SHISHAMO 春の全国ツアー大成功!ファイナル沖縄公演の模様をお届け!

レポート
音楽
2015.7.1

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全力疾走するSHISHAMO!!! 春の全国ツアー大成功で、この夏さらなるステージへ!

SHISHAMOのバンド史上最大キャパで開催された春の全国ツアー「さよなら、僕のともだちと花の季節」は最終地の沖縄・桜坂セントラルまで完走、大成功に収めた。

今回はZepp DiverCity TokyoやZepp NagoyaなどのZeppクラスの大きなライブハウスにも挑戦して見事に完売。各地でSold Out続出で、3月に発売された新しいアルバム『SHISHAMO 2』がいかに多くのファンに届いたのかということを実感した。「ライブで観たい!聴きたい!」という大きな期待感と熱量、そして疾走するバンドのリアルな勢いを肌で感じることができた。4月から約2ヶ月に渡ったツアーから、ツアーファイナル沖縄公演の模様をお届けする。

 

全国各地のファンを熱狂させ、たどりついた最後の地沖縄公演には、初となる沖縄でのライブに期待を膨らませたファンがどっと押し寄せた。ほとんどが現地沖縄のファン。ライブ中のMCでGt.Vo宮崎朝子が「沖縄にはSHISHAMOを知ってるファンは3人ぐらいしかいないんじゃないかと思ってた」と話していたが、そんな心配はどこ吹く風で、フロアを埋め尽くしたファンの歓声と熱気に驚かされた。


オープニング、メンバー全員のハーモニーがとても美しい『花』からライブがスタート。息がピッタリと合っていてライブの冒頭を鮮やかに彩っている。続くのは、曲のなかに様々な表情をもつ『デートプラン』。Dr.吉川美冴貴を中心に巧みなリズムワークで徐々にオーディエンスのテンションをあげていく。Ba.松岡彩のベースソロパートも心地いい。3曲目はその松岡が新たに加入した後にリリースされた『量産型彼氏』。大きな歓声が沸き起こる。続くMCでは宮崎が会場の''元気''を確認するかのように、オーディエンスを煽る。充分すぎる元気を受け取ってからYoutube再生回数430万回を超える『僕に彼女ができたんだ』のギターソロが鳴り響いて、すぐさま場内がヒートアップする。立て続けに、SHISHAMOの魅力がたくさん詰まっている 『バンドマン』へ 。この曲は今ツアーを通してさらに表現力と迫力が増した。間髪入れずに、みんなで歌って完成させる『休日』へとなだれ込んでいく。ステージ上のメンバーがそれぞれ音や楽器と戯れるように演奏を楽しんでいて、観ている方も嬉しくなる。オーディエンスの歌声も合わさって場内の一体感を生んだ。 

 

昨年、電撃加入して2度目の全国ツアーとなる松岡のMCで「新しいアルバムのなかで、わたしが1番好きな曲」と紹介された『彼女の日曜日』が披露される。松岡は演奏の成長もあるが、ベースを弾いてる時の表情がとても豊かになった。そのあとの『恋愛休暇』では、モヤっとしたもどかしい女の子の気持ちを宮崎が丁寧に歌いあげた。音源でも素晴らしいのだが、ライブで聴くと魅力がグッと増す楽曲だ。


ここで恒例のSHISHAMOによるお客さん調査。「小学生はいますか?」と大人まで順に聴いていく。この日小学生はいなかったが、中学生やたくさんの高校生、元気な大学生や大人が元気にお返事する。春の全国ツアーでは初めてSHISHAMOのライブを観るという人がとても多く、ファンが急激に増殖したことが伺える。思い返せば長野公演で小学4年生の女の子がライブ楽しんでたのもとても印象深い。宮崎が「いろんな年代の方が来てくれるのが本当に嬉しい」と心から喜んでいたように、幅広い年代に支持されていることが今のSHISHAMOの大きな強みかもしれない。

ライブは中盤にさしかかり、じっくりと楽曲にのめり込むことができるセクションへ。
何度聴いても胸が締め付けられ、鳥肌がたってしまう『あの子のバラード』。感情が込められた演奏と歌に涙が溢れる。さらに宮崎自身が「新しいアルバムで最も好きな曲」と公言している『ともだち』を大切に歌う。自身の生活スタイルとも重なる『昼夜逆転』では、切なさやもどかしさが痛いほど伝わってくる。本ツアーにおいてこのセクションはとても重要な意味を持つセットリストだったように思える。

ここからは後半戦がスタート。迫力が備わった吉川のドラムさばきが冴えわたり、宮崎のギターのイントロと松岡のベースソロがひと際カッコイイ『僕、実は』で、場内の空気は一変する。普段の立居姿や雰囲気とのギャップに驚かされる。オーディエンスをロックな世界に引き込んでいく。芯を強く持ったロックバンドだと、改めて認識する瞬間である。


さらにライブで定番の『タオル』で、場内の一体感を増しながら加速度を高めていく。『きみと話せないのは』では、はっきり伝えられない苦しい心情をスピード感ある演奏と歌とで見事に表現。落ち着くまもなく、昨夏にスマッシュヒットした『君と夏フェス』でさらにヒートアップ。『恋する』のドラムが鳴り響くと最高潮に達したオーディエンスからはこの日一番大きな歓声が湧いた。ロックバンドSHISHAMOの爆発力と瞬発力を体感できるナンバーの連続。フロアは熱狂につつまれたまま、本編の幕を閉じた。

ツアーファイナルのアンコールでは、サプライズでファンへ新曲のプレゼント。ヘコたれても前を向いて力強く生きる姿を描いた新曲『生きるガール』。この楽曲の突き抜けるポップさと、ポジティブな歌詞にはとても勇気づけられる。そして、素直に楽しくなれる。 続いてグルービィなイントロだけ聴いても、抜群の音楽センスが伝わってくる新曲『熱帯夜』を披露。これまでのイメージとは異なる、彼女たちがさらなるステージへ進むための覚悟が感じられる楽曲だ。ねっとりした感情と情景を映し出す演奏、歌詞に心奪われる。SHISHAMOの新たな一面を目のあたりにすることになった。

さらに嬉しいプレゼントが用意されていた。その場でファンのリクエストを募集。この日演奏していない数々の楽曲のリクエストの声の中から、たくさんの要望があった『第3ボタン』をチョイス。クライマックスに向けて突っ走る。


最後はニューアルバム「SHISHAMO 2」のリード曲『さよならの季節』を、感情豊かに、大切に歌い上げた。宮崎だけでなくステージ上の全員が演奏しながら歌っている姿を観てると、自然に胸が熱くなってくる。ツアーを通して、最も輝きと魅力が増した象徴的な楽曲でフィナーレを迎えた。



披露された新曲『熱帯夜』は8/5(水)にニューシングルとしてリリースが決定。『生きるガール』はそのカップリング。抜群のメロディセンスと、成長著しいバンドが織り成すグルーヴといった新たな魅力が詰まったシングルのリリースが本当に待ち遠しい。

春の全国ツアーを完走してスケールアップしたSHISHAMOは、6月27日(土)に東京・日比谷野外音楽堂で、7月25日(土)には大阪・大阪城野外音楽堂で「SHISHAMO NO YAON!!!」と題した初の東阪野音ライブを開催。ツアー直後の充実感にあふれるライブは絶対に見逃せない。

さらに全国各地の夏フェス出演を経て、自身最大キャパとなるSHISHAMO ワンマンツアー2015秋「熱帯夜はまだ続くけど、ガールは今日も笑わなきゃいけない」を開催することが発表された。その先には、2016年1月4日の日本武道館公演が決定している。高みを目指して走り続けるSHISHAMOにこれからも目が離せない。

 

 

SHISHAMO ワンマンツアー2015秋 「熱帯夜はまだ続くけど、ガールは今日も笑わなきゃいけない」

 

 
ワンマンツアー2015秋 「熱帯夜はまだ続くけど、ガールは今日も笑わなきゃいけない」

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SHISHAMO

リリース情報:シングル「熱帯夜」 2015/8/5(水) リリース

XQFQー1413 ¥1,000(税込)
1, 熱帯夜 2, 生きるガール

 
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