英国ロイヤル･バレエとマリインスキー･バレエの豪華プログラムを連続放送

マリインスキー・バレエ「アンナ・カレーニナ」より

NHK BSプレミアム「プレミアムシアター」で、3月20日（日）深夜24時（21日午前0時）より、「英国ロイヤル･バレエ・ガラ」と「マリインスキー･バレエの『アンナ･カレーニナ』」という二つの豪華バレエ公演が放送される。

前半「英国ロイヤル･バレエ・ガラ」では、バランシン振付の「チャイコフスキー･パ･ド･ドゥ」、ジェローム･ロビンス振付の「牧神の午後」という、王道のレパートリーに加え、英国ロイヤル・バレエ専任振付家のリアム･スカーレットが振付した大胆な抽象バレエ「ヴィサラ」（日本人ダンサーの平野亮一が出演）、そしてキューバ人ダンサー、カルロス・アコスタの英国ロイヤル・バレエ退団公演となる「カルメン」（振付及びドン・ホセ役をアコスタが務めた）が放送される。いずれも2015年11月にロンドンのコヴェントガーデン王立歌劇場で収録されたもの。

後半「マリインスキー･バレエの『アンナ･カレーニナ』」は2016年1月末に放送予定だったものが、延期されて今回放送されることになったもの。原作はトルストイの有名な長編小説。作曲はソ連／ロシアを代表する作曲家ロディオン・シチェドリン。1972年の初演ではシチェドリンの妻であるマイヤ・プリセツカヤが演出・主演を務めたが、今回放送されるものはアレクセイ・ラトマンスキーが新たに演出・振付を務めたヴァージョン。映像効果を駆使した斬新なステージングが話題となった。タイトル・ロールをウリヤーナ･ロパートキナが踊る。指揮はワレリー･ゲルギエフ。2014年3月にサンクトペテルブルクのマリインスキー劇場で収録されたもの。