『トムとジェリー展』『美しい春画』『デ・キリコ展』などがオープン【24年9月更新】関西で開催中/開催予定のアート展覧会
関西で現在開催中、もしくは開催予定のアート展覧会のなかから、SPICE編集部が注目するものを独自にピックアップ! リンク先は各イベントや取材記事に繋がっているので、気になるイベントがあればクリックを。(9月5日更新)
【9月開催】
●没後50年 生誕120年『奥村厚一 光の風景画家 展』@京都
会期:7月19日(金)~9月8日(日)
会場:京都市京セラ美術館 本館 北回廊1階
音声ガイド:ピアニスト石井琢磨、LE VELVETS佐賀龍彦
概要:風景表現を一貫して追求した日本画家・ 奥村厚一(おくむら・こういち 1904-1974)。2024年に生誕120年、没後50年となるのを記念して行われる今回の展覧会では、奥村厚一の初期から晩年の制作を各時期の代表作で振り返ると共に、京都市美術館などが所蔵するスケッチもあわせて展示する。このスケッチは、日本各地を旅し、厳しい自然や風景と直接向き合い、卓抜な構図と堅実な写生でその姿を克明に捉えた奥村の制作の原点を示すともいえる作品群となる。
●『ギョギョッとサカナ★スター展~お魚たちが教えてくれる海のこと~』@大阪
会期:7月12日(金)~9月23日(月祝)※8月26日以降は土日祝のみ開館
会場:大阪南港ATCギャラリー
概要:2022年4月からレギュラー放送中が開始された、さかなクンが魚の世界を深掘りするNHKのテレビ番組『ギョギョッとサカナ★スター』。番組では、ギョギョッと驚く魅力満載のお魚を「サカナ★スター」と名づけ、その秘密を探っている。船に乗って漁をしたり、魚屋で刺身を食べたり、北へ南へ、海へ陸へとさかなクンがかけまわり、不思議なお魚の世界を深掘りする。
●『特別展「ネコ」 ~にゃんと!クールなハンターたち~』@大阪
『特別展「ネコ」 ~にゃんと!クールなハンターたち~』 撮影=黒田奈保子
会期:7月13日(土)~9月23日(月・祝)
会場:大阪市立自然史博物館 ネイチャーホール(花と緑と自然の情報センター2階)
音声ガイド:横山由依
概要:ライオンやマヌルネコなどのクールでカッコいい野生ネコ科動物から身近なイエネコまで、最新の研究に基づいてネコ科がもつ魅力に科学で迫る。剥製や骨格標本、映像を交えた展示で、「超肉食獣」として進化したネコ科の身体の特徴や野生の生態を解説し、日本に生息するヤマネコとそのフィールド研究・保全なども詳しく紹介する。
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●『誕生85周年記念 トムとジェリー展 君が笑うと、僕も笑っちゃう』@大阪
会期:9月4日(水)~23日(月・休)
会場:阪急うめだ本店9階 阪急うめだギャラリー・アートステージ
概要:ネコのトムとネズミのジェリーが毎回追いかけっこを繰り広げるドタバタコメディ『トムとジェリー』。同展ではふたりの関係性や個性的な仲間たちにスポットを当てたユニークな視点での展示やフォトスポットなどを通してトムとジェリーの日常を楽しむことができる。また展覧会オリジナルアイテムも販売される。
『六甲ミーツ・アート芸術散歩 2021』 撮影=高村直希
会期:2024年8月24日(土)~11月24日(日)
会場:六甲山上各所
概要:今年で15回目を迎えるイベント。過去最多となる招待と公募を合わせた60組以上のアーティストの参加を予定し、国内外から幅広い視点で活動しているアーティストの作品を屋外で紹介する。のんの出展も決定。
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会期:9月7日(土)~11月24日(日)
会期:細見美術館
概要:一般に人間の性愛を描いた絵画の総称で、男女の姿がおおらかに、時にユーモアをもって描かれている春画。同展覧会では版画・版本の作品に加え、特に1点ものである絵画作品「肉筆春画」に焦点を当て、これまで美術館での展示が叶わなかった作品や海外から里帰りを果たした作品を含む、精選された美麗な春画約70件を紹介する。巡回予定はなく、同館のみの開催となる。
●『塩田千春 つながる私(アイ)』@大阪
会期:9月14日(土)~12月1日(日)
会場:大阪中之島美術館
概要:全世界的な感染症の蔓延を経験したことにより、否応なしに意識した他者との「つながり」に、3つの【アイ】-「私/I」、「目/EYE」、「愛/ai」を通じてのアプローチに挑戦する。塩田千春の代名詞ともいえる、糸を使ったインスタレーション作品は必見で、約1,700㎡、天井高6mの会場を舞台に、6点のインスタレーション作品を発表する予定。ほかにも絵画、ドローイングや立体作品、映像など多様な手法を用いた作品を展覧し、塩田千春の創作をみつめる。
●『デ・キリコ展』@兵庫
《形而上的なミューズたち》1918年 カステッロ・ディ・リヴォリ現代美術館(フランチェスコ・フェデリコ・チェッルーティ美術財団より長期貸与)(C) Castello di Rivoli Museo d'Arte Contemporanea, Rivoli-Turin, long-term loan from Fondazione Cerruti (C) Giorgio de Chirico, by SIAE 2024 撮影=さつま瑠璃
会期:9月14日(土)~12月8日(日)
会場:神戸市立博物館
音声ガイド:ムロツヨシ
楽曲タイアップ:ピアニスト辻井伸行
概要:表情のないマヌカンが演じる奇妙なシチュエーション、三角定規などの特徴的なモティーフ、鮮やかで目を惹く色彩――。ジョルジョ・デ・キリコが描く、不思議で独特な世界。その一端に触れることのできる機会となる。
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●『TRIO パリ・東京・大阪 モダンアート・コレクション』@大阪
会期:9月14日(土)~12月8日(日)
会場:大阪中之島美術館 4階展示室
概要:パリ市立近代美術館、東京国立近代美術館、大阪中之島美術館からモダンアートのコレクションが集結。それぞれ独自の文化を育んできた3都市の美術館のコレクションから共通点のある作品でトリオを組み、構成するという、これまでにないユニークな試みとなる。
【開催予定】
●『世界遺産登録30周年・立教開宗800年記念 NAKED光の西本願寺2024 秋の特別公開』@京都
会期:10月1日(火)~10月16日(水)
会場:龍谷山 本願寺
概要:親鸞聖人を宗祖とする浄土真宗本願寺派の本山で、今年、世界遺産登録30周年と立教開宗800年を迎える西本願寺。これを記念し、秋のライトアップイベントの開催が決定した。企画・演出を手がけるネイキッドのイベントで人気を博す、アートな提灯「NAKEDディスタンス提灯(R)」を持ち、デジタルアートで彩られた国宝 御影堂や通常非公開の国宝 飛雲閣などを巡り、西本願寺の歴史や文化を体感できる。
●『Gucci Cosmos』@京都
会期:10月1日(火)~12月1日(日)
会場:京都市京セラ美術館
概要:グッチ製品が日本で初めて正式に紹介されてから60周年の節目である今年、グッチが感謝とともに、これからも日本とのつながりを深め大切に育んでいきたいという強い思いを込めて、さまざまなプロジェクトやイベントを展開している。その集大成となる『Gucci Cosmos』は、グッチの革新の歴史とクリエイティビティの伝統を、時の螺旋をさかのぼるようなイマーシブな展示によって紹介する大規模な世界巡回展。フィレンツェにあるアーカイブ収蔵庫の扉を開き、グッチの歴史を彩ってきたアイコニックなデザインやアイテムがどのように進化してきたかを探求する。
会期:10月12日(土)~12月8日(日)
会場:兵庫県立美術館 ギャラリー棟3階ギャラリー
概要:独特の色彩で、来る日も来る日も、いきものだけを描き続ける愛媛県新居浜市在住の若手アーティスト石村嘉成。2歳で自閉症と診断され、自立に向けて厳しい療育に向き合ってきた。じゃれあうインドゾウの親子、住処を奪われたハシビロコウ、春を待つ深紅のツバキ。どんな状況下の「いのち」も石村嘉成が描くと、とたんに生命力に溢れ、温かい。岡山・愛媛で約8万人を動員した石村嘉成が、満を持して、関西に上陸する。
●『印象派 モネからアメリカへ ―ウスター美術館所蔵— 光は海を越えて』@大阪
『印象派 モネからアメリカへ ウスター美術館所蔵』 撮影=中野昭子
会期:10月12日(土)~2025年1月5日(日)
会場:あべのハルカス美術館
音声ガイド:鈴鹿央士、速水奨
概要:第1回印象派展から150周年を迎える2024年。19世紀後半、大都市パリには国外からも多くの画家が集った。パリで印象派に触れ、学んだ画家たちは、新しい絵画の表現手法を自国へ持ち帰っていた。同展は、西洋美術の伝統を覆した印象派の革新性とその広がり、とりわけアメリカ各地で展開した印象派の諸相に注目する。
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東京会場レポート:モネの《睡蓮》獲得を熱望、フランスで生まれた印象派が海を越えてアメリカへ 『印象派 モネからアメリカへ ウスター美術館所蔵』レポート
オフィシャルサポーター:鈴鹿央士インタビュー 一瞬を切り取る印象派に共感する表現者としての想い
音声ガイド:声優・速水奨が語る「伝統と革新のバランス」 『印象派 モネからアメリカへ ウスター美術館所蔵』
●『ポール・マッカートニー写真展1963-64~Eyes of the Storm~』@大阪
会期:10月12日(土)~2025年1月5日(日)
会場:グランフロント大阪 北館 ナレッジキャピタル イベントラボ
音声ガイド:ポール・マッカートニー
大阪展サポーター:安田顕
概要:1962年にデビューし、瞬く間に世界のトップミュージシャンとなったザ・ビートルズ。同展は、ジョン・レノン、ポール・マッカートニー、ジョージ・ハリスン、リンゴ・スターの4名が世界を熱狂させ社会現象となる1963年12月から、『エド・サリバン・ショー』でアメリカに凱旋した1964年2月までの約3か月間の記録を公開。彼自身が撮影したものや、60年前からネガやコンタクトシートのままでプリント化されてこなかった貴重な写真を含む約250枚が展示される。
はそれぞれ、イープラスにて発売中。