安住の地、スポーツ演劇をテーマにした第6回本公演『¡play!』を活動拠点である京都で上演

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2022.2.3
安住の地 第6回本公演『¡play!』メインビジュアル

安住の地 第6回本公演『¡play!』メインビジュアル


2022年2月17日(木)~20日(日)京都芸術センター フリースペースにて、安住の地 第6回本公演『¡play!』が上演されることがわかった。

京都を拠点に活動している劇団/アーティストグループである安住の地。 2017年に旗揚げし、複数の作家やジャンルの異なる俳優が集い、ひとつの作品を組み立てていくスタイルで、SF劇・コメディ・メディアアート劇・VR劇・音楽劇・無言劇などを展開し、様々な劇体験を生み出している。

安住の地ではこれまで、若いメンバーが集まっている「同時代性のある作品」を制作してきた。6回目の本公演となる今回は、第3回本公演 『ポスト・トゥルースクレッシェンド・ポリコレパッショナートフィナーレ!』(ロームシアター京都 ノースホール)以来、団体二度目となる岡本昌也×私道かぴ共同脚本・演出作品に挑む。題材は「スポーツ演劇」。〈ユニ・ベース〉という架空のスポーツをめぐる令和流・スポ根ドラマをダイナミックに繰り広げる。

舞台上で起こる現象を鮮やかに描き出そうとする岡本(『ボレロの遡行』)と、物語と身体の存在をきめ細やかに捉えようとする私道(『いきてるみ』)。作風も思想もまったく異なる二人の共作は意外にも、直情径行に演劇の王道をひた走るようなパワフルな作品へと仕上がった、とのこと。安住の地の俳優に加え、実力のある俳優・スタッフ陣と協働し創作した本作は、2022年1月に石川県・金沢21世紀美術館にて初演を行い、好評を得た。今回は金沢での勢いをそのままに、活動拠点である京都にてよりパワーアップした作品を上演を行う。

また、今作は映像出演にプロフィギュアスケーター/タレントの織田信成を迎え、さらに、メインビジュアルには画家の越智俊介書き下ろし作品を起用。公演当日の会場ではメインビジュアル原画、織田へのインタビュー映像など協働創作過程を展示予定している。

公演情報

安住の地 第6回本公演『¡play!』 ※上演中止
 
 
■制作
この度、京都芸術センターにて2022年2月17日(木)~20日(日)に上演を予定しておりました安住の『¡play!』につきまして、新型コロナウイルス感染拡大の状況を鑑み、上演を中止することといたしました。
オミクロン株を含む感染症拡大の現状において、お客様ならびに公演関係者の健康と安全を確保するため、公演直前ではございますがこのような判断といたしました。
なお現在、公演関係者の中に体調不良者や濃厚接触の可能性がある者は出ておりません。
公演を楽しみにお待ちいただいていた皆様には、誠に申し訳ございません。
ご理解のほど何卒お願い申し上げます。

■岡本昌也(共同脚本・演出)
演出の岡本です。金沢で初演を迎えた新作演劇『¡play!』京都公演を中止します。作家としては、現在のような状況下でこそむしろ発表すべきだと思うほど、あらゆる困難や鬱屈をなぎ払う〝破魔〟のような力を持った作品になったと自負しているのでシンプルに悔しいです。
安住の地は、作品がお客さまとの関わりの中で生まれていくことを目指しています。その延長での判断であることをどうかご理解ください。
また必ずやります。健やかに、劇場でお会いしましょう。
ひとまず、2月28日にロームシアター京都にて開催予定の『ボレロの遡行』については、状況を見ながら対面での創作機会を調整し、予定通り上演する形で動いています。コロナ禍へ、厄災へ、おもいっきり助走をつけてへなちょこパンチを繰り出し、結果かながわ短編演劇アワード2021でグランプリを受賞した文句なしの傑作です。ぜひ、観劇をご検討くださいませ。
最後に、開催に向けて様々な手続きを踏んでくださった京都芸術センターの皆様、『¡play!』に関わってくださったすべての皆様、公演を気にかけていただいたすべてのお客さまへ、心より感謝申し上げます。本当にありがとうございます。

■私道かぴ(共同脚本・演出)
コロナ禍も早二年、安住の地では映像劇や身体劇など、常に「今この時代を共に生きているお客様に届くものは何か?」を考えて創作してきました。
その集大成が、『¡play!』だと思っています。
また万全の状況下で、この新作を観ていただけることを願って。
その時まで、皆様どうか健やかにお過ごしください。

■払い戻しについて
CoRich舞台芸術!でご予約いただいた方につきましては、ご予約のみとなっておりますので払い戻しは発生いたしません。
京都芸術センター窓口でを購入された方につきましては,払い戻しをいたしますので,お手数ではございますが下記メールアドレスにお問い合わせください。

お問い合わせ先
anjuunochi@gmail.com (安住の地)
 
 
日程:2022年2月17日(木)~20日(日)
会場:京都芸術センター フリースペース
〒604-8156 京都府京都市中京区室町通蛸薬師下る山伏山町546-2
 
 
■脚本・演出:岡本昌也・私道かぴ
■出演
中村彩乃 森脇康貴 日下七海 にさわまほ 山下裕英 武田暢輝 雛野あき 沢栁優大 吟醸ともよ(以上、安住の地)
御厨亮 タナカ・G・ツヨシ 織田信成(映像出演)
 
■スタッフ 
舞台監督:柴田頼克(かすがい創造庫) 舞台美術:佐久間優季 照明:河口琢磨(劇団飛び道具)
音響:椎名晃嗣(劇団飛び道具) 宣伝美術:岡本昌也・森脇康貴 衣裳:大平順子・山井ひなた(octpot)
ヘアメイク:篁怜 小道具:吟醸ともよ・雛野あき 物販:大平順子・日下七海
制作:中野コナン・山井浩気・吉岡ちひろ(劇団なかゆび)・若旦那家康(コトリ会議 / ROPEMAN(43))
 
■クレジット
主催:安住の地
共催:京都芸術センター(公益財団法人京都市芸術文化協会)
助成:芸術文化振興基金
Co-program2021 カテゴリーD「KACセレクション」採択企画
 
公式サイト http://anju-nochi.com/
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