国立劇場『通し狂言 しらぬい譚』にピコ太郎(本人)が登場
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国立劇場サイトより引用(左より)ピコ太郎、市川團蔵、中村萬太郎、片岡亀蔵
1月23日(月)、国立劇場にピコ太郎(本人)が登場した。
国立劇場で上演中の『通し狂言 しらぬい譚』では毎回、四幕目第一場「錦天満宮鳥居前の場」で片岡亀蔵が「謎の参詣人」役としてピコ太郎に扮し出演しており、好評だ。23日は尾上菊之助演じる大友若菜姫が正月屋娘お照の姿に化けて舞台に登場、と緊迫の空気を破るように、"ピコ太郎"の扮装をした亀蔵が登場、続いてピコ太郎(本人)がサプライズで登場! 「やってまいりました、本物でございます。サンキュー国立劇場」と挨拶、キレキレのダンスと歌を披露し、場内大爆笑。拍手喝采を浴びた。
出演後の囲み取材でピコ太郎は「まさかの国立劇場の歌舞伎。すごく嬉しくて、今日は100点。菊五郎さんからは『楽しみにしていたよ、思い切りやってくれ』と声をかけていただきました。劇場の楽屋にも「ピコ太郎」と名前を書いていただきました。お客様も暖かくて、熱湯よりもちょっとぬるめくらいの、最高のあったかさでした。PPAPの踊りには少し日本舞踊の要素も入っていますが、亀蔵さんの踊りには色気がありますね。艶のある動きが最高でしたが、ペンとリンゴの位置がちょっとズレてたかな(笑)」
亀蔵は「今まで様々な方を演じさせていただいてきましたが、本人に来ていただいたのは初めてで、とても光栄です。くろごちゃんもPNSPで活躍していますし、奇跡のスリーショットですね。実は昨年ピコ太郎さんの活躍を見ていて、もしかしたら、と、前もって勉強をしていました。この格好で出てきてお客様が笑った後も、普通にお芝居が続く、これも歌舞伎の懐の深さ。まだ芝居の日にちが残っていますので、明日からは私がニセモノの"ピコ蔵"として頑張っていきたいと思います!」と語った。
会場:国立劇場 大劇場 (東京都)
日程:2017/1/3(火)~2017/1/27(金)
出演:尾上菊五郎/中村時蔵/尾上松緑/尾上菊之助/坂東亀三郎/坂東亀寿/中村梅枝/中村萬太郎/市村竹松/尾上右近/尾上左近/市村橘太郎/片岡亀蔵/河原崎権十郎/坂東秀調/市村萬次郎/市川團蔵/坂東彦三郎ほか
公式サイト:http://www.ntj.jac.go.jp/50th/kabuki_01.html