林遣都、療養中の市原悦子からの言葉に顔を赤らめ「ただただ嬉しいです」 柴犬・ゴンの知られざる事実に苦笑いする一幕も

2017.2.17
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左から、林遣都、東伸児監督

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左から、柴犬チョコ、林遣都、東伸児監督

2月16日に東京・シネスイッチ銀座にて、映画『しゃぼん玉』のワールドプレミア上映会が行われ、主演の林遣都とメガホンをとった東伸児監督が登壇。イベント中、現在病気療養中の市原悦子からのボイスメッセージも流れ、市原演じる老婆スマが飼う犬・ゴンも登場した。

 

左から、林遣都、東伸児監督

本作は、直木賞作家・乃南アサの同名ベストセラー小説を原作とした映画。九州・椎葉村を舞台に、無軌道な男・伊豆見翔人(林遣都)が偶然出会った老婆スマ(市原悦子)に徐々に心を開き、無くした感情を取り戻していくというストーリーだ。ドラマ『相棒』シリーズの監督として知られる東監督の、劇場長編デビュー作でもある。

東伸児監督

プレミア上映を迎えて、東監督は「皆さんの目に触れるかもわからない。資金が集まるかもわからない。そんな心配の中、やっと皆さんに見てもらえるようになって、嬉しく思っています。長い時間がかかったが、よく映画にたどり着いたと思う」と感慨深げな表情を見せた。

林遣都

林は「翔人という切なく、難しい、一筋縄ではいかない役を苦労しながら、監督の強い想いに応えたいと思い演じました。今日を迎えてよかったと思えます」とあいさつした。

林遣都

林は、翔人と言うキャラクターを、監督の翔人に対する思いが「どう変化するのか、わからない」と感じ、実際に監督を一番の相談相手と思い、現場で相談しながら作りこんだという、まさにふたりの二人三脚で作られた人物だ。東監督自身も「セリフもなく、ただ家にいて、ボーっと過ごす。それで(村の)皆さんを感じてもらうのは難しかった」と笑った。

林遣都

その難しい役を演じた林は本作について「自分の中で俳優をやっていくうえで“武器”となる作品」と語る。その理由として、市原の存在が大きかったようで「スエが(林を)翔人として接してくれて、ずっと感情を保てるように接してくださった。緊張していたけれど、市原さんの演技にぶつかっていこうと思っていました。実際に離れたところで、市原さんの演技を見ているだけで、一瞬一瞬に圧倒されて感動してしまう貴重な時間でした」と振り返った。

林遣都

また、サプライズで、市原からのボイスメッセージが会場に流れた。市原の声で「林さんとの共演は、忘れられないものになりました。これからどんな役をなさるのでしょう。楽しみです」とのメッセージに、林は「坊(翔人のニックネーム)。坊として接してもらっていて、初めて『林さんとの』と聞いて、ただただ嬉しいです」と顔を紅潮させた。

左から、柴犬チョコ、林遣都

さらにサプライズで、九州から映画で共演した柴犬・ゴン(チョコ)も駆けつけた。

左から、柴犬チョコ、林遣都、東伸児監督

林は、それまでの緊張した面持ちから一気に笑顔が飛び出し「大好きでした。(監督の方を向いて)奇跡的な芝居でしたよね。こんな愛らしい子で一緒にお芝居ができてよかった」と話しながらも、MCより「雌犬」と紹介されると「知りませんでした」と監督とふたりで苦笑いをした。

左から、松岡(飼い主)、柴犬チョコ、林遣都、東伸児監督

最後に監督が「なんで『しゃぼん玉』かな?と思っていた。でもしゃぼん玉は常に変化していく。それは翔人がどう変わっていくのかなんだと思う」と話すと、林は「血が繋がっていなくても、かけがえのない存在になれる。出会いうことができれば、本当に大切な人って誰なんだろうと気づかせてくれる。そんな作品です」とそれぞれメッセージを送り、舞台あいさつは終了した。

左から、柴犬チョコ、林遣都、東伸児監督

市原悦子からのボイスメッセージ全文は以下のとおり。

みなさんこんにちは、市原悦子です。

本日は映画「しゃぼん玉」ワールドプレミアにお越しいただきありがとうございます。

撮影で行った椎葉村(しいばそん)では、現地の皆様の料理を楽しみながら、宮崎の自然を感じながら、撮影に参加することができました。

綿引さんのお出になった場面は、編集にキレがあって、良かったですね。んふ。

相島さんは、こわい役者さんねえ、ご活躍ください。

林さんとの共演は、忘れられないものになりました。これからどんな役をなさるのでしょう、楽しみです。

監督の東さんとプロデューサーの豊山さん、そしてスタッフのみなさまには、とことんお世話になりました。あり
がとうございました。

素晴らしい映画を完成させて、おめでとうございます。

 

映画『しゃぼん玉』は3月4日(土)より、シネスイッチ銀座ほか全国公開

作品情報

映画『しゃぼん玉』
 

(C)2016「しゃぼん玉」製作委員会


 
林 遣都  藤井美菜  相島一之  綿引勝彦 / 市原悦子
原作:乃南アサ『しゃぼん玉』(新潮文庫刊) 
主題歌:秦 基博「アイ(弾き語りVersion)」(OFFICE AUGUSTA)
脚本・監督:東 伸児
 
エグゼクティブ・プロデューサー:近藤雅信 
企画プロデューサー:豊山有紀 プロデューサー:浜本正機 上原英和
製作:「しゃぼん玉」製作委員会(ブレーン パラッツォ東京プラザ 共立 エスプリ)
制作プロダクション:エスプリ 
配給:スタイルジャム 
宣伝:フリーストーン 宣伝協力:ぴあ 企画協力:新潮社
特別協賛:宮崎県北部広域行政事務組合 椎葉村 協賛:神楽酒造 宮崎交通 センコー 岡田花店 平和リース 
後援:宮崎県
(C)2016「しゃぼん玉」製作委員会

http://www.shabondama.jp/

 

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