藤山寛美も演じた『大人の童話』から着想を得た舞台『大阪環状線』の成功願い、佐藤江梨子、月亭八光らが大阪天満宮に登場

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2022.10.17
『大阪環状線 天満駅編 うちの家族は日本一やねん!』 (c)松竹

『大阪環状線 天満駅編 うちの家族は日本一やねん!』 (c)松竹

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11月28日(月)より大阪松竹座にて、関西テレビで制作された1話完結のオムニバスドラマ『大阪環状線』の舞台化第三弾『大阪環状線 天満駅編 うちの家族は日本一やねん!』が上演される。

原作となるドラマはJR大阪環状線のとある一駅を舞台に、実際の街中にてロケを行い、制作された。大阪松竹座では、2019年12月に完全オリジナルストーリーの『大阪環状線~君の歌声が聴きたくて 1985~天王寺駅編』として初の舞台化。そして2021年12月には『大阪環状線 大正駅編 愛のエイサー プロポ―ズ大作戦』を上演した。次なる舞台は、日本一長い商店街があり、夏には日本三大祭の天神祭も行われる活気あふれる街、天満(てんま)。今回は昭和の喜劇王と謳われた藤山寛美も演じた松竹新喜劇の名作『大人の童話』から着想を得て、上方芸能も栄えたこの街で、現代の視点で新たな作品を作り上げる。

開幕に先立ち10月13日(木)に作品の舞台、天満の象徴ともいえる大阪天満宮にて、出演者の佐藤江梨子と月亭八光、演出の木村弥寿彦による取材会と成功祈願祭が開催され、コメントが寄せられた。

【演出:木村弥寿彦コメント】

『大阪環状線 天満駅編 うちの家族は日本一やねん!』 (c)松竹

『大阪環状線 天満駅編 うちの家族は日本一やねん!』 (c)松竹

過去に2度上演しましたが、再び公演できることを嬉しく思います。天満ならではの要素を取り入れつつ、12年間の家族の物語を描きます。涙あり、笑いあり、ドキドキあり、みんなが楽しめる舞台となっています。テレビとは異なる、生の舞台ならではの、一体感のある笑い声や空気感を是非劇場で感じていただきたいです。

【出演:佐藤江梨子コメント】

『大阪環状線 天満駅編 うちの家族は日本一やねん!』 (c)松竹

『大阪環状線 天満駅編 うちの家族は日本一やねん!』 (c)松竹

台本をはじめて見た時、大変感動しました。
LGBTQ+など現代に対する問題定義が作品に盛り込まれており、今の子どもたちに観ていただきたい作品です。
また今回は文化庁子供文化芸術活動支援事業の対象で、18歳以下の方が無料でご覧いただけます。自分が子供の頃、学校の芸術鑑賞などで様々な作品に触れ、とても良い経験となりました。是非この機会にご覧いただきたいと思います。役柄としては、20歳を超える子供の母親役というのは初めてです。今までに演じたことのない母親像を演じられることを楽しみにしております!

【出演:月亭八光コメント】

『大阪環状線 天満駅編 うちの家族は日本一やねん!』 (c)松竹

『大阪環状線 天満駅編 うちの家族は日本一やねん!』 (c)松竹

今回の作品の1幕目は、松竹新喜劇の『大人の童話』から着想を得て作られています。僕が演じるのは藤山寛美先生が演じていたお役ですので、役の重みをひしひしと感じております。
また僕自身、コメディー経験はありますが、このような人情喜劇のお芝居は初めてですので、どのように演じていこうかと、今からワクワク、とても楽しみにしています。

ーー役作りはどのように考えていますか?

佐藤:まず夫婦に見えないといけないので、空気感や間を合わせていきたいと思っています。そして夫婦は顔なども似てくると聞きますので、幕が開く頃には顔などもあわせていきます。

月亭:芝居がおわったころには、どっちがサトエリか分からなくなります(笑)。奥さんの島子は、人生経験が豊富な貫禄ある人。その役を演じられる佐藤さんもお芝居経験が豊富な方ですので、ついていこうと思っています。そうすると芝居としても、夫婦関係がうまく出せるのではないかと思います。

『大阪環状線 天満駅編 うちの家族は日本一やねん!』 (c)松竹

『大阪環状線 天満駅編 うちの家族は日本一やねん!』 (c)松竹

ーー18 歳以下の方にどのような点を見て貰いたいですか?

佐藤:道徳の時間で習うような内容が詰まっています。親子で来ていただき、親子でいろいろな話をしてもらいたいです。

月亭:2幕目の場面は、今回新たに作られたオリジナルストーリーで現代らしい内容です。自分に置き換えながら、見ていただきたいと思っています。この作品は、「ありそうで、無さそうやけど、知らんだけであるんじゃないの?」といったリアルな日常からお届けする家族のドタバタ劇です。敷居は高くありません。見やすい作品となっていますので、舞台の間や空気感、生の声をこの機会に体感してもらいたいです。

『大阪環状線 天満駅編 うちの家族は日本一やねん!』 (c)松竹

『大阪環状線 天満駅編 うちの家族は日本一やねん!』 (c)松竹

ーー天満との関わりはありますか?

佐藤:関西テレビに行く際に足を運びますが、天満で遊んだ経験はありません。お稽古期間に、天満の空気をたっぷり吸って勉強したいと思います。

月亭:もう何回来たか分かりません。子供の頃から、そして今でも週に数回くるので大変馴染みがあります。庭、地元みたいな感覚です。

公演情報

舞台『大阪環状線 天満駅編 うちの家族は日本一やねん!』
【日程】2022年11月28日(月)初日~12月12日(月)千穐楽
【観劇料(税込)】1等席:11,000円 2等席:5,500円 3等席:3,300円
【スタッフ】
演出:木村弥寿彦
脚本:岡本貴也
原作:舘 直志『大人の童話』(松竹新喜劇)
【配役】
田中島子(小料理屋の女将) 佐藤江梨子
田中福造(小料理屋の大将) 月亭八光
岩井徳一 (イタリア料理屋の店主・福造の友人) 加藤虎ノ介
岩井あかり(イタリア料理屋の店員・島子の友人) 瀬戸カトリーヌ
田中栄美 (島子と福造の娘) 太田夢莉
田中幸七 (島子の父) コング桑田
小泉昭夫 (トンカツ屋の店主・仲良し夫婦) 海原はるか
小泉嘉美 (トンカツ屋の店員・仲良し夫婦) 星加莉佐
天神はなび(歌い手) 寺田もか
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