櫻井圭登、三上俊らが艶やかに魅せるエンターテイメントショー　歌謡倶楽部『艶漢』上演中！

8月19日（金）からサンシャイン劇場にて歌謡倶楽部『艶漢』が上演されている。

本作は今年3月に上演された浪漫活劇譚『艶漢』から生まれた歌謡エンターテイメントショー。個性豊かなキャストたちがその役どころのまま、歌・踊り・客いじり、そして本来の芝居にと、時間の許す限り“魅せまくる”ステージだ。尚 月地の原作漫画をご存じの方に説明するなら、浪漫活劇譚『艶漢』が漫画の本編、そして歌謡倶楽部『艶漢』は巻末のおまけ漫画にある、楽しい世界を具現化した世界…といったところだ。

以前、吉原詩郎役の櫻井圭登と吉原安里役の三上俊にインタビューをしたが、それ以来どんなショーになるのか、と期待を膨らませていた。本番が始まり蓋を開けると期待以上の「ザ・エンターテイメントショー」がそこにあった。光路郎（末原拓馬）や三郎太（羽場涼介）は男くさく歌い、ときに笑いもとる。アグリ（小槙まこ）と六口（田上真里奈）は、その天然＆どSキャラのままで華を添え、早乙女（堀越涼）は要所要所でキメ、そして脱力プレイもキメる。もちろん詩郎と安里は惜しげもなく素肌を晒し、艶やかに歌い踊る…とにかく観客を全力で楽しませたいという想いが伝わる内容となっている。

メインで歌い踊っているところだけが見どころではない。その脇で他のキャストがさりげなくセット転換をしている際、各自のキャラクターらしい身体の使い方を徹底している点もお見逃しなく。また、ジャグリングやアクロバット、講談のプロが見せるパフォーマンスにも注目してほしい。

できることなら再演を、そして地方公演もしてほしいと願うとびっきりのステージ。残すところラスト1公演だ。

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