ロ字ック、『荒川、神キラーチューン』チラシビジュアルを公開 チケット発売イベントも明らかに
『荒川、神キラーチューン』チラシビジュアル
2016年6月~7月にかけて、東京に拠点を置く劇団 □字ック(ロジック)が、劇団代表作である『荒川、神キラーチューン』を東京・豊橋の2都市で再演する。そのチラシビジュアルが明らかになった。
ロ字ックは、主宰の山田佳奈がレコード会社のプロモーターを経て、2010年に立ち上げた劇団。『荒川、神キラーチューン』は2014年5月に演劇ポータルサイト「Corich舞台芸術まつり!2014春」にてグランプリを、主演を務めた劇団員小野寺ずるは主演女優賞を受賞した作品だ。また、その年のサンモールスタジオの年間劇場使用団体において最高位である最優秀団体賞を受賞したもの。人間関係の希薄さや、他人への干渉を避ける風潮から生じてしまった実際の事件を起点に物語が構想されている。
今回の上演では、主演に町田マリーをキャスティング。その他にも、拙者ムニエル・澤田育子、夜ふかしの会・鬼頭真也など、名だたる俳優達を取りそろえ、再演を行う。
さらに、2016年5月7日(土)、8日(日)には、発売を記念してイベントも開催される。豪華キャストによる対談&Ustream生放送や、山田佳奈による連載小説「煩悩サンスクリット」の記念展示、リーディングライブが実施される。こちらも本公演と併せて、見逃すことができないものとなりそうだ。
ロ字ックは、THEラブ人間の主宰する音楽イベント「下北沢にて'16」へ参加するなど、演劇界の枠にとらわれない活動を続ける、いま注目の劇団だ。ぜひこの機会に、彼女らの代表作の一つでもある本作品を目撃してみてはいかがだろうか。
『荒川、神キラーチューン』チラシビジュアル
『荒川、神キラーチューン』初演時舞台写真
『荒川、神キラーチューン』初演時舞台写真
『荒川、神キラーチューン(再演)』
【あらすじ】
渋谷ショーコ(町田マリー)は、現在中学の教師をしている。中学生だったとき、彼女は漫画家になりたかった。だから毎日のように漫画を描いていた。将来の夢は漫画家。でもなれなかった。なりたかった職業に就く大人なんて、ほんの一握りだと思う。結果ショーコは、地味な大人になったが、彼女は職場恋愛を経て室(鬼頭真也)と結婚をすることになった。教師同士の恋愛。肩身も狭く、周りの噂が耳に痛い。
ある日、自分のクラスのストーカーにあっている生徒が、体育の授業を見学しまくっていることを知る。同僚の体育教師である山辺(澤田育子)とその生徒と話し合いを設けたのだが、驚く言葉を言われてしまう。「じゃあ、先生はわたしが殺されそうになったら、代わりに殺されてくれますか?」
これをきっかけに、14年前、担任の先生が殺されて荒川の河川敷で発見されたこと、あの日いなくなってしまったあの子のこと、過去にフタをしていた様々なことを思い出さねばならなくなる。現在の私と、14年前のわたし。ねえ、ショーコちゃん。神様ってほんとうにいるのかな?
日時:2016年6月29日(水)~7月3日(日) ※全7ステージ予定
会場:東京芸術劇場シアターウエスト
<豊橋公演>
日時:2016年7月9日(土)・7月10日(日) ※全2ステージ予定
会場:穂の国とよはし芸術劇場PLAT アートスペース
出演:
町田マリー/
小野寺ずる(□字ック)・日高ボブ美(□字ック)/
鬼頭真也(夜ふかしの会)・石橋穂乃香・エリザベス・マリー(CHAiroiPLIN)
大塚宣幸(大阪バンガー帝国)・傳田うに/
青山祥子・とみやまあゆみ・濱田真和(Superendroller)・安川まり(さいたまネクスト・シアター)/
澤田育子(goodmorning N˚5/拙者ムニエル)
納葉、かさいみよ、鈴村悠、田島冴香(東京タンバリン)、龍野りな、花村雅子(えうれか)
脚本・演出:山田佳奈
□字ックオフィシャルWEB:http://www.roji649.com/
料金:入場無料
<常設展示>
演劇ぶっくWEBサイト【演劇キック】にて連載中の「煩悩サンスクリット」(山田佳奈 連載/小野寺ずる 挿絵)
3年間&全108話の軌跡を小説・挿絵とともにたどる展示
①7日18時より
「荒川、神キラーチューン」発売記念!キャストによる対談&Ustream生放送
②8日18時より
連載小説「煩悩サンスクリット」完結記念!リーディングライブ開催