンタル王座戦がタッグマッチに発展し、大阪に上陸することとなる。アンブローズは昨年12月に腕を負傷、復帰に9カ月を要するとされていたのだが、当初の予想より若干早めのカムバックが実現、大阪公演にはすでに試合をこなしている状況でやってくることになりそうだ。

4・8「レッスルマニア34」で衝撃のプロレスデビューを果たした“ラウディ”ロンダ・ラウジーはその後WWEとフルタイム契約をかわし、WWEスーパースターの一員となった。人類史上最強の女子格闘家は大暴走から出場停止処分を食らうも、8・6ジャクソンビルではついにロウにおけるデビュー戦をおこない、アリシア・フォックスを圧倒、ロウ女子王者のアレクサ・ブリスに見せつけるようなアームバーを極めてギブアップ勝ちをおさめた。当初、大阪公演ではラウジーは巨漢のナイア・ジャックスとのシングルマッチが組まれており、ブリスは特別レフェリーとしてこの試合を裁くことになっていた。しかし、「サマースラム」でのタイトル戦を前に大阪公演のカードが変更。ラウジーとブリスの一騎打ちが組まれ、しかもベルトも賭けられることになったのだ。

発表時点ではブリスが王者だが、強さでは現挑戦者が現王者を圧倒しているとみられているだけに、8・31ではラウジーがベルト姿で大阪のリングに上がる可能性も十分ありそうだ。ラウジーが王者としてやってくるのか、それともブリスがベルトを守って相手を迎え撃つのか、いずれの状況にしても、WWE日本公演史上、最注目となる女子のカードである。

WWE入団以来初凱旋となるカイリ・セインもまた、王者としてやってくる可能性がある。8・18「NXTテイクオーバー:ブルックリン4」でシェイナ・ベイズラーのNXT女子王座に挑戦するからだ。宝城カイリ時代から使っている“世界一美しいダイビングエルボードロップ”はWWEでも認められ、インセインエルボーと名付けられた。技自体はオーソドックスながら、彼女のダイビングエルボーはオリジナルと言っていいほど独特なフォームを誇る。コーナー最上段から垂直に高くジャンプし、腕をVの字にした状態で垂直落下。新人時代から使い始めた技だが、本人はこのフォームを意識してやっていたわけではないという。全体重を浴びせることで体の小ささを克服したい。そう意識したところ、自然といまのかたちになったというのだ。ダイビングエルボーで一度垂直に高く上がってから落下させる選手は意外と少ない。基本技を昇華させたインセインエルボーの“日本初公開”に期待したい。

が、相手はWWE女子を知り尽くす百戦錬磨のミッキー・ジェームズである。WWE復帰後はロウ女子王者のアレクサ・ブリスと共闘。王者としてはキャリアの浅いブリスの司令塔となっていることは想像に難くない。それだけに、そう簡単に決めさせてはくれないだろう。カイリには試練の凱旋試合になるかもしれない。

そのほかにも、タイタス・ワールドワイドvsザ・リバイバルの現在進行形タッグ対決や、ライオット・スクワッド(ルビー・ライオット&リブ・モーガン&サラ・ローガン)の揃い踏み。フィン・ベイラーvsバロン・コービン、ボビー・ラシュリーvsアライアスのシングル戦、そしてクルーザー級王座奪回をめざす戸澤陽の凱旋など盛りだくさんすぎるラインアップとなっている。8・31エディオンアリーナ大阪で、WWEが猛暑をさらに熱くする!

文:新井 宏

イベント情報

WWE Live Osaka

2018年8月31日
エディオンアリーナ大阪 (大阪府)
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