待望の初来日!『マイ・バケットリスト』パク・シファン、キム・ナムホ、チュ・ミンジン スペシャルインタビュー②
●パク・シファンさんは『僕らのイケメン青果店』に続いて2作目のミュージカルですね。それも初の二人芝居。出演してみてどうでしたか?
シファン 「『僕らのイケメン青果店』のときは、一緒に出演している先輩たちについていけば良かったんですけど、『マイ・バケットリスト』は二人だけで芝居を進めていくことが、こんなに大変だとは思っていなかったです。二人だけでつくる1時間半という時間が予想以上に重くて、最初はプレッシャーを克服するのが大変でした。でも最初の公演を終えてからは『僕らのイケメン青果店』のときよりも、もっと自分が主人公として舞台に立っている実感が湧いてきました。初めての二人芝居だったので大変でしたが、素敵な作品だし、楽しんで演じられました」
●初日はとても緊張したんじゃないですか?
シファン 「初日はとにかく稽古した通りにやらなきゃ、って感じで、その次からは、(小声で「こういう風に言うのは恥ずかしいんですけど」)“俳優”としてもう少し魅せなければと思ったのに失敗も多くて…。出演しながら気づいたことがあって、自分で思っていたよりも相手役を気遣っていなかったなと。はじめは少ない人数で舞台を引っ張っていかなくては、という思いで頭がいっぱいだったけど、公演を続けていくなかで相手役と一緒に演じる面白さも増したし、ますます親しくなれたんです」
昨年のヘギ役が好評だったパク・シファン
●昨年はJTBCの『錐(きり)』というドラマにも出演しましたよね。とても良いドラマだったし、俳優としてもだいぶ自信がついたのでは?
シファン 「(笑)自信というよりも、“あ~やらなきゃならないことは多いんだな”と思いました。ドラマで学んだことを舞台にも活かしたいと思ったし。『錐』の監督さんが、堺雅人さん主演の『半沢直樹』がお好きで、(作品のテーマである権力に対する)“怒り”の部分は似ているとおっしゃったのでドラマを見て勉強したり、共演した先輩たちから学んだりして、少しはマシになったかな? でもまだまだ学ぶことは多いなと思いました」
●カング役のお二人に伺います。ヘギとして共演するチョンジ(TEENTOP)さんはどんな感じのキャラクターに仕上がっていますか?
ミンジン 「まず、とても可愛いです(笑)。白紙みたいというか、とてもクリアな状態なので、僕が投げたボールにすぐに反応してうまく投げ返す、みたいにいい感じで演技のキャッチボールが出来ているので、日本公演まで数週間残っている稽古期間は、僕たちがどんな風に良い作品に仕上げていくか、という時間になると思います。とてもピュアなヘギに会えると思うので、期待していただいていいと思います」
ナムホ 「制作スタッフはほとんど女性なんですけど、チョンジと稽古していると、とても愛らしくて可愛いので、みんなニコニコしてるんですよ。見た目のイメージは可愛いヘギみたいですけど、実はカングみたいなところがあるんです。なので僕がヘギをやってチョンジがカングを演ったほうがいいんじゃないかって(笑)思うくらい男らしい面があるので、作品のなかでもヘギとカングの関係性って前半と後半で変わっていくじゃないですか? その、僕たちのケミ(※ケミストリー=相性)を見てもらうと面白いと思います」
●シファンさんのヘギもご覧になりましたか?
ミンジン 「はい、一緒に稽古しています。まずは“俳優”だなと思いました。特に最近の韓国ミュージカルにはこんなイメージがあるじゃないですか、アイドルや歌手として活動している人が出演する、という。だけど僕がシファンに初めて会ったときは、どんな仕事をしてきたのか全く知らない状態で、ミュージカル俳優だなと思って一緒にやってたのに、他にもいろんなキャリアがあると知って驚いて(笑)。だけど違いなどは感じないし、俳優として悩む部分も同じだし。僕は3回目の再演には出てないけど、シファンは出演していたので、むしろ僕が色々と助けられてます。“このシーンはどうやるの?”とシファンに尋ねることも多いんですよ」
●初演から再演にかけて、演出や内容が変わったりしたんでしょうか?
ミンジン 「そうですね。初演から再演にかけて、演出スタイルも変わったし、3度目の再演では演出家も変わったし、出演俳優も一新されたので新しい『マイ・バケットリスト』として作られたんです。そして今回の日本公演は初演と再演の演出家さんなので、初演から3演目までが合わさった感じなんです。両方に良かった部分があると思うので、シファンには3演のときはどうだった? と教えてもらいながら稽古しています」
●ナムホさんはシファンさんのヘギをどう見ましたか?
ナムホ 「まずは(俳優としての)エネルギーがありますね。歌手やアイドルの人たちにとって(ミュージカルは)自分のフィールドではないから、どうしても不慣れだし緊張している人が多いのに、シファンはそういうのが全然ないんですよ(笑)。だから“俳優”なんですよ~(シファンと目を合わせてニッコリ)。シファンはすでに一度演じているし、全部分かっているので、(Wキャストの)チョンジにとってはそれが大きな助けになっていると思います。いま言ったように、まだちょっと照れがあってぎこちないチョンジに、自分が率先してこのシーンはこう演じるんだという見本を見せてくれているので、僕たちにとっても大きな助けになっているんです」
●先輩たちが絶賛してますが(笑)今度はシファンさんに伺います。カング役として共演するドンヒョンさんの印象は?
シファン 「僕は『マイ・バケットリスト』って、親愛感が一番重要だと思っているんです。幸いドンヒョンとは『僕らのイケメン青果店』で共演しているので、久々にまた一緒にやれてうれしかったし、親しくなることに壁は全くありませんでした。ドンヒョンが演じるカングは、兄さんたちのカングとは違って、いたずらっ子っぽいキャラクターなんですよ。ドンヒョンの性格がもともとそんな感じなので、それをドンヒョンも気に入っているようだし、僕もいいなと思うので、公演もうまくいくと思います。今回ドンヒョンとしか共演できないのはちょっと残念ですけどね」
ちょっとお茶目なキャラに? BOYFRIENDドンヒョンのカングに期待
<プロフィール>
パク・シファン(박시환)
1987年7月30日生まれ。13年にMnetのオーディション番組「スーパースターK5」で準優勝となり大きな注目を集める。翌14年にミニアルバム「SPRING AWAKENING」でデビューし、15年には1stアルバム「Rainbow Taste」もリリースした。同年にはJTBCの社会派ドラマ『錐(송곳)』に出演し、ミュージカル『僕らのイケメン青果店』にも出演するなど俳優としても活躍している。
<韓国公式サイト>http://totalset.kr/
【公演情報】
ミュージカル『マイ・バケットリスト』日本公演
2017年2月25日(土)~3月12日(日)東京シーサイドフェスティバルホールB
前売り料金:10,800円(税込/指定席) 当日券料金:11,800円(税込/指定席)
リピーター割引:半券提示の上当日券を購入者に限り30%割引8,316円(税込/指定席)
<出演>
●カング役:キム・ナムホ、チュ・ミンジン、ドンヒョン(BOYFRIEND)
●ヘギ役:パク・シファン、チョンジ(TEENTOP)
プロデューサー:カン・ビョンウォン/原案:ホ・ジンウォン/作曲:キム・ヘソン/作家:チェ・ウニ/作詞:ホ・ジンウォン、チェ・ウニ、キム・ヒョヌ/演出:キム・ヒョヌ/音楽監督:チョン・ミョンジン/振付:シン・ソンホ
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