ミュージカル『手紙』が開幕! 柳下大コメント到着!
昨年上演されて好評を博したミュージカル『手紙』新国立劇場 小劇場にて1月20日、初日を迎えた。(2月5日まで。その後、神戸、全国巡演あり)
本作は東野圭吾の同名小説を原作にしたミュージカルで、弟の学費欲しさに空き巣に入り殺人を犯した兄と、「人殺しの弟」という烙印を押された弟が、運命の荒波にもまれる10年間が描かれる。兄に吉原光夫が扮し、弟を柳下大と太田基裕がダブルキャストで演じている。演出は今や演劇界で注目の藤田俊太郎で、深沢桂子の音楽も評判となっている。
【あらすじ】
両親を亡くしてから、直貴にとって兄の剛志が親代わりだった。剛志は弟の学費ほしさに空き巣に入り、現場を見つかったために殺人まで犯してしまう。貧しくても平和だった生活が一瞬にして暗転する。 直貴は「人殺しの弟」という烙印を押されさまざまな差別に遭う。そんな彼にとって音楽との出会いが唯一の救いになった。バンド仲間との友情、初恋―だが、それさえも無残に打ち砕いたのは兄の存在だった。 一方、服役中の剛志は弟への純粋な想いを手紙につづり続ける。 その手紙が直貴をどこまでも追いつめてゆき、ついに―。 運命の荒波にもまれる兄弟の十年間をたどり、日常のもろさ、差別、償い、家族の絆―現代社会のかかえる問題をあぶりだす。
この作品の初日を迎えるにあたり、柳下大よりコメントが届いた。
【柳下大コメント】
演出の藤田さんをはじめ、キャスト、スタッフ一丸となって、作っては壊しを繰り返し、命をかけて魂を込めて作った作品を、ようやく皆様にお見せできることを嬉しく思います。2017年最初の衝撃作をぜひ観にいらしてください。全身全霊をかけて臨んでいます。
〈公演情報〉
ミュージカル『手紙』 ─「人殺しの弟」を世間は許さない─
原作◇東野圭吾「手紙」(文春文庫刊)
脚本・作詞◇高橋知伽江
演出◇藤田俊太郎
作曲・音楽監督◇作詞:深沢桂子
出演◇柳下 大/太田基裕(ダブルキャスト)、吉原光夫 他
●1/20~2/5◎新国立劇場 小劇場
●2/11、12◎新神戸オリエンタル劇場
●2/28~◎巡演予定