愛おしいキャラクターたちと冒険の旅に出よう! spi、福田えりら『シュレック・ザ・ミュージカル』フルバージョン公演が開幕

レポート
舞台
2023.7.8

抜き稽古の後には、spiと応援サポーターの近藤春菜が登壇し初日前会見が行われた。

二度目の応援サポーター就任について近藤は「(『シュレック・ザ・ミュージカル』の)応援サポーターは私しかいないなと思っていますので、とてもうれしいです」とコメント。フルバージョン公演について尋ねられたspiは、「たくさん歌わせていただきますので、前回来た方も倍楽しめるんじゃないかなと思います」と自信をのぞかせた。今回は生オーケストラの演奏での上演で、そこもパワーアップしたポイントだ。

一方で、公演時間が長くなる分、マスク着用が大変、とこぼしたspi。「顔がどんどん小さくなって、(公演が)終わるころには拳くらいになってるんじゃないかな」と笑わせた。主なキャスト続投での公演で「笑いの絶えない風通しのいい現場だった」と稽古期間を振り返り、キャストがのびのびパフォーマンスできる環境づくりを(演出家が)してくれた、と感謝を口にした。

「いろんな人を誘って何度も来たい」と話した近藤は、応援サポーターとしての意気込みを尋ねられると、「サブリミナル効果を狙って、番組などに出たときに『シュレック』(※小さい声で呟いてみせる近藤)っていろんなところで細かく言っていきたいですね。みんなが「あれ?いつの間にか脳裏に『シュレック』が…」ってなるように(笑)」と、独特のサポート方法を披露。これにはspiも声を上げて笑っていた。

この日は七夕ということもあり、キャスト一同が願い事を書いた短冊がつるされた笹も登場。メインキャストのspi、福田えり、吉田純也、泉見洋平と近藤春菜が書いた短冊も会見でお披露目された。「『シュレック・ザ・ミュージカル』がたくさんのお客様に楽しんでいただけますように(福田)」「客席が笑顔で溢れますように(吉田)」「歌でみんながシアワセになりますように!!(泉見)」と公演に絡んだ願い事が続く中、「ハリセンボン近藤春菜さんとおなら対決がしたい!!」という願いを書いたのはspi。

短冊披露のお手伝いはフィオナ役の福田えり。吉田純也の達筆っぷりに驚きの声が。

短冊披露のお手伝いはフィオナ役の福田えり。吉田純也の達筆っぷりに驚きの声が。

三匹のこぶた・澤田が書いた「トンカツにはなりませんように」という短冊を見つけた近藤。「生姜焼きにはなる可能性がありますね(笑)」との返しはさすが。笹と短冊は7月16日ころまでロビーにに飾られるそう。

三匹のこぶた・澤田が書いた「トンカツにはなりませんように」という短冊を見つけた近藤。「生姜焼きにはなる可能性がありますね(笑)」との返しはさすが。笹と短冊は7月16日ころまでロビーにに飾られるそう。

本編冒頭のナンバーで「おなら」で花を咲かせるシュレックにちなんで急遽対決が決定。「まずは見本を」と、本家・spiがおならで花を咲かせる中、近藤がいざ構えると、シュレックに扮した近藤の写真が舞台後方一面に広がった。「大きすぎませんか?!恥ずかしい!」と叫ぶ近藤と、「すごいですね!負けました!」と感嘆するspi。ふたりの掛け合いに、会場が笑いに包まれた。

続く近藤の願いは「シュレックにお姫様抱っこしてもらえますように」。「ロマンチックな七夕の日ですから。シュレックさん……というより中の人、spiさんに……」と照れつつ言う近藤に、「マスク突き抜けないでください!(笑)」と笑って返したシュレックことspi。本番を控えるspiの腰を心配する近藤をよそに、その逞しさで軽々抱え上げ、「軽かったですよ。2キロくらいでした」と笑顔を返した。

公演の見どころについて、「一幕のラストの歌はもちろん、子供たちにもわかりやすいお笑いもちりばめられていますので、三世代にわたって見に来ていただきたいと思います」とspiがアピールし、「やっぱり『シュレック』最高!」の掛け声で会見は締めくくられた。

『シュレック・ザ・ミュージカル』フルバージョン公演は、日本青年館ホールにて、7月8日(土)~16(日)、7月22日(土)~7月30日(日)の全20公演。

>(NEXT)福田えり、吉田純也、泉見洋平のコメントを紹介

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