3年ぶり開催! 石井琢磨、髙木竜馬ら若手ピアニストの競演で幕を開けた「スタクラフェス in TOSHIMA」~オペラから角野隼斗×フランチェスコ・トリスターノ公演まで前半戦をレポート
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【2】オーケストラ&オペラの登場! @ GLOBAL RING THEATRE 13:10~
左から 小林沙羅(ソプラノ)、与那城敬(バリトン)
[出演]茂木大輔指揮STAND UP! ORCHESTRA with 東京音楽大学特別編成オーケストラ、小林沙羅(ソプラノ)、与那城敬(バリトン)、髙木竜馬(ピアノ)
13時10分からのグローバルリングシアターは、オーケストラ。茂木大輔指揮STAND UP! ORCHESTRA with 東京音楽大学特別編成オーケストラが演奏するベートーヴェンの交響曲第7番(ショートヴァージョン)で始まった。茂木は、NHK交響楽団の首席オーボエ奏者を務めた後、指揮者に転身。まず、ベートーヴェン第7番の第1楽章と第4楽章のハイライトで、激しく躍動感のある指揮を披露した。
続いて、ソプラノの小林沙羅とバリトンの与那城敬が登場。モーツァルトの歌劇『魔笛』から3曲が歌われた。はじめに二重唱で「恋を知る殿方ならば」。オペラ界の二人の人気歌手のデュオは贅沢である。
小林沙羅
与那城敬
与那城敬は、豊かな声と美しい舞台姿で、現在最も活躍の著しいバリトン歌手の一人。パパゲーノのアリア「俺は鳥刺し」を、笛(パンフルート)を手に陽気に歌う。
小林沙羅は、歌唱も演技も魅力的な日本を代表するソプラノの一人であり、3年前のスタクラフェスではミュージカルも歌った。ソロでは、パミーナのアリア「ああ、私にはわかる。全ては消え」を情感豊かに表現。澄んだ声が心にしみる。
このステージのラストは、髙木竜馬の独奏で、ショパンの「華麗なる大ポロネーズ」。よく演奏されるピアノ・ソロ版ではなく、オリジナルのオーケストラ伴奏版。髙木は、滑らかで優美なタッチで、文字通り華麗な演奏を繰り広げる。茂木が熱のこもった指揮で好サポート。ピアノとオーケストラが一体となって力強く締め括られた。
STAND UP! ORCHESTRA with 東京音楽大学特別編成オーケストラと髙木竜馬
>(NEXT)東京芸術劇場には角野隼斗&フランチェスコ・トリスターノが登場!