村井良大、甲斐翔真、髙橋颯からメッセージ動画が到着 『デスノート THE MUSICAL』稽古場に潜入

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2019.12.20
(左から)髙橋颯、村井良大、甲斐翔真 写真=ホリプロ提供

(左から)髙橋颯、村井良大、甲斐翔真 写真=ホリプロ提供

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2015年に初演され、2020年1月にオール新キャストで上演される『デスノート THE MUSICAL』。3演目でありながら、新作を作るような気持ちで取り組んでいるという本作は、どのように立ち上がるのか。いよいよ年明けに開幕が迫った本作。始まったばかりの稽古場の様子、出演者のメッセージ、プロデューサーからのコメントを通して、その魅力に改めて迫りたい。

フランク・ワイルドホーンが手掛けるキャッチーな音楽

『デスノート THE MUSICAL』を初めて観劇した日、帰り道は「キ〜ラ、キ〜ラ」というメロディが頭から離れなかった。
いいミュージカル作品には、必ず“お持ち帰り曲”があるもの。『デスノート THE MUSICAL』の全編にちりばめられた「キラ」のコーラスはまさに“お持ち帰りメロディ“だった。
本作の音楽を手掛けているのは、人気作曲家のフランク・ワイルドホーン。『ジキル&ハイド』や『スカーレット・ピンパーネル』、『笑う男』など、メロディアスで美しい旋律の楽曲が魅力だ。
もちろん『デスノート』の楽曲にもワイルドホーンらしさは健在だが、不協和音の数々、不安定なリズムが多く取り入れられ、どこか危うげな『デスノート』ならではの世界観を生み出している。

『デスノート THE MUSICAL』2020年 チラシより

『デスノート THE MUSICAL』2020年 チラシより

歌稽古の現場に潜入!

12月某日、通常はあまり公開されることのないアンサンブル歌稽古に、特別にSPICEスタッフの潜入が許された。俳優が楽譜に対峙し音楽を立ち上げていく様子は、ミュージカル稽古場の原点とも言えよう。当日はまさに「キ〜ラ、キ〜ラ」のコーラス集中稽古が行われていた。

オーディションで選ばれた本作のアンサンブルキャストには、ベテランから次世代を担う若手まで実力派が顔をそろえた。脇を固めるアンサンブルキャストたちに、プロデューサーは
「歌、踊り、芝居と三拍子揃った俳優が集まっています! 通常より早い段階でオーディションを実施し、非常にレベルの高い俳優陣に集まってもらうことができました。グランドミュージカル常連のベテラン俳優から、まだ学校を卒業したばかりの若手まで、素晴らしい俳優ばかりです。今回、メインキャストも若い俳優が多くなり、アンサンブルも若手を積極的に起用しています。『デスノート THE MUSICAL』から次世代を担う俳優たちに羽ばたいて行って欲しいんです」と太鼓判を押す。

稽古場では、アンサンブルキャストたちがパートごとに分かれて座り、1ページずつ音を取っていく。「キ〜ラ、キ〜ラ」のコーラスメロディをパートごとに分けた状態で聞くと、その旋律の複雑さに驚かされる。
「美しい和音にならず、半音ぶつかって不協和音になっているのもわざと。キラ自身がそういう存在だから」と歌唱指導者の解説が入る。美しくもどこか不気味な音楽が、本作の世界を緻密に組み立てていく。

『デスノート THE MUSICAL』稽古場の様子 写真=ホリプロ提供

『デスノート THE MUSICAL』稽古場の様子 写真=ホリプロ提供

楽譜には書かれていない微妙なニュアンスや、音楽への歌詞の当て方を確認している様子も印象的だった。なぜそのニュアンスを大切にして欲しいのか。初演、再演と上演を重ねて作り上げてきた経過や経緯が、細かに新キャストに伝えられていった。

「再演の時に追加されたシーンだから、この言葉を特に粒立てて歌って欲しい」

「楽譜より芝居を重視して、ほんの気持ち食い気味に歌ってみて」

初演、再演、今回の三演目と、長らく携わってきたスタッフ陣の指導に熱がこもる。パートごとの音取りが終わり、全パート合わせて歌った時、その音のパワーに鳥肌が立った。

一番近くで見続けているプロデューサーが感じていることとは

プロデューサーは、今回の『デスノート THE MUSICAL』の見所をこのように語る。

「原作漫画、映画、ドラマと様々な展開がされてきた『デスノート』ですが、ミュージカル版ならではの魅力があるので、そのパワーを劇場で体感していただけたら。フランク・ワイルドホーンの楽曲は、人間の悪を緻密に表現していて、ミュージカル版でないと味わえないものだと思います。
今回はメインキャスト、アンサンブルキャスト共に、初演再演より若くなったことで、よりリアルな東京の高校生、大学生の様子が描かれるでしょう。初演再演で築き上げてきた本格ミュージカルとしての魅力を踏襲しつつ、もっと原作に近づいた若さゆえのヒリヒリした感じが出てくるはず。リニューアルした『デスノート THE MUSICAL』を楽しんでいただきたいです」。
 

立ち稽古が始まったばかりの村井良大、甲斐翔真、髙橋颯からメッセージ動画が到着

メインキャストが一新された今回、物語の中核を担う夜神月とLに若いキャストが起用されているのも注目すべき点だ。初演、再演で進化し続けたミュージカルとして作品が持つ力と、若さゆえのパワーと繊細さが合わさり、よりリアルに、さらにヒリヒリとした世界が舞台上に立ち上がることだろう。
SPICEには、立ち稽古が始まったばかりという、夜神月役の村井良大、甲斐翔真、L役の髙橋颯からメッセージが届いた。稽古初日から大々的にセットが立て込まれているという気合い十分の稽古場で、彼らが感じていることとは? 三人のコメントを通してその熱気を感じて欲しい。

【動画】村井良大・甲斐翔真・髙橋颯が語る『デスノート THE MUSICAL』


 

公演情報

『デスノートTHE MUSICAL』
 
■公演日程:2020年1月20日(月)~2月9日(日)
※静岡、大阪、福岡公演あり
■会場:東京建物 Brillia HALL (豊島区立芸術文化劇場)
 
【2月29日(土)~3月1日(日)大阪公演中止】
2月26日に発表された新型コロナウイルス感染症対策本部での首相の要請に従い、
感染拡大防止の観点から、梅田芸術劇場主催公演を中止とすることを決定いたしました。
公演を心待ちにしてくださっていた皆さまには、多大なるご迷惑をおかけいたしますこと、心よりお詫び申し上げます。

 

【3月6日(金)~3月8日(日) 福岡公演中止】
新型コロナウイルス感染症に対し、博多座では公演を続けるため衛生対策を重ねてまいりましたが、2月26日の政府見解を受け、感染拡大を防ぐため、苦渋の決断ではございましたが、公演を中止させていただきます。
公演を楽しみにお待ち頂いているお客様には、大変申し訳ございませんが、何卒ご理解賜りますようお願いします。

■料金:S席:13,500円 A席:9,000円 B席:6,000円(全席指定・税込)
※未就学児入場不可
※本公演のは主催者の同意のない有償譲渡が禁止されています。
★U-25:6,500円(※25歳以下対象・当日引換・要証明書)、B席:6,000円は、
12月21日(土)10:00~販売いたします。

 
■音楽:フランク・ワイルドホーン
■演出:栗山民也
■作詞:ジャック・マーフィー
■脚本:アイヴァン・メンチェル
■翻訳:徐賀世子
■訳詞:高橋亜子
 
■キャスト:
村井良大 甲斐翔真 髙橋颯
吉柳咲良 西田ひらり
パク・ヘナ 横田栄司 今井清隆
 
川口竜也 小原悠輝 金子大介 鎌田誠樹 上條駿 長尾哲平 廣瀬真平 藤田宏樹 本多釈人 松谷嵐 渡辺崇人
石丸椎菜 大内唯 コリ伽路 華花 浜平奈津美 妃白ゆあ 町屋美咲 湊陽奈 森莉那
 
■主催:日本テレビ  ホリプロ
■後援:TOKYO FM WOWOW
■企画制作:ホリプロ

■作品HP:https://horipro-stage.jp/stage/deathnote2020/
■公式SNSアカウント Twitter/Instagram:@dnmusical

放送情報

『見よ、これがミュージカルの傑作だ。デスノート。』
 
■放送日・時間・放送局:
2019年12月25日(水)24:00-24:30 BS日テレ
2020年1月3日(金)深夜 日本テレビ「東京暇人 デスノートTHE MUSICAL」スペシャル
2020年1月7日(火)27:29-27:59 日本テレビ
2020年1月11日(土)16:30-17:00 BS日テレ

JFN PARK『デスノート THE MUSICAL 楽屋ノート』
12月7日(土)より全7回で配信(毎週土曜日配信)
 
 【第1回・第2回】※12月7日、14日に放送済み
夜神月役(Wキャスト)のオリジナルキャスト浦井健治×新キャスト甲斐翔真による対談
【第3回・第4回】※12月21日、28日放送予定
夜神月役(Wキャスト)のオリジナルキャスト柿澤勇人×新キャスト村井良大による対談
※第5回以降もスペシャル対談が放送予定

「JFN  PARK」 URLはこちら
https://park.gsj.mobi/program/show/47789

TOKYO FM サンデースペシャル
『デスノート THE MUSICAL 楽屋ノート –特別編-』
12月29日(日)19:00 放送
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