ヨーロッパ企画色の強い4月期のプログラムが発表『ヨーロッパ企画の生配信』　滝本晃司ゲスト回も

2020年4月から行われている、YouTube Live『ヨーロッパ企画の生配信』＠ヨーロッパ企画公式チャンネル。2021年4月期も1ヶ月間、配信することが決定し、プログラムが発表された。

4月期は、映画「ドロステのはてで僕ら」の音楽を担当した滝本晃司をゲストに招く回や、日本テレビで4月26日（月）より放送の「探偵☆星鴨」について本ドラマの脚本を務めるヨーロッパ企画・諏訪雅が出演者に話を聞く回、とある番組や企画についてお話する回などスペシャルな日もありながら、ヨーロッパ企画色の強いプログラムとなっている。

【プログラム】※（敬称略、順不同）

■4月1日（木）13たび集まれる人集合！ お花見っぽいものを食べる会
＜内容＞月あたまは恒例の食べる会。リモートでお花見しながらお花見っぽいものを食べます。お酒もありかなあ！
＜出演＞石田剛太 酒井善史 角田貴志 諏訪雅 土佐和成 中川晴樹 西村直子 上田誠 黒木正浩

■4月5日（月）名言を晒しあう夜
＜内容＞名言って晒すもんじゃないですけど、過去にメンバーが発した名言を、そのときのエピソードを交えつつ晒しあう夜。
＜出演＞酒井善史 中川晴樹 中田歩 ほか

■4月6日（火）中川晴樹のラジオ番組「俺のラジオ」#6
＜内容＞中川晴樹による生配信ひとりラジオ。ほんとは毎週ラジオをやりたい中川が、その思いを月1度の生配信にぶつける30分。
＜出演＞中川晴樹

■4月8日（木）「ドロステのはてで僕ら」円盤発売記念 滝本晃司さんと劇伴を語る

＜内容＞映画「ドロステのはてで僕ら」の音楽を担当してくださった滝本晃司さんをお招きし、劇伴について語りこむ素敵な夜。
＜出演＞土佐和成 上田誠 山口淳太 平川鼓湖（整音スタッフ）
＜ゲスト＞滝本晃司

■4月12日（月）後輩作家が先輩作家に作品を批評してもらう夜
＜内容＞ヨーロッパ企画の若手作家・小林哲也が、ふだん聞けない先輩作家に、自分の作品をどう思ってるかおずおずと聞く夜。
＜出演＞上田誠 大歳倫弘 小林哲也 ほか

■4月13日（火）角田カルチャークラブ臨時招集 －角田の観葉植物に元気を－
＜内容＞前回のカルチャークラブで判明した、角田貴志の枯れた観葉植物を、どうやって復活させられるか話し合います。
＜出演＞角田貴志 石田剛太 西村直子 中田歩 小林哲也 稲森明日香（夕暮れ社 弱男ユニット）

■4月15日（木）うんまんの！ 暗い旅ミーティング9 －小林欣也、大いに語る－
＜内容＞「暗い旅」がほこる知の巨人でありミスター演劇蟹工船、小林欣也さんに、暗い旅を語ってもらいます。コア！
＜出演＞石田剛太 酒井善史 上田誠 鍋島雅郎 小林欣也

■4月19日（月）オート・シローンの水平思考ゲームvol.1 －喫茶店に長居できない男－
＜内容＞大歳倫弘の新機軸！ 水平思考ゲームを出題してくれる配信です。クイズずき、推理ずき、みんなで答えましょう。
＜出演＞石田剛太 酒井善史 黒木正浩 池浦さだ夢（男肉du Soleil）

■4月20日（火）週ヨロ2増刊号「生配信1周年記念！ みんなでしゃべります」
＜内容＞この日でちょうど、生配信をはじめて１周年！ ただシンプルに、みんなでしゃべります。祝いましょう。
＜出演＞石田剛太 酒井善史 角田貴志 諏訪雅 土佐和成 中川晴樹 西村直子 上田誠 後藤円香

■4月22日（木）第9回公演『12人の追い抜けないアキレス』を、みて話す
＜内容＞過去の本公演をみて話す人気企画。ついに、DVD化されている最古の作品がひも解かれる！2001年の密室会話コメディ。
＜出演＞石田剛太 酒井善史 諏訪雅 中川晴樹 玉田晋平（元ヨーロッパ企画）

■4月26日（月）「探偵☆星鴨」の脚本・諏訪がいちども現場に行けなかったので出演者にようすを聞く夜
＜内容＞脚本家って案外、撮影現場に行きそびれるんですよね。そんな諏訪が、ドラマ「探偵☆星鴨」の現場のようすを聞く夜。＜出演＞石田剛太 諏訪雅 ほか

■4月27日（火）とある番組にまつわるショートドラマを見直す夜
＜内容＞ちょっとまだ明かせないのですが、ある番組の前哨戦として、ゲストとショートドラマを見る予定です。
＜出演＞石田剛太 諏訪雅 黒木正浩 ほか（ゲスト予定）

■4月29日（木）とある企画にまつわる対談をする夜（仮）
＜内容＞これもちょっとまだ明かせないのですが、ある企画へむけて、さる方と対談をする予定です。
＜出演＞上田誠 ほか（ゲスト予定）

ヨーロッパ企画代表・上田誠  コメント

ついに生配信をはじめて丸1年がたちました。コロナで失った夜を取り返すために、緊急的にはじめた生配信です。第1回の生配信は、「集まれる人集合！ フレンチトーストを食べる会」というもので。集まれた9人で集まって、ただフレンチトーストを焼いて持ち寄って食べました。

それでよかったのだとおもいます。僕らは、劇団の「新しい日常」が、きっと欲しかったのです。かっこでくくるほどでもないですね。ときには、企画やゲームをしたり、普段会えないようなゲストに来てもらったり。そういうスペシャルな夜ももちろん愉しいですが。それは時々でよいかもしれなくて。

こないだなどは、たまたまメンバー何人かに赤ちゃんが生まれたので、写真を見せあいました。こんな配信でいいのか、とドキドキしましたが、珍しくほかのメンバーもチャットにみえました。本多くんが「バー企画」で飲んでしゃべってるとき、どんな話をどんな赤さでしてるのかと、僕はのぞきます。若手スタッフの中田くんが変な企画をためしているとき。中川さんがひとり寂しくラジオをしているとき。メンバーが昔の公演をみながら思い出話をしているとき。僕は気になってのぞきます。現実でそんな夜を失った我々ですから、生配信にたいへん救われています。

たまたまですけど今月はそんな、ひときわ日常っぽいプログラムが並びました。お花見をして。昔いったことを晒しあい。先輩が後輩の作品を見てああだこうだ寸評し。観葉植物をリカバリし。打ち上げでだらだらとやるような水平思考ゲームをし。むかしの公演を見て話し。現場に行けなかった仕事のことをメンバーから聞きます。こんなふうな日常をリモートで重ねながら、一周年を祝おうと思います。ときとして、スペシャルな夜もちらほらあります。それもまたよし。現実のお店とちがって、何人でも入れるのが強みです。のぞいてくださいぜひ。