新国立劇場、2020/2021シーズン オペラ『トスカ』、バレエ「ニューイヤー・バレエ」公演の実施が決定
(上段)オペラ『トスカ』 撮影:寺司正彦/(下段左から)バレエ「ニューイヤー・バレエ」より 『パキータ』 撮影:Takuya Uchiyama /『ペンギン・カフェ』 撮影:鹿摩隆司
新国立劇場が、2020/2021シーズン オペラ『トスカ』、バレエ「ニューイヤー・バレエ」ついて、新型コロナウイルス感染予防、拡散防止への対応策を徹底し、公演実施することを本日2020年10月30日(金)に公式サイトにて発表した。
【実施公演】
■オペラ『トスカ』
日程:2021年1月23日(土)~2月3日(水)
会場:新国立劇場 オペラハウス
■バレエ「ニューイヤー・バレエ」
日程:2021年1月9日(土)~11日(月・祝)
会場:新国立劇場 オペラハウス
オペラ『トスカ』はプッチーニの作品でも特に人気の高いオペラ。マダウ=ディアツ演出は作品の真髄をイタリアの伝統的な演出手法で描いている。第1幕終盤の「テ・デウム」をはじめ、19世紀ローマを模した荘厳重厚な舞台や衣裳が大きな見どころとなり、新国立劇場のレパートリーの中でも屈指の人気を誇る。冒頭のカヴァラドッシの甘美なアリア「妙なる調和」、トスカの絶唱「歌に生き、恋に生き」、カヴァラドッシの告別の歌「星は光りぬ」など全編に人気アリアが散りばめられ、1日を切り取った緊迫したドラマと共に、声のエンターテインメントとして歌手の技量も存分に楽しめる作品となっている。
オペラ『トスカ』 撮影:寺司正彦
トスカ役には“トスカ歌い”に名乗りを上げた新進ソプラノのイゾットンを、カヴァラドッシには世界屈指の人気テノール、メーリを迎えておくる。指揮はイタリア・オペラで絶大な信頼を集めるカッレガーリ。
現時点では発表済のキャスト、指揮者での上演を予定しているが、出入国制限の状況により変更となる場合がある。また、今回は、新型コロナウイルス感染症拡大予防対策を講じた新時代の生活様式に基づき、演出の一部を変更して上演される。
バレエ「ニューイヤー・バレエ」は、新国立劇場バレエ団では定番となりつつある新春の幕開けとなる公演。久方ぶりの上演となる古典バレエの『パキータ』では、新春らしい華やかな踊りの数々が楽しめる。また、ビントレーの人気作『ペンギン・カフェ』も待望の再演。小品集では、本年9月に逝去した故・深川秀夫振付の『ソワレ・ド・バレエ』を追悼の意を込めて再演する。さらに、新国立劇場バレエ団ダンサーにより振付された作品の中から、『Contact』『カンパネラ』を上演。新国立劇場バレエ団ならではの、多面的な魅力を存分に堪能できるプログラムとなっている。また、米沢唯、渡邊峻郁など、主要キャストも決定した。
バレエ「ニューイヤー・バレエ」より 『パキータ』 撮影:Takuya Uchiyama
バレエ「ニューイヤー・バレエ」より 『ペンギン・カフェ』 撮影:鹿摩隆司
なお、本公演に来場を予定している方は、来場前に、新国立劇場ウェブサイトに掲載の【新国立劇場における新型コロナウイルス感染拡大予防への取り組みと主催公演ご来場の皆様へのお願い】を必ず一読ください、とのこと。
公演情報
オペラ『トスカ』/ジャコモ・プッチーニ
Tosca/ Giacomo PUCCINI
全3幕〈イタリア語上演/日本語及び英語字幕付〉
オペラパレス
会場:新国立劇場 オペラハウス
【指揮】ダニエレ・カッレガーリ
【演出】アントネッロ・マダウ=ディアツ
【トスカ】キアーラ・イゾットン
【カヴァラドッシ】フランチェスコ・メーリ
【スカルピア】ダリオ・ソラーリ
【アンジェロッティ】久保田真澄
【スポレッタ】今尾 滋
【シャルローネ】大塚博章
【堂守】志村文彦
【管弦楽】東京交響楽団
【第1幕】旧王制派の警視総監スカルピアの恐怖政治下の1800年6月17日のローマ。共和派で画家のカヴァラドッシが教会でマリア像を描いていると、アンジェロッティが脱獄して逃げてくる。カヴァラドッシは再会を喜ぶが、恋人のトスカが来るので、慌てて彼を礼拝堂に隠す。トスカは描きかけのマリア像が侯爵夫人にそっくりだと嫉妬するが、カヴァラドッシになだめられ教会を去る。彼らが隠れ家に向った後、スカルピアが教会にやってくる。脱獄犯をかくまった証拠をつかんだスカルピアは、嫉妬深いトスカを利用して二人の行方を突きとめようとする。
【第2幕】スカルピアの執務室にカヴァラドッシが連行される。アンジェロッティの居場所を白状しない彼は、拷問部屋へ連れていかれる。トスカは拷問を受ける彼のうめき声を聞き、アンジェロッティの居場所を告白してしまう。
カヴァラドッシを助けてほしいとトスカが懇願すると、スカルピアは代わりにトスカ自身を要求。トスカは泣く泣く受け入れる。スカルピアは、形だけの死刑執行をするため、空砲で銃殺刑を行うと約束する。納得したトスカは出国のための通行証書を要求。書き終えたスカルピアがトスカを抱こうとしたとき、「これがトスカの口づけよ」とトスカはスカルピアを刺し、部屋を去る。
【第3幕】牢獄のカヴァラドッシのもとをトスカが訪れ、スカルピアを殺したこと、刑は見せかけであることを説明。死刑執行のときを迎える。銃声が鳴り響き、地面に崩れ落ちるカヴァラドッシ。トスカが駆け寄ると、彼は命尽きていた。そのときスカルピア殺害も発覚。追い詰められたトスカは、聖アンジェロ城から身を投げる。
アトレ会員先行発売期間:12月5日(土)10:00~7日(月)
一般発売日: 12月12日(土)10:00
座席につきましては、通常の座席配置(1階1列~3列を除く)での販売を予定しております。
ただし、政府及び東京都の判断により、イベント収容率に変更が生じた場合は、途中での販売を停止する場合がございます。予めご承知おきください。
公演情報
『ニューイヤー・バレエ』
パキータ / ソワレ・ド・バレエ / Contact / カンパネラ / ペンギン・カフェ
Paquita / Soirée de Ballet / Contact / Campanella / 'Still Life' at the Penguin Café
会場:新国立劇場 オペラハウス
【指揮】冨田実里管
【管弦楽】東京フィルハーモニー交響楽団
『パキータ』
【音楽】レオン・ミンクス
【振付】マリウス・プティパ
【美術】川口直次
【衣裳】大井昌子
【照明】立田雄士
『ソワレ・ド・バレエ』
【音楽】アレクサンドル・グラズノフ
【振付】深川秀夫
【音楽】オーラヴル・アルナルズ
【振付】木下嘉人
【音楽】フランツ・リスト
【振付】貝川鐵夫
『ペンギン・カフェ』
【音楽】サイモン・ジェフス
【振付】デヴィッド・ビントレー
【美術・衣裳】ヘイデン・グリフィン
【照明】ジョン・B・リード
第1部
『パキータ』
米沢 唯、渡邊峻郁(1月9日(土)14:00、11日(月・祝)14:00)
木村優里、井澤 駿(1月10日(日)14:00)
『ソワレ・ド・バレエ』
池田理沙子、中家正博
小野絢子、木下嘉人(1月9日(土)14:00、11日(月・祝)14:00)
米沢 唯、渡邊峻郁(1月10日(日)14:00)
福岡雄大(1月9日(土)14:00、11日(月・祝)14:00)
速水渉悟(1月10日(日)14:00)
『ペンギン・カフェ』
【ペンギン】広瀬 碧
【ユタのオオツノヒツジ】米沢 唯
【テキサスのカンガルーネズミ】福田圭吾
【豚鼻スカンクにつくノミ】
五月女遥(1月9日(土)14:00、11日(月・祝)14:00)
奥田花純(1月10日(日)14:00)
【ケープヤマシマウマ】奥村康祐
【熱帯雨林の家族】
本島美和、貝川鐵夫(1月9日(土)14:00、11日(月・祝)14:00)
小野絢子、中家正博(1月10日(日)14:00)
【ブラジルのウーリーモンキー】福岡雄大
アトレ会員先行発売期間:12月6日(日)10:00~8日(火)
バレエ/ダンス先行メンバーズ販売期間:12月7日(月)10:00~8日(火)
一般発売日:12月13日(日)10:00
ただし、政府及び東京都の判断により、イベント収容率に変更が生じた場合は、途中での販売を停止する場合がございます。予めご承知おきください。