和島が中国最強王者を迎撃！ 12/9『K-1 ReBIRTH.2』でSウェルター級タイトル戦

ニュース

スポーツ

和島大海は武林風の王者であるオウヤン・フェンと対戦（C）K-1

『K-1 WORLD GP 2023 ～K-1 ReBIRTH.2～』が12月9日（土）に開催される。その対戦カードが発表された。

注目はスーパー・ウェルター級チャンピオンの和島大海が、中国のオウヤン・フェンを迎え打つ3度目の防衛戦だ。

和島は7月の『K-1 WORLD GP 2023』で、5年前に敗れたジョーダン・ピケオーを相手に2度目の防衛戦を行い、2RKO勝利で王座防衛とリベンジを果たした。現在8連勝中と絶好調を維持している。

対するオウヤンは、中国70kg最強の呼び声が高い強豪ファイター。2023年7月の武林風では、現武林風70kg級チャンピオンのアナトリー・モイセーエフをKOし、WL武林風‐70kg級世界チャンピオンとなった。また、海人に判定勝ちしたティジャニ・ベズタティと接戦を演じたクリスチャン・バヤを下したことがあり、和島にSNSで対戦要求をした因縁がある。

会見に出席した和島は「オウヤン・フェン選手からは2、3年前にSNSで対戦要求があって、調べてみたら戦績も近いし、いい選手だなと注目していた。その後、互いにベルトを獲って、負けられない試合になる」とコメント。「武林風のベルトを2本かけることはできないですか？」と宮田プロデューサーに質問する場面もあった。

オウヤンについては「粘り強い、手数が多い印象。その試合に付き合うというよりは、1Rで倒してしまおうかなと。アジアでは一番強いと思うが、まずはアジアをクリアして次はヨーロッパに」と世界戦略も視野に入れたビジョンまで表明。最後に「K-1MAXは、“ワジマックス”が背負っていきます」と宣言している。

対するオウヤン・フェンは「中国の格闘技ファンもこの対戦が早く実現することを望んでいたし、私も対戦要求をしていたので、いつ戦っても良いように常に準備をしていた。この対戦は、火星と地球が衝突するくらいの、有史以来、最もインパクトのある戦いになる。私は、K-1スーパーウェルター級のトップファイター和島選手の自信を打ち砕くために日本に行く。必ず中国にK-1のベルトを持って帰る」とコメントした。

日中のトップファイター同士の戦いとなるこの一戦。勝つのはどっちだ？

■K-1 WORLD GP スーパー・ウェルター級タイトルマッチ／3分3R ・延長1R
和島大海 vs. オウヤン・フェン

そのほか、今大会ではミドル級王者のハッサン・トイが挑戦者・松倉信太郎を、バンタム級王者・黒田斗真が挑戦者・石井一成をそれぞれ迎える初防衛戦が2試合。第2代K-1 WORLD GP女子アトム級王者の菅原美優が、オーストラリアのルシール・デッドマンと対戦するスーパーファイトが予定されている。

■K-1 WORLD GP ミドル級タイトルマッチ／3分3R・延長1R
ハッサン・トイ vs. 松倉信太郎

ハッサン・トイ vs. 松倉信太郎（C）K-1

ハッサン・トイのコメント
「また日本に戻ってK-1で戦える事が凄く嬉しいし、既に興奮してるよ！前回は30秒で終わったが、今回もまた同じ結果になる。KOで終わらせるつもりだ。日本のファンのみんなから届く沢山の温かいメッセージにいつも感謝している。KOを見逃さないためにも、俺の試合は瞬きせずしっかりと見届けて欲しい」

松倉信太郎のコメント
「自分の格闘技人生を完結させたいなと思っている。ハッサン選手は強いのは分かっているが、覚悟を見せたい。強いハッサンに、わずか半年の期間で勝てるのか？ 1年でも勝つ奴は勝つし、期間は関係なくて、気持ちの部分が大切。短い期間と思っている奴は勝てない。強い状態で挑む」

■K-1 WORLD GP バンタム級タイトルマッチ／3分3R・延長1R
黒田斗真 vs. 石井一成