大阪フィルハーモニー交響楽団創立70周年に向けて~福山修 事務局次長に訊く~
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創立70周年を迎える大阪フィルハーモニー交響楽団のメンバー (C)飯島隆
昨年11月の終わり、大阪フィルハーモニー交響楽団は2018年4月に指揮者 尾高忠明氏が第3代音楽監督に就任すると発表した。また併せて、2017年4月からのシーズンは楽団創立70周年のアニバーサリーイヤーで、記念演奏会として「大阪国際フェスティバル」でレナード・バーンスタイン「ミサ」を演奏することも発表。注目の定期演奏会のプログラムでは、ウラディーミル・フェドセーエフや準・メルクル、エリアフ・インバル、ラドミル・エリシュカといった過去に大阪フィルを指揮した著名なマエストロが登場し得意とする曲を指揮する、楽団としての気合を感じさせる豪華なラインナップとなった。
楽団創立70周年に向けた思いを、指揮者のセレクトやプログラミングを一手に担当している事務局次長(演奏事業部長を兼務)の福山修に訊いてみた。
--いよいよ4月から創立70周年のアニバーサリーイヤーが始まりますね。新音楽監督の話や定期演奏会のラインナップの方針など聞きたいことはたくさんありますが、まずは首席指揮者 井上道義氏と歩まれた3年間についてお聞かせください。
3年前、アンサンブル金沢の音楽監督で忙しくされていた井上道義マエストロに、無理を承知で3年間の首席指揮者契約をお願いし、光栄にも引き受けていただきました。
3年間の首席指揮者契約を3月で終える井上道義 (c) 飯島隆
就任直後に病気が見つかるといった思いがけない事態も有りましたが、井上マエストロには「オーケストラはそこに住む人々とその街を表現する存在でなければならない」とのコンセプトの下、「おしゃべり好きで人懐っこく、明るい人々の街」という“大阪”のイメージと重なるラテン的な作品を多く採り上げていただき、レパートリーと表現力の幅を広げていただきました。
また、定期演奏会の会場を新しく建て替わったフェスティバルホールに戻し、ザ・シンフォニーホールや兵庫県立芸術文化センターでは、それぞれの音響特性に合ったプログラムを考えるなど、本当に濃密で、音楽的刺激を沢山頂いた3年間でした。
大阪フィルの迫力あるサウンドはフェスティバルホールで作られる (c) 飯島隆
そうした中、次のステップとして、大阪フィルがより聴衆を引きつけられる表現力と力強いサウンドを身に付けるためには、今一度、基本に立ち戻り、アンサンブルやサウンド作りに取り組む必要があると考え、それをお任せできるのは、尾高忠明マエストロをおいて他にない、との思いからこの度就任をお願いしました。
--なるほど。井上道義氏の退任理由は、健康上の理由ではなかったのですね。尾高忠明氏は大阪フィルの技術力を更に高めることが出来るマエストロだと。
尾高マエストロは大阪フィルの伝統を大切に思ってくださる方で、指揮していただくたびに、朝比奈隆のDNAがオーケストラにしっかり残っていると言ってくださいます。朝比奈隆を知らない若いメンバーが随分増えたにもかかわらず。朝比奈イズムを継承しながら、大植マエストロや井上マエストロが加えてくださったものも無駄にすることなく、オーケストラを更にブラッシュアップできるのは、尾高マエストロしかいないと思います。
大阪フィルの第3代音楽監督に2018年より就任する尾高忠明 (c) 飯島隆
これまで何度も尾高マエストロに指揮していただいていつも感じることですが、 尾高マエストロは、決して大げさな身振りで音楽の起伏を表現する指揮者ではありませんが、オーケストラから引き出される音は、紛れもなく大フィルの持つ一番熱く緊張感のある音です。これは尾高マエストロのリハーサルの内容によるものだと思いますが、明快な解釈と指揮でメンバーが安心して演奏できるため、弦も管も伸び伸びしていて、大フィル本来の音がする。カーテンコールではメンバーが拍手に応えながら、3日間の練習の成果を精一杯出し切った!という表情をしています。これこそが大阪フィルだ!と言える最高の音を常に作り出せる、それが尾高マエストロです。
--尾高氏は、1年間のミュージックアドバイザーを経て音楽監督に就任とのことですが、この1年間はどんな意味があるのでしょうか。
この4月からの1年間は井上マエストロから尾高マエストロへのバトンタッチの期間と捉えています。
来シーズンは大阪フィル創立70周年の年で、記念コンサートとしてバーンスタイン「ミサ」を「大阪国際フェスティバル」で演奏します。こちらは井上マエストロの指揮で準備していますし、現在進行中の「大ブルックナー展」も最終の交響曲第9番を迎えるなど、以前から大きな企画が井上マエストロの指揮で予定されています。尾高マエストロからは「音楽監督就任は急ぐ必要はありません。じっくりやりましょう。」と言っていただいております。ファンの皆さまも今後の方針をしっかり提示すれば安心してくださるはず。
大阪に住まいを移し大阪フィルの活動に専念したい!と力を込める尾高忠明 (c) Martin Richardson
そのようなことで尾高マエストロには1年間ミュージックアドバイザーという形でお願いしていますが、定期演奏会ではモーツァルトの「後期3大シンフォニー」、そして年末の「第9シンフォニーの夕べ」を指揮していただくなど、古典の名曲を通してアンサンブル力を鍛えていただく動きは今年からスタートします。
--来年度の定期演奏会のラインナップが大変話題となっています。随分豪華な指揮者を並べられましたね。
プレトーク・サロンでお馴染みの事務局次長 福山修に訊いてみた (c) Isojima
東京のオーケストラのマネージャーからは、美味しい所取り!と言われています(笑)。
70周年の感謝を込めて、ファンの皆様に1年間通して充実した演奏を楽しんでいただきたいと、特に指揮者にこだわりました。そしてその指揮者でお客さまが一番お聴きになりたいと思う曲を並べたつもりです。
--2年続けてインバルの登場には驚きました。ちょっと珍しいケースだと思うのですが、複数年契約だったのですか?
2年連続で定期演奏会に登場するエリアフ・インバル (c) 飯島隆
いえ、昨年のマーラー交響曲第5番を指揮していただいた直後にお願いしました。上手くマエストロの来日スケジュールに合わせて調整することができ、マエストロも大阪フィルを気に入って下さったので、二つ返事でOKをいただきました。噂どおりの素晴らしいマエストロで、オーケストラも大変勉強になっています。
--4月、桂冠指揮者の大植英次氏の指揮で新しいシーズンが始まりますが、これもすごいプログラムですね。
70周年のシーズン幕開けは、桂冠指揮者の大植英次の指揮で豪華なプログラムを (c) 飯島隆
大植マエストロにしか考えつかない見事なプログラムですね。メインになる作品を2曲並べた豪華な組み合わせ。さすがにこれは我々からリクエスト出来るプログラムではありません(笑)。70周年にかけて得意のベートーヴェン第7番。そしてシーズン開幕にふさわしく、生命力に溢れ、祝祭的で華やかな「カルミナ・ブラーナ」とのカップリング!大植マエストロは、近年、めきめきと実力を伸ばしている大フィル合唱団も一緒に70周年を祝いたいと考え、この選曲になりました。こうした心遣いも大植マエストロならではですね。
--5月以降も重量級の指揮者が続きますね。
エリシュカは得意のオール・ドヴォルザークプログラムで定期演奏会5度目の登場 (c) 飯島隆
フェドセーエフ、準・メルクル、インバル、スダーン、エリシュカと続くラインナップは、これまで大阪フィルの歴史に残る名演を聴かせてくれたマエストロばかりで、それぞれ得意な曲を披露して頂きますので、どれも聴き逃せません。
そして尾高マエストロによるオール・モーツァルト・プログラムに続いて、昨年4月に大阪フィルの指揮者に就任した角田鋼亮さんが定期演奏会にデビューします。
指揮者 角田鋼亮はマーラー「巨人」で定期演奏会デビューを果たす (c) 飯島隆
取り上げる曲は、角田さんのダイナミックな指揮と若々しさが活きるマーラー「巨人」と、比較的演奏機会の少ないコルンゴルトのヴァイオリン協奏曲。ヴァイオリン独奏は大阪フィルに所縁のある竹澤恭子さんにお願いしました。
2月に登場する話題のバッティストーニは、得意とするレスピーギのローマ三部作で登場します。
話題のバッティストーニはレスピーギのローマ三部作で定期演奏会デビュー (c)上野隆文
他にイタリアオペラの演奏会形式や、ヴェルディのレクイエムといったプランもありましたが、初共演ですので器楽曲でお願いすることにしました。
そして70周年を締めくくるのは、井上マエストロ。得意のショスタコーヴィチから、演奏機会の少ない2番と3番のダブルシンフォニーをお聴きいただきます。
--定期以外の自主公演の聴きどころを教えてください。
「マチネ・シンフォニー」は、早いものでスタートしてから9年が経ちます。平日の昼間にしか外出できない方もいるので、そのようなお客様のために本格的なプログラムを!と、これまでにもホルストの「惑星」全曲や、マーラー「巨人」などを演奏して来ました。1年目から指揮をして頂いている井上マエストロには、来シーズンもそれぞれリムスキー=コルサコフ「シェエラザード」やブラームス交響曲第2番をメインにしたプログラムを、熱いタクトで届けていただきます。
また、ブラームス交響曲第1番やチャイコフスキー交響曲第6番「悲愴」をメインに据えた「ソワレ・シンフォニー」では、共演者に若手とベテランを迎え、「名曲シリーズ」らしいプログラムをお楽しみいただきます。
「マチネ・シンフォニー」と「ソワレ・シンフォニー」の会場はザ・シンフォニーホール (c) 飯島隆
この二つのシリーズは、大阪フィルのサウンドを大阪が世界に誇るザ・シンフォニーホールの美しい響きで楽しんでいただくコンサートでもあります。
この「名曲シリーズ」は、他にも「第9シンフォニーの夕べ」や「新春名曲コンサート」を含め、定期演奏会と対をなす大阪フィルのシリーズ公演として位置付けています。
--70周年を迎える大阪フィルにとって、もっとも注目すべきコンサートは、大阪国際フェスティバルの一環として演奏するバーンスタインの「ミサ」ではないでしょうか。
70周年記念のコンサートは「大阪国際フェスティバル」のバーンスタイン「ミサ」
はい。この曲を井上マエストロの指揮で取り上げるのは、念願でした。
オーケストラに歌手18人、混声合唱、児童合唱、ロックバンド、ブルースバンド、ダンサーら総勢200人が出演する、レナード・バーンスタインが「私のすべてであり、私の人生そのものだ」と語った傑作です。日本で本格上演されたのは実に23年前。その時の指揮者も井上マエストロでした。この作品を伝統ある「大阪国際フェスティバル」の一環として大阪フィル70周年の年に演奏出来ることは、この上ない喜びです。この機会を見逃すと次にいつ見られるか分からない作品です。これから色々な形でこの公演についての情報を発信していきますので、どうかご期待ください。
--最後に、大阪フィルを70年支えてきたファンに向けてメッセージをどうぞ。
大阪フィルは今以上に演奏力で勝負していくオーケストラになる必要があります。そしてそれが出来るオーケストラです。
現在、世代交代による欠員が多くのパートにあり、随時オーディションを行っていますが、メンバーが大きく入れ替わるこの時期に、培ってきた伝統のサウンドを引き継ぎ、より説得力のある演奏へと導ける指導者として、尾高マエストロに第3代音楽監督をお願いしました。マエストロも大阪フィルに専念するために大阪で住まいを探されています。
来シーズンから始まる尾高忠明と大阪フィルの活躍から目が離せない! (c) 飯島隆
マエストロの指導に我々も応え、皆さまのご期待に添えるオーケストラとなるよう努力を重ねてまいりますので、どうかこれからも応援下さいますよう、よろしくお願い致します。
取材・文:磯島浩彰
会場:フェスティバルホール
■日程:2017年4月25日(火)19:00開演 26日(水)19:00開演
■会場:フェスティバルホール
■指揮:大植英次
■ソプラノ:森麻季
■テノール:藤木大地(カウンターテナー)
■バリトン:与那城敬
■合唱:大阪フィルハーモニー合唱団(合唱指導:福島章恭)
■児童合唱:大阪すみよし少年少女合唱団
■曲目:
ベートーヴェン/交響曲第7番 イ長調 作品92
オルフ/世俗カンタータ「カルミナ・ブラーナ」
第508回定期演奏会
■日程:2017年5月12日(金)19:00開演 13日(土)15:00開演
■会場:フェスティバルホール
■指揮:ウラディーミル・フェドセーエフ
■曲目:
ウェーバー/歌劇「オベロン」序曲
ウェーバー/交響曲第1番 ハ長調 作品19
チャイコフスキー/交響曲第5番 ホ短調 作品64
■日程:2017年6月23日(金)19:00開演 24日(土)15:00開演
■会場:フェスティバルホール
■指揮:準・メルクル
■ピアノ:ニコラ・アンゲリッシュ
■曲目:
ファリャ/バレエ組曲「恋は魔術師」〔1925年版〕
ラフマニノフ/パガニーニの主題による狂詩曲 作品43
ストラヴィンスキー/バレエ音楽「ペトルーシュカ」〔1947年版〕
■日程:2017年7月27日(木)19:00開演 28日(金)19:00開演
■会場:フェスティバルホール
■指揮:エリアフ・インバル
■曲目:
マーラー/交響曲第6番 イ短調 「悲劇的」
■日程:2017年9月26日(火)19:00開演 27日(水)19:00開演
■会場:フェスティバルホール
■指揮:ユベール・スダーン
■曲目:
シューベルト/交響曲第7番 ロ短調 D759 「未完成」
シューベルト/交響曲第8番 ハ長調 D944 「ザ・グレイト」
■日程:2017年10月19日(木)19:00開演 20日(金)19:00開演
■会場:フェスティバルホール
■指揮:ラドミル・エリシュカ
■ソプラノ:木下美穂子
■バリトン:青山貴
■合唱:大阪フィルハーモニー合唱団(合唱指導:福島章恭)
■曲目:
ドヴォルザーク/テ・デウム 作品103
ドヴォルザーク/交響曲第6番 ニ長調 作品60
■日程:2017年11月22日(水)19:00開演 23日(木・祝)15:00開演
■会場:フェスティバルホール
■指揮:尾高忠明
■曲目:
モーツァルト/交響曲第39番 変ホ長調 K.543
モーツァルト/交響曲第40番 ト短調 K.550
モーツァルト/交響曲第41番 ハ長調 K.551 「ジュピター」
■日程:2018年1月18日(木)19:00開演 19日(金)19:00開演
■会場:フェスティバルホール
■指揮:角田鋼亮
■ヴァイオリン:竹澤恭子
■曲目:
コルンゴルト/ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 作品35
マーラー/交響曲 第1番 ニ長調 「巨人」
■日程:2018年2月16日(金)19:00開演 17日(土)15:00開演
■会場:フェスティバルホール
■指揮:アンドレア・バッティストーニ
■曲目:
レスピーギ/交響詩「ローマの噴水」
レスピーギ/交響詩「ローマの祭り」
レスピーギ/交響詩「ローマの松」
■日程:2018年3月9日(金)19:00開演 10日(土)15:00開演
■会場:フェスティバルホール
■指揮:井上道義
■ピアノ:アレクサンデル・ガジェヴ
■合唱:大阪フィルハーモニー合唱団(合唱指導:福島章恭)
■曲目:
バーバー/ピアノ協奏曲 作品38
ショスタコーヴィチ/交響曲第2番 ロ長調 作品14「十月革命に捧げる」
ショスタコーヴィチ/交響曲第3番 変ホ長調 作品20 「メーデー」
定期会員(年間)
A席 45,000円、 B席 37,000円、 C席 30,000円、 BOX席 58,000円
定期会員(半期)
A席 24,000円、 B席 20,000円、 C席 16,000円、 BOX席 30,000円
1回券
A席 6,000円、 B席 5,000円、 C席 4,000円、学生席1,000円(3階席)、BOX席 7,000円
※3階:学生席は25歳以下対象です。
マチネ・シンフォニーVol.17・18
会場:ザ・シンフォニーホール
■日程:2017年6月14日(水)14:00開演
■会場:ザ・シンフォニーホール
■指揮:井上道義
■ピアノ:ハオチェン・チャン
■曲目:
ラフマニノフ/ピアノ協奏曲第3番 ニ短調 作品30
リムスキー=コルサコフ/交響組曲「シェエラザード」作品35
■日程:2017年11月6日(月)14:00開演
■会場:ザ・シンフォニーホール
■指揮:井上道義
■ヴァイオリン:山根一仁
■曲目:
ブラームス/ハイドンの主題による変奏曲 作品56a
メンデルスゾーン/ヴァイオリン協奏曲 ホ短調 作品64
ブラームス/交響曲第2番 ニ長調 作品73
Vol.17・18セット券
A席:6,000円、B席:4,000円
1回券
A席:4,000円、B席:3,000円
ソワレ・シンフォニーVol.9・10
会場:ザ・シンフォニーホール
■日程:2017年5月26日(金)19:00開演
■会場:ザ・シンフォニーホール
■指揮:角田鋼亮
■ピアノ:仲道郁代
■曲目:
J.S.バッハ/管弦楽組曲第3番 ニ長調 BWV.1068 第2曲「エール」(G線上のアリア)
ベートーヴェン/ピアノ協奏曲第5番 変ホ長調 作品73「皇帝」
ブラームス/交響曲第1番 ハ短調 作品68
■日程:2017年11月16日(木)19:00開演
■会場:ザ・シンフォニーホール
■指揮:大友直人
■ピアノ:牛田智大
■曲目:
ラフマニノフ/ピアノ協奏曲第2番 ハ短調 作品18
チャイコフスキー/交響曲第6番 ロ短調 作品74 「悲愴」
Vol.9・10セット券
A席:8,000円、B席:4,000円
1回券
A席:5,000円、B席:3,000円
第55回大阪国際フェスティバル2017
バーンスタイン「ミサ」
■日程:2017年7月14日(金)19:00開演 15日(土)14:00開演
■会場:フェスティバルホール
■総監督/指揮/演出:井上道義
■ミュージック・パートナー:佐渡裕
■美術:倉重光則
■照明:足立恒
■振付:堀内充
■キャスト:
司祭:大山大輔 ほか ソリスト16名
合唱:大阪フィルハーモニー合唱団(合唱指導:福島章恭)
ボーイソプラノおよび児童合唱団(公募によるオーディション)
S席9,500円、A席8,500円、B席7,000円、BOX席15,000円
学生席1,000円(3階席限定100席/座席指定不可/フェスティバルホールのみの取り扱い)
■公式サイト:http://www.osaka-phil.com/