The Benjamin 1stフルアルバム『BEGIN』インタビュー「みんなと一緒に上がっていきたい」
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The Benjamin
結成から2年強、これまでに1stミニアルバム『Bobbin』、『ベーゼ』『バッターボックス』『ベイクドチーズ』と3枚のシングル盤をリリースしてきたThe Benjamin。早いペースでのリリースが多いこのシーンの中、彼らは、自分たちが長く活動してゆく土壌作りのため、じっくりと自分たちを活かせる環境を耕し続けてきた。その豊かな土壌を作れたからこそ、2017年のThe Benjaminは最初の大きな勝負へと挑みだした。
The Benjaminは、2月8日(水)に1stフルアルバム『BEGIN』を発売する。その作品やバンドの魅力をより多くの人たちに体感してもらおうと、彼らは2月3月4月と東名阪を舞台に『無料ワンマンツアー』を行なう。さらに、4月から5月にかけレーベル主催ツアー『BATTLE FEVER TOUR』も実施。すべては、TSUTAYA O-WESTを舞台に6月7日に行なうワンマンライブへ向けてのこと。
彼らは、こう伝えてきた。「TSUTAYA O-WESTでのワンマンライブをみんなと一緒に成功させたい」「みんなと一緒に上がっていきたい」「そのためにもっとThe Benjaminのことを知って欲しいんだ」と。The Benjaminが今、どんな意識を持って活動をしているのか。その想いを、ここへ記そうか。
みんなと一緒に上がっていきたい。
そのために、もっとThe Benjaminのことを知って欲しい!!
――まずは、1stアルバム『BEGIN』を作るうえでの狙いから教えてください。
ミネムラアキノリ(以下、ミネムラ) :『BEGIN』は、The Benjaminとして活動してきたこれまでの2年間、その中で培ってきたことをアルバムという形にまとめあげ、ここから新たに始めようと作った作品。だから、タイトルも『BEGIN』にしたわけなんです。そもそもは、アルバムの最後へ収録した「バトンタッチ」が生まれたときに“これは、アルバムの最後に相応しい楽曲だな”と感じたんですね。こういう曲が生まれたり、そういう意識を持ったということは、そろそろアルバムを作っても良い時期にThe Benjaminも入り始めたんだな、と思えた。それが、一番のきっかけなんです。
――アルバム『BEGIN』を聴いてて感じるのが、酸いも甘いもとは言いませんが、いろんな経験値を重ねたからこそ生まれる想い。いわゆる大人のロックを等身大な姿のままに描いた作品ということなんです。
ツブクマサトシ(以下、ツブク) :まさに、その通りです。
――楽曲は、ミネムラさんとツブクさんが中心になって作成。ミネムラさんが勢いを持った剛速球を投げ込めば、ツブクさんは心地好く跳ねる表情など多彩な変化球を投げ込むように、お互いの曲制作の立ち位置もしっかり見えてくる作品だなと感じました。
ミネムラ:これまでのThe Benjaminは、俺が攻めの曲でツブクが聴かせる曲と自然に分担が出来ていたんですけど。今回のアルバムでは、それが逆になったパターンの楽曲も生まれたと言いますか。本来なら、この手の曲調は俺が、この表情はツブクが歌ったほうが似合うんだろうけど。The Benjaminは楽曲を作った当人がリードボーカルを担うスタイルを、現状、貫いているからこそ、今回も作った当人が歌っています。
――今後は、作った本人が歌うのではなく、その曲に似合う人が歌う可能性もあり得そうでしょうか?
ミネムラ:そういう試みをしても良い時期かも知れないですよね。もっと言うなら、うちは全員歌えるように、1曲を3人それぞれのボーカルで録ってしまうのも有りだなと思っています。
ウスイタクマ(以下、タクマ) :フッフッフッ……。
――アルバムへ収録した楽曲は、どれも耳心地好くキャッチーなようにつかみを持った歌たち。歌詞もスッと胸に染み込む親しみやすさを持っていますが、じつはさりげなく深い想いを記した曲たちが多いのも感じていることなんです。
ミネムラ:シンプル・イズ・ベストという言葉があるように、The Benjaminは最小限な表現の中へ最大限な想いを隠し持って表現しているバンドなんでね。ただし、隠し味にしている部分が本当に隠れてしまっては意味がないこと。そこは上手いさじ加減で、見え過ぎないけど隠れ過ぎないようにも表現しています。
――ここからは、1曲毎に収録した歌の解説をお願いします。まずは、改めてアルバム全体の概要から教えてください。
ミネムラ:これまでの2年間の中、The Benjaminは3枚のシングル盤と1枚のミニアルバムを形にしてきましたが、言ってしまえばそれらの作品は、この『BEGIN』というアルバムを作るためのプロトタイプ(試作)となる曲たち。だから、この作品を作ったことでバンドとしてのスタートラインにようやく立てた気持ちでいる。別の捉え方をするなら、アルバムを出すときこそがThe Benjaminが勝負を仕掛けてゆく第一段階目。その始まりを告げる意味で、タイトルへ『BEGIN』と付けたわけなんです。
The Benjamin ミネムラアキノリ
◆「BEGIN-不幸のドン底から奇跡の大逆転の始まり-」
――冒頭を飾ったのが、勢いにあふれた「BEGIN-不幸のドン底から奇跡の大逆転の始まり-」になります。
ミネムラ:いきなりテンションの上がる、まさにアルバムの始まりを告げるに相応しい楽曲です。誰だって日々の暮らしの中、落ち込むことだってあれば、そういう時を過ごしてしまうのも仕方のないこと。でも、それを結果にしてしまったら、そこからは何も生まれない。そうではなく、不幸のドン底にいる自分をスタート地点に置き、そこから大逆転を狙ってゆくモチベーションを持っていたいし、そういうイマジネーションを描ける自分らでいたい。それは、この曲を聴いてくれる人たちにも言いたいことなんです。
――「不幸のドン底から奇跡の大逆転の始まり」と言ってますが、実際には、そこまで不幸のドン底な状況でもないですよね。
ミネムラ:そこは、人それぞれいろんなことがあるじゃないですか。The Benjaminとして語るなら、俺たちはちょっとしたキャリアも重ねてしまっているぶん“この以上伸びしろがないんじゃないか!?”と思われてしまう面があれば、“新しいことを始めても、どうせ下り坂でしょう”とネガティブな想像を巡らされてしまうことだってある。世の中の人たちが“伸びしろのない”と思っている中だからこそ、俺らは奇跡の大逆転をしたい。そういう気持ちを持ち続けることは、前へ進み続ける以上絶対に必要なことなんですよ。とにかく、日々テンション高くあることが大事なんです!!
◆「ブラシ」
――心踊るように明るく始まりを告げたのが「ブラシ」になります。
ツブク:冒頭を飾った「BEGIN-不幸のドン底から奇跡の大逆転の始まり-」が持つ心地好く弾け飛んだ感情をしっかりと繋げた楽曲になりました。書いてる人も内容も別なんですけど、言ってることは「BEGIN-不幸のドン底から奇跡の大逆転の始まり-」にも近い感情と言いますか。このブラシを使って好きな色に未来を塗りたい。そんな、明るい未来を迎える術を探している心模様が伝わればなと思います。
◆「バスタオル」
――「バスタオル」に込めた、心の深いところで繋がり合っている想い。それって素敵だなと感じました。
ミネムラ:幸せって、きっと“感謝すること”なのかなと最近思うんです。その相手が身近な人だろうと、仕事で隣にいる人だろうが、そういう人たちに感謝の気持ちを抱くことで、“あっ、なんか今の自分って幸せな環境にいれてるんじゃないか!?”と感じられる。二人の暮らしの中で当たり前に使っているバスタオルを題材に、そこへ先に述べた想いを投影してみました。この歌詞は、10代や20代では書けなかった深みを持っている。そこを感じ取れた人たちは、きっと僕らと同じ世代じゃないかと思います(笑)。
タクマ:パッと聞き爽やかな、とても清潔感のある楽曲なんです。何より、この歌には幸せがあふれている。“そういう関係って羨ましいなぁ”と僕は捉えていました(笑)。
◆「ブロックショット」
――ブリテッシュビートナンバーの「ブロックショット」には、The Benjamin流の勢いが詰め込まれました。
ツブク:アルバムだからこそ、The Benjaminが結成当初から掲げていたブリテッシュロック感を強めに出した楽曲があってもいいんじゃないか!?と思って作ったのが「ブロックショット」です。ギターも単調なリフレインに見せて、じつはしっかり展開を持っているところにも注目して欲しいんです。サウンドもメロディも歌詞も耳心地好いんだけど、じつはさりげなくフックを効かせているように、何かしらのひっかかりを覚え、そこを深く読み取ってくれたら嬉しいですね。
ミネムラ:俺の書いた「バスタオル」とツブクの書いた「ブロックショット」、以前だったら書いてる立場が逆だったと思うんです。そうじゃないところが、このアルバムならではの最初にひっかかる嬉しいフックにもなったんじゃないかな!?
The Benjamin ウスイタクマ
◆「ベイクドチーズ」「ベーゼ」
ミネムラ:「ベーゼ」も「ベイクドチーズ」も、先にシングルとして発売していた楽曲。もちろん自信作という理由もあるけど、アルバム全体を通したときのテンション感や統一性を考えたときに、この2曲は外せないなと思い収録をしました。 それに2曲ともThe Benjaminの名詞変わりにもなる曲たちだからこそ、そこも考慮しています。何故シングルの「バッターボックス」を入れなかったのかは、アルバム全体の流れや構成を捉えたときにちょっと違うかな!?と思ったことからで、俺らとしては「バッターボックス」もThe Benjaminを語るうえで欠かせない名曲だと受け止めています。
ツブク:1曲の中で3人がボーカルを取ったり、明るいブリテッシュ感を持った曲調など、この2曲にはThe Benjaminらしさが詰め込まれている。だからこそ、そういう側面もアルバムに入れておきたかったんですよ。
タクマ:シングルとして制作していたときから“いい曲だな”と思っていたけど、アルバムの流れの中で聴いたときに、シングルで触れていたときとは異なる響き方がしてきたんですね。そのときに改めて“いい曲だな”と感じられたように、この2曲はまさに名曲だと思います。
◆「Brick」
――さりげなく優しく流れてくるミッドメロウな「Brick」、これ、胸に染み入るスケールの大きな良曲だなと聴くたびに感じます。
ツブク:もともと「Brick」は、昨年の僕の誕生日に行ったワンマンライブのとき、一人で制作した会場限定盤に収録していた楽曲なんですけど。その曲をアルバムに入れようとなったことから、当時とは楽曲の構成も変えながら収録をしました。以前からライブでも反応の良い歌だったように、アルバムに入れられたのが嬉しかったのと、アルバム全体を通した流れの中でも、ちょうど色を変えてゆくブリッジとなる楽曲にもなったというか、良い意味で気持ちをリセットしてゆく心地好い歌になりましたからね。
ミネムラ:個人的にアルバムを制作していく場合に考慮するのが、レコードやカセットで言うA面B面という折り返しの意識なんですよ。ちょっと胸に染み入る曲調であり、気持ちの内側へ向いた歌詞のように、まさに「Brick」はA面最後を彩るに相応しい楽曲になったなと思う。
◆「BATTLE FEVER」
――「BATTLE FEVER」は、ライブでも熱狂を描いているパワフルなロックナンバー。
ミネムラ:言わずもがなアルバムB面の頭を飾るに相応しい楽曲です。ライブでもよく演奏しているように、難しいことは考えず、何時もライブで演っているまんまを詰め込みました。サウンド面ではThe Benjaminの持つブリテッシュ感からはちょっと離れぎみな曲調ですが、ライブで胸が熱く高鳴っていくうえでもこういう楽曲は必要ですからね。
――歌詞にも、気持ちを熱く掻き立てる想いを記していません?
ミネムラ:「BATTLE FEVER」は喜怒哀楽の中の"怒"の部分を表現しています。ただし“怒”と言っても本当の怒りではなく、みんなが心に抱えている鬱憤。そういう想いを、共感という形で言葉や音に乗せ発散させる形を取って描きました。
◆「ブーメラン」
――シンプルな音の上でシニカルなメッセージを突きつけたのが『ブーメラン』になります。
ミネムラ:「ブーメラン」も「BATTLE FEVER」から続いた“怒”ナンバー。音数を抑えシンプルに制作したからこそ、余計に言葉がリアルに伝わってゆく。歌い方の面でも、聴感上の感覚以上に腹筋を使うというか、歌うのにエネルギーが必要な楽曲。自分なりに、今の俺はどれだけソウルフルに歌えるのか!?に挑戦した曲にもなりました。
◆「バッチグー!」
ミネムラ:監督のタクマが重い腰を上げ、初めて楽曲を作り上げましたからね。
タクマ:聴いた人が伝えたい想いをひと言で理解してもらえるわかりやすい楽曲にしようと、“バッチグー!”という言葉を前面に持ってきました。“バッチグー!”って、今や死語じゃないですか。それをあえて使うのが良いなとも思っていて……。
ミネムラ:確かに死語かも知れないけど、今でも言葉の意味は世代に関係なく通じるからね。
ツブク:そう。普段使うことはないけど、言葉を聴けば意味は伝わるという。
タクマ:ちょっと“フフフッ”となる感じが一番いいなと思って。
ミネムラ:“バッチグー!”と聴いてすぐに指の形もアイコンとして思い浮かべば、言葉がすごくエネルギーを持っている。どう捉えても後ろ向きな言葉ではないからね。
◆「バスストップ」
――3人の歌声を楽しめる「バスストップ」は、以前にも形にしていた楽曲になります。
ミネムラ:もともとは、シングル「バッターボックス」のC/W曲として収録していたんですけど、ライブで演奏するたびに評判が高まれば、ライブ中に合唱が生まれたりなど、今もライブを通してみんなに愛され続けている楽曲。だからこそ、より多くの人たちに知ってもらおうと収録を決めました。こういうリズムアプローチは、普遍的な名曲によくあるスタイルですからね。
◆「バトンタッチ」
――最後は、3人がボーカルを取る「バトンタッチ」になります。この楽曲では、今の世の中を俯瞰した視線で捉えていません?
ミネムラ:歌詞にも記したけど、SNSにみんなが乗せる写真って笑顔や楽しいときの表情ばかりじゃないですか。それって、当たり前のことなんですよね。だって、怒ってるときや悲しくて泣いてるときって写真を撮らないじゃない。みんな、楽しいときのことを写真に撮って思い出として残そうとすれば、それらをSNSにだって載せていく。何時だって人は、怒りや悲しみを瞬間的なものとして吐き出しながら、笑顔や自分が納得している物事を残し続けようとしてゆく。人はそうやって歩んでいくんだよということを、この歌を通して伝えたかったんです。
The Benjamin ツブクマサトシ
――完成した1stフルアルバムの『BEGIN』、それぞれ自分にとってどんな1枚になりましたか?
タクマ:今の自分たちの意識や音楽性が本当に良く出た楽曲が揃った1枚になったように、いろんな人たちに聴いてもらいたい気持ちでいるのが一番にあること。ここにはさまざまな日常が記されているよう、いろんな人たちが共感を覚える曲たちばかりが詰まったアルバムだとも思っています。
ミネムラ:2年間の活動の集大成作を、しかも等身大な自分たちの姿や想いを投影しながら作ろうと作業を始めたわけですが、正直言うと、最初は本当に納得のいくアルバムを作れるのか!? 少し不安もありました。でも、完成したアルバムはとても納得のいく作品へ仕上がっていたように、すごく嬉しいんです。この『BEGIN』というアルバム、どんな世代の人たちが聴いても何かしら胸に共感を抱けるんじゃないかと思います。
ツブク:楽曲も、個々の表現スキルも、しっかり成長の階段を上がれたうえで形にしていけたように、とても納得のいくアルバムになりました。今回、アートワークにもいろんな仕掛けを施しているように、音も視覚面楽しめる作品であり、聴く人たちのこれから進む道筋に対してちゃんとヒントを与えられるアルバムになったとも思っています。
――2月3月4月と、The Benjaminは東名阪を舞台にした無料ワンマンツアーも行ないます。なんて太っ腹なんでしょ。
ミネムラ:みんな痩せてるんですけどね(笑)。どのバンドさんもそうでしょうけど、The Benjaminの音楽も、まずは食べて味を知って欲しいんです。そのうえで好き嫌いを判断してもらえれば良いこと。とにかく、触れてもらわないことには何も始まらない。それに一度味わってもらえれば、いろんな味が意識の中へ広がっていくはず。何より、触れた人本人が自分自身と向き合っていける。そういうきっかけとして、まずはThe Benjaminのライブを味わって欲しいんですよ。
ツブク:それだけの説得力を持った楽曲たちをライブには並べていますからね。
ミネムラ:自分から幸せを見つける力や、悲しみや絶望を乗り越える力などをアルバム『BEGIN』やThe Benjaminのライブから感じてもらえたら。そうなれることで、僕らの存在している意味が生まれるのかな!?とも思います。
――4月にはレーベル主催ツアー『BATTLE FEVER TOUR』も行います。これもすべては、6月7日にTSUTAYA O-WESTで行うワンマンライブを成功へ導くための行動だ。
ミネムラ:本当にその通りです。レーベル主催ツアーに関しては、シーンの広がりや歴史の積み重ねにより、今や、ヴィジュアル系音楽を聴く世代やスタイルも幅広くなってきた。同時に、その居場所や心の拠り所を探しているファンたちやバンドたちも増えている。自分たちだって前へ進んでいく中、その道を迷ったり生きる場所を見失いそうになることだって実際にある。だったら、同じ意識や感覚を持った仲間たちと一緒にそういう場所を作ろう。そのために行う意味も含んだのが、レーベル主催ツアーの『BATTLE FEVER TOUR』なんです。楽しい場所に人が集まるのは当たり前。そういう集まりたくなる場所を、まずは仲間たちと一緒に作っていきたいなと思って。そのうえで、今年前半期一番の目標にしているTSUTAYA O-WESTでのワンマン公演へ向かおうと思っています。
――6月7日にTSUTAYA O-WESTで行なうライブにも、並々ならぬ意欲を持って臨もうとしていますよね。
ミネムラ:傍目にはマイペースと見られながらも、The Benjaminを始めたときからメンバー全員上へ行きたい気持ちを強く持って活動を続けてきたこと。それに、みんなへ音楽を通して勇気を与えようとするのなら、まずは自分たちが勇気を持って挑む姿勢を見せないと、そこには説得力も出なければ、その想いを信じてさえもらえない。そのためにも、俺ら自身がTSUTAYA O-WEST公演を成功させるためのいろんな挑戦を直接示すことで、みんなにも幾つになっても、何時からだって頑張れるんだという意識になってもらえたらなと思っています。まずは、自分たちの意志を声だかに掲げようと。つまり、“俺たちはTSUTAYA O-WESTでワンマンライブを成功させたいんだ”としっかりみんなへ伝えよう。そのうえで、みんなにも応援してもらいながら、一緒にTSUTAYA O-WEST公演を成功させたい。そのためにも、みんなにも「The BenjaminがTSUTAYA O-WESTでワンマン公演を成功させようと頑張ってるから応援してあげようよ」と広めてもらいたい。以前は、そういうことを正面から言ってしまうのは恰好悪いと思っていたけど、言葉を通して直接伝えなきゃ想いなんて伝わらない。だからこそ今年は、自分たちの抱えているいろんな想いを熱を持って伝えていこうと思ってる。そこへ繋げるための行動が、フルアルバム『BEGIN』のリリースや、東名阪を舞台にした無料ワンマンツアー、レーベルの仲間たちを集めた主催ツアーに繋がることなんでね。
――その熱い志がいいですね。
ミネムラ:実際、若手バンドと対バンしていても、若い子たちがすぐにThe Benjaminの音楽へ馴染んでくれる。それを肌で感じているからこそ、まだまだThe Benjaminの音楽も捨てたものじゃないどころか、いろんな世代の人たちが肩の力を抜いて楽しめる音楽になっているんだなと実感していますからね。
取材・文=長澤智典
The Benjamin『BEGIN』
BDBX-0040 ¥3,000+税
<CD収録曲>
1.BEGIN -不幸のドン底から奇跡の大逆転の始まり-
2.ブラシ
3.バスタオル
4.ブロックショット
5.ベイクドチーズ
6.ベーゼ
7.Brick
8. BATTLE FEVER
9.ブーメラン
10.バッチグー!
11.バスストップ
12.バトンタッチ
販売元:BM.3
2月8日(水)新宿HOLIDAY 開場/開演:18:30/19:00
3月4日(土)大阪梅田D’ 開場/開演:18:00/18:30
4月1日(土)HOLIDAY NEXT NAGOYA 開場/開演:18:00/18:30
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The Benjamin ONEMANSHOW TOUR2017春「BOYS WILL BEGIN」FINAL『Tomorrow know today』
6月7日(水)渋谷TSUTAYA O-WEST
開場/開演:18:30/19:00
料金:adv.,¥3,500/door¥4,000*1DRINK別途
BadeggBox presents「BATTLE FEVER TOUR 2017」
音楽レーベルBadeggBox主催の恒例ライブイベントツアー!今話題のバンド達が豪華出演!
4月15日(土) 宇都宮KENT
出演:The Benjamin/怪人二十面奏/マイナス人生オーケストラ/藍-AI-/Dacco/More
4月16日(日) 仙台HOOK
出演:The Benjamin/怪人二十面奏/マイナス人生オーケストラ/藍-AI-/Dacco/TЯicKY
4月29日(土) 名古屋Jammin'
The Benjamin/怪人二十面奏/マイナス人生オーケストラ/藍-AI-/Neverland 他
4月30日(日) 大阪Varon
The Benjamin/怪人二十面奏/マイナス人生オーケストラ/藍-AI-/Neverland 他
5月02日(火) 博多Drum Son
The Benjamin/怪人二十面奏/マイナス人生オーケストラ/藍-AI-/umbrella 他
5月07日(日) 渋谷DESEO
The Benjamin/怪人二十面奏/マイナス人生オーケストラ/藍-AI-/umbrella/シビレバシル/heidi.