那須川「一太刀いれる」! 『Cygames presents RIZIN.14』の追加チケットは13日販売
フロイド・メイウェザー、那須川天心の2人が、米ラスベガスにあるメイウェザーボクシングクラブで大会へ向けた記者会見を行った
12月31日(月)に開催される『Cygames presents RIZIN.14』に出場するフロイド・メイウェザー、那須川天心の2人が、米ラスベガスにあるメイウェザーボクシングクラブで大会へ向けた記者会見を行った。
「(KOする)チャンスは必ずある」と那須川
那須川は会見を前にリングに上がり、練習風景を公開。3分のシャドーを2ラウンド、ミット打ちを1ラウンド行い、メイウェザーとの試合に向けて着々と準備が進んでいることを示した。バンテージを巻く際には笑顔も見せるなど、“敵地”であるにもかかわらず余裕のあるところも見せている。
会見前に公開した練習では笑顔も見せるなど、那須川には余裕も感じられた
3分のシャドーを2ラウンド、ミット打ちを1ラウンド披露した
記者会見での那須川のコメントは以下の通り。
――アメリカに来た気分はどうですか?
那須川:初めてアメリカに来ましたけど、思っていたより大きかったですね。
――メイウェザー選手と試合をする話が初めて来た時、どういう気分でしたか?
那須川:まず信じられなかったというのがあるのですが、こういうチャンスが来て受けない選手はいないと思うのですぐ受けました。
――メイウェザーに(パンチを)当てるチャンスはあると思いますか?
那須川:メイウェザー選手に一太刀いれるために練習をやっているので、人生を懸けてメイウェザー選手に全てぶつけていきたいと思います。
――メイウェザーを倒したボクサーは過去にいませんでしたが、どう戦いますか?
那須川:3分3ラウンドというルールをうまく使っていきたいです。メイウェザー選手も速いですが、自分にも速さはあるのでそこを活かして思いきってやりたい。
――この試合は、あなたにとって、そして日本にとってどのような試合になりますか?
那須川:まず日本人でメイウェザー選手と戦ったことのある選手がいませんので、そういう中で日本のアスリート代表として立ち向かいたいと思います。日本にも良い選手がいる事を世界に知ってもらいたいです。
――メイウェザー選手はどのような選手だと思いますか?
那須川:メイウェザーは完璧な選手。目が良い。反応も素晴らしい。相手に当てさせない事がすごい上手い選手です。
――メイウェザー選手との試合が決まる前と後で何か変わったことはありますか?
那須川:昔はメイウェザーの試合には、あまり興味がなかった。アスリートの中で世界一のファイトマネーを稼いで豪華な生活をしている人くらいしか印象は無かった。実際戦うと決まってから実際に試合映像を見ると、改めてすごい選手なんだなと実感しました。
――KOするチャンスはあると思いますか?
那須川:メイウェザー選手をKOする事は非常に難しいと思うが、チャンスは必ずあるはず。その機会を多く作りたい。
――ボクシングの練習をしていて何か気がついたことはありますか?
那須川:ステップとかパンチのタイミングが違います。ボクシング(スタイル)で戦うつもりはない。ラスベガスに来て色々とスパーリングをして手応えを感じています。
那須川からはメイウェザーに対する敬意と、「一太刀いれる」と日本人らしい表現で対戦に臨む強い決意がうかがえた。
一方のメイウェザーは、「俺のルールで戦う」「倒したいなら、それでいいんじゃない?」とあくまで“メイウェザー流”を貫く姿勢だ。しかしこの試合について「俺が人々にエンターテインメントを届ける最高の手法」とも語っており、記録に残らないエキシビションマッチとはいえ、負けるつもりなどは毛頭ないことも明らか。格闘技ファンとして熱い試合となることを期待したい。
そんななか当日の正式ルールと追加の情報が飛び込んできた。
【正式ルール】
・3分3ラウンド
・ボクシングルール
・8オンスグローブ
・体重は147ポンド=68.7キロ以下
・ジャッジはなし
・公式記録には残らない
ボクシングルールは予想されていたが、体重差があるにもかかわらずグローブハンデがない点も、那須川には不利な条件といえよう。
追加は以下の3席種となる。
・S席(ステージ横のブロック):15,000円
・A席(500レベル): 7,000円
・アウトレット席(ステージ後ろ側に位置し、選手入場やステージ、ビジョン等は見えず、音は聞こえにくいが、リングは概ね見える):6,000円
この追加は12月13日(木)10時よりイープラスにて販売される。ぜひ会場で観たいという人にとってのラストチャンス。この機会を見逃す手はない。