ディーン・フジオカ、主演映画『結婚』で結婚詐欺師に 『あさが来た』の西谷真一監督と再タッグ

ニュース
イベント/レジャー
2017.1.12
ディーン・フジオカ

ディーン・フジオカ

画像を全て表示(3件)

直木賞作家・井上荒野原作の小説『結婚詐欺』が実写映画化されることが決定した。

同作の主演を務めるのは、NHK連続テレビ小説『あさが来た』で五代友厚役を演じたディーン・フジオカ。『あさが来た』終了後、劇中での五代の死を受け入れられない視聴者の間で「五代ロス」という言葉が生まれたことでも知られ、最近では『Yahoo!検索大賞2016』やORICON STYLEが選ぶ『男性が選ぶ“なりたい顔”ランキング第1位』を受賞するなど活躍が著しい。

ディーンが演じるのは、あらゆる女性を大人の色気で翻弄する魅惑の結婚詐欺師。メガホンを『あさが来た』でチーフ演出を務めた西谷真一氏。西谷監督は「『あさが来た』時代から、ディーン・フジオカさんは映画をやるべき人だと強く思っていた。そして自分が何としても監督をやりたい」と強く願い、『結婚』の実写化企画が進捗した際、「この本格的な恋愛ドラマをぜひディーン・フジオカさん主演で」と提案。原作者である井上氏も受諾し、『あさが来た』のタッグが再会した。脚本はドラマ『結婚できない男』(フジテレビ系)、『梅ちゃん先生』(NHKの総合)などを生み出してきた尾崎将也氏が担当する。また、ディーン・フジオカ演じる古海健児の相棒には、同じく『まれ』に矢野陶子役で出演して注目された柊子(しゅうこ)がキャスティングされた。

ディーン、柊子、西谷監督、製作・配給元のKADOKAWAプロデューサーらのコメントも発表されている。


ディーン・フジオカ

――本作への主演が決定した時の気持ち

今まで自分が演じたことのなかった役、演じることを考えたこともなかった役なので、正直今は少し不安ですが、説得力のある結婚詐欺師を演じれるよう頑張りたいと思います。  

――結婚詐欺師である古海健児役をどう演じていきたいか
 
彼の刹那な生き様を、時に我が儘に、時に詩的に演じれるよう頑張ります。  

――西谷真一監督とのタッグについて 

ご一緒させていただいて今回で3回目になります。 いつも刺激的な西谷監督の現場に戻れるのが今からもう楽しみです。 この「結婚」という作品が、西谷真一監督作品の史上最高傑作になるよう、微力ながら全身全霊をかけてお手伝いさせていただきたいと思っています。  

――ファンの皆さんへのメッセージ

結婚詐欺師という世の中的にはよろしくない人物が主人公の作品ですが、その視点だからこそ見えて来る『愛の物語』をお楽しみに!

 

柊子


柊子

柊子


――本作への出演が決定した時のお気持ち

この度、千石るり子役を演じさせて頂くことになりました、柊子と申します。映画『結婚』への出演のお話を聞いた時、言葉では言い尽くせないほど、胸が熱くなりました。台本を手にした時、その一冊の重さは自分の想像以上でした。嬉しい気持ちや、不安な気持ち、色々なドキドキが詰まっています。私の演じる、るり子という女性が抱く古海への愛の形はただひたすらに強く、そして切ないものだと思います。

――ディーン・フジオカさんとの初共演について

ディーン・フジオカさんに初めてお会いした時、優しくてあたたかい瞳に吸い込まれそうになりました。これから始まる撮影期間、ディーン・フジオカさんの瞳をまっすぐ見つめて臨みます。

西谷真一監督

『あさが来た』でディーン・フジオカさんと最初にお会いした時、年齢や性別を超えた特別な「色気」を強く感じました。それは私がウォン・カーウァイの映画『花様年華』のトニー・レオンを劇場で観た時の感動と似たような心のざわめきでした。以降、『喧騒の街、静かな海』では五代友厚とは真逆な現代の等身大の青年を演じてもらいましたが、今回は、私が最初にディーンさんに感じた「大人の男が持つ優しさと色気、そして凄み」を引き出し、皆さんが見たことのない、新たなディーン・フジオカの魅力を描いていきたいと思っています。井上荒野さんの原作「結婚」は、男と女の孤独と哀しみに裏打ちされた愛を描いた小説です。この原作との出会いが、ディーン・フジオカという稀有な俳優を今こそスクリーンで輝かせたいと思うきっかけとなりました。また、この作品で重要な出演者の一人、るり子役には柊子さんを起用しました。とても未知数の可能性を持った女優さんなので、ディーンさんとのセッションが今から楽しみです。どうか、一人でも多くのお客様に見ていただけることを祈っております。


KADOKAWAプロデューサー

ディーン・フジオカさん演じる本作の主人公・古海健児は、あらゆる女性の心に入り込み、「結婚」という幻を見せては消えていく結婚詐欺師です。女性たちを虜にする色気や優しさを見せながら、ふいに孤独や闇を感じさせる底知れなさも併せ持った役柄ですが、ディーンさんに演じていただくことによって、女性たちがなぜ古海という男に心惹かれていくのかその魅力がより鮮明になってスクリーンに描き出されていくのではと撮影を楽しみにしています。 また、柊子さん演じるるり子は、古海の相棒として結婚詐欺に加担していきますが、単なる共犯関係だけではない、その裏にある女性としての切ない感情を繊細に表現していただけると思っています。 そして、監督を務める西谷真一さんは本作がディーンさんと3度目のタッグとなり、その強い信頼関係のもと、これまでに見たことのないディーンさんの新たな魅力をスクリーンに映し出してくれると確信しています。 魅惑的な結婚詐欺師と、「結婚」という名の愛を求める女性たちとの間で繰り広げられる大人の恋愛ドラマを、ぜひご期待下さい。


映画『結婚』は2017年1月中旬よりクランクイン、1月下旬クランクアップ(予定)。

作品情報
映画『結婚』

年齢も境遇も違う、様々な女たちの心の隙間に入り込み、その色気で翻弄していく結婚詐欺師・古海健児(ディーン・フジオカ)。ある時は小説家、またある時は空間コーディネーターと、次々と姿を変え、結婚詐欺を行っていく。騙された女たちは、ついに古海の相棒・千石るり子(柊子)にたどり着くのだが。「結婚」という魔物に騙された女たちと、騙した男にうごめく秘密と哀しみ―。彼らが持つ孤独と欲望の行き着く先とは? そして古海の本当の目的とは。

製作・配給:KADOKAWA
(C)2017「結婚」製作委員会
映画公式サイト:kekkon-movie.jp

 

原作情報

井上荒野「結婚」(角川文庫刊)
 
井上荒野「結婚」(角川文庫刊)

井上荒野「結婚」(角川文庫刊)


結婚詐欺師を通して描く男女の業と性(さが) 結婚願望を捨てきれない女、現状に満足しない女に巧みに入り込む結婚詐欺師・古海。だが、彼の心にも埋められない闇があった……父・井上光晴の同名小説にオマージュを捧げる長編小説。

書籍情報:http://www.kadokawa.co.jp/product/321509000156/

 

シェア / 保存先を選択