滝沢秀明からのオファーで、三宅健が手話付きで楽曲披露！「滝沢歌舞伎2016」初日前会見

「タッキー＆翼」の滝沢秀明が座長を務めて11年目を迎えた「滝沢歌舞伎2016」が、4月10日（日）新橋演舞場にて初日を迎える。昨年は初の海外公演となるシンガポール公演も成功させた本公演、今年はV6の三宅健をゲストに迎え、かつてないスケール感の豪華絢爛エンターテイメントショーを繰り広げる。

10日（日）の昼から、マスコミ向けのゲネプロ、そして囲み会見が行われ、滝沢と三宅が会見の場に姿を現した。

ジャニーズの先輩・三宅が参加することについて、滝沢は「本当にいい風、いい刺激を感じています」と笑顔。一方初めて滝沢歌舞伎を目の当たりにした三宅は「滝沢は本当にこんな大変なことをずっとやっていたんだって知りました。舞台裏はみんな走り回ってるし。もちろん僕も走ってます」と語る。

今回の演目では、人気企画・空中での太鼓演奏が滝沢と三宅による「ツイン空中太鼓」となる。かなりの高さで繰り広げられる演奏について問われると、滝沢は「僕の中では健くんに決まったら絶対（この企画を）やろうと思ってました。気持ちいいですね」そして三宅も「それほど怖くはないです。アトラクションをしながら太鼓を叩くという感じで」と余裕を見せる二人。

一方、舞台上で生化粧をする場面について、三宅は「大変です。滝沢はさくさくやっていっちゃうので、ああ間に合わない！って焦ってやっています」と苦笑。
化粧に関しては滝沢も思うところがあり、「毎年思いますけど、メイクをしてなかなか口紅や眉毛がうまくいかないときはテンション低くなりますね。なんかお化粧のノリが悪いって。女性の気持ちがわかる。このままでは（舞台に）出られないって」というと、女性記者たちが同意の笑顔に。

この舞台で新たに披露されるものの一つに、滝沢が作曲、三宅が作詞した「Love」という曲がある。滝沢が「健くんと一緒に舞台ができるということで、何か滝沢歌舞伎に残したいと思い、歌詞を健くんに作ってほしいとお願いしました」、三宅は「この舞台の番宣で滝沢がTOKIOの番組に出たときに『親孝行は得意じゃない。ちゃんとできた事がない』と言っていたので、親孝行が苦手だという人が身近な誰かへの愛、人への感謝の気持ちを伝えるような歌詞にした」と歌が生まれた背景をそれぞれ明らかにした。

もう一つ。三宅のソロ曲「Maybe」については、滝沢から「健くんにしかできないようなことをやってほしい」というオファーがあったという。「だったら手話を使ってダンスをやってみようと思った。感情も伝えなければならないので、歌詞の文章そのままではなく意味をとらえて意訳した手話にしています。聾の方が見ても意味がわかるように」
個人的に勉強を続け、今ではNHKで手話の番組を担当する三宅だからこその一曲。スタイリッシュかつ琴線に触れるような仕上がりとなっていた。

なお、先日ケンタッキー・フライドチキンのCMに二人で出演することが発表されたが、このCMは、滝沢歌舞伎の裏側という設定で、稽古終わりの二人がチキンを食べるという内容になっているとのこと。「CMが決まったあと、うちの井ノ原くんが『（売上に）貢献する！』と、ものすごい量のチキンを稽古場に差し入れてくれた」と三宅。これをきっかけに二人でCDを出してみては？と問われると、「ファンの皆さんの声があれば。同じエイベックス所属なので、やりやすいし！スーッと企画が通っちゃう（笑）」と笑いあう滝沢と三宅だった。

稽古中に誕生日を迎えた滝沢に三宅からプレゼント（黒いハット）が贈られるなど、先輩後輩のチームワークも完璧。5月15日（日）の千秋楽まで「滝沢歌舞伎2016」は、さらに絆を深めながら上演されることだろう。