女優のん演じる主人公すずがやさしく微笑む アニメーション映画『この世界の片隅に』のポスタービジュアルが解禁

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2016.9.22
 (C)こうの史代・双葉社/「この世界の片隅に」製作委員会

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11月12日公開のアニメーション映画『この世界の片隅に』のポスタービジュアルが解禁された。

『この世界の片隅に』は、こうの史代原作の同名漫画を『マイマイ新子と千年の魔法』の片渕須直監督が6年の歳月をかけて映像化したアニメーション映画。第二次世界大戦中の広島・呉を舞台に、戦況が悪化していく世の中で大切なものを失いながらも、日々を前向きに生きる女性・すずの姿を綿密な時代考証をもとに描く。

主人公・すずはアニメ声優として初主演を果たす女優のんが演じるほか、細谷佳正、稲葉菜月、尾身美詞、小野大輔ら多くの才能が同作のために集結。音楽を担当するのは、シンガーソングライター・コトリンゴが担当している。
 

のん アフレコ風景

のん アフレコ風景


公開されたビジュアルでは、たくさんの草花が咲く中で誰かに呼ばれたかのように小首を傾げ、振り向くすずが描かれている。スケッチの途中で下駄を脱ぎ、花を摘む姿に劇中でのゆっくりした時間が垣間見えるビジュアルだ。

同作はより多くの観客に届けるべくクラウドファンディングで出資を募り、2015年当時最高記録となる36,224,000円の支援額、3,374人の支援者を集めることに成功したことでも話題となった。その想いと成果が、どう映像に反映されているかにも注目だ。

アニメーション映画『この世界の片隅に』は11月12日(土)テアトル新宿、ユーロスペースほか全国ロードショー。
 

作品情報

アニメーション映画『この世界の片隅に』
 


声の出演:のん 細谷佳正 稲葉菜月 尾身美詞 小野大輔 潘めぐみ 岩井七世 / 澁谷天外
監督・脚本:片渕須直
原作:こうの史代「この世界の片隅に」(双葉社刊)
企画:丸山正雄 監督補・画面構成:浦谷千恵 キャラクターデザイン・作画監督:松原秀典
音楽:コトリンゴ
プロデューサー:真木太郎 製作統括:GENCO アニメーション制作:MAPPA
配給:東京テアトル

【ストーリー】
すずは、広島市江波で生まれた絵が得意な少女。昭和19(1944)年、20キロ離れた町・呉に嫁ぎ18歳で一家の主婦となったすずは、あらゆるものが欠乏していく中で、日々の食卓を作り出すために工夫を凝らす。 だが、戦争は進み、日本海軍の根拠地だった呉は、何度もの空襲に襲われる。庭先から毎日眺めていた軍艦たちが炎を上げ、市街が灰燼に帰してゆく。すずが大事に思っていた身近なものが奪われてゆく。それでもなお、毎日を築くすずの営みは終わらない。そして、昭和20(1945)年の夏がやってきた。


(C)こうの史代・双葉社/「この世界の片隅に」製作委員会
konosekai.jp

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