中津留章仁が幸福と尊厳を問う「そぞろの民」

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TRASHMASTERS第23回公演「そぞろの民」

TRASHMASTERS第23回公演「そぞろの民」

トラッシュマスターズ待望の公演は9月11日から!

現代社会が抱える様々な問題を作品に取り入れ、骨太な人間ドラマを作り続ける劇団「TRASHMASTERS(トラッシュマスターズ)」。

第23回公演となる「そぞろの民」が9月11日(金)から下北沢 駅前劇場にて上演される。

作・演出を務めるトラッシュマスターズ主宰・中津留章仁は、これまでにも数多くのセンセーショナルな作品を手掛けてきた。日々の様々な事象をとことん突き詰めて糧にする中津留作品は重厚さをまし、さらに確かな舞台表現で描かれることから、演劇に関わる人だけでなく、他ジャンルの関係者からも高い評価を得ている。

さて、今回の作品だが、中津留のプロットがある。こちらをぜひお読みいただきたい。

戦争に加担する法が
可決しようとしている。
わたしは亡くなった父の勧めで
報道に従事していた。
それなりに意見を持っていた。
情報は様々入手していたが
取り上げたいニュースはいつも闇に葬られた。
兄の働く企業でも
同じようなことが起きているとぼやいていた。
そもそも思うようにならないのが
企業体というものだろうか。
少し歳の離れた弟は
世の中に疲れたといい
会社を辞めた。
あるとき
わたしの同期が
上司にいよいよ進言した。
というよりもむしろ
溜め込んだ怒りをいよいよ爆発させた
と言った方がわかりやすいだろうか。
彼の社内での立場が少しづつ変わっていった……。
わたしはただ
傍観し続けるだけだった。
緩やかに首を絞められるような
息苦しさを感じる。
戦争を体験した父は
今のわたしを
どう思うだろうか。
それでも家族がいる。
それを守る為に
わたしは生きる。
トラッシュマスターズが送る
幸福と尊厳の物語。

中津留章仁

現代社会の中で何かしらこのような場面に出くわしたり、体験せずとも耳にすること(目をそらすこと)があるだろう。舞台上でどのように描かれるのか、今から楽しみでならない。

イベント情報
TRASHMASTERS第23回公演「そぞろの民」

日時:9月11日(金)~9月27日(日)
会場:下北沢 駅前劇場
作・演出:中津留章仁
出演:カゴシマジロー、吹上タツヒロ、星野卓誠、倉貫匡弘、髙橋洋介、森下庸之、森田匠、長谷川景/飯野遠(劇団民藝)、川﨑初夏
公式サイト:http://www.lcp.jp/trash/​

 

 

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