仲宗根泉が15kgの減量を経て得たものとは? HYの新アルバムや名曲「DEBUと言われて」、そしてダイエットについてを訊く

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2017.2.28
HY

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現在ライザップのCMに出演しているHY・仲宗根泉。とあることをキッカケにCM曲を担当、そして自身もダイエットを行ない15kgの減量に成功した。ダイエットに関することはもちろんのこと、3月1日に発売となるHYのアルバム『CHANCE』、そして初回限定盤・特典CDに収録される「DEBUと言われて」の制作秘話についても語ってくれた。
仲宗根泉がダイエットを通して得たものとは――

――背中を押してくれたり、救いになってくれたり、そっと寄り添ってくれたり。ニューアルバム『CHANCE』には生きるヒントとハッピーがたくさん詰まっていますが……そこにはバンドとしてはもちろん、それぞれにソロとしても新たなチャレンジをされた2016年の経験値が活かされているのでしょうか。

去年、BIGMAMAさんとコラボレーションさせていただいて、それが起爆剤になったんですよ。そこであらためてわかった“HYにしかないもの”を追求して、ヒデ(Vo/Gt:新里英之)は曲を書いたと言っていて。あと、収録する曲数ぴったりに曲を書いてきたこれまでと違って、今回俊(Dr:名嘉俊)は「HAPPY」を書くにあたって何曲も書いたりするっていうトライをしていました。「HAPPY」はドラマ『ホクサイと飯さえあれば』の主題歌にもなるし……去年、俊はいろいろな方に楽曲提供をするようになって、きっと自分の中で変化があったんだと思います。
一方、私はひたすら自分の道を進んでいますけど。俊は、クライアントさんから言われたことをちゃんとやるタイプ。ヒデは、自分のアーティスト性と要望の間で最後まで悩むタイプ。私は、クライアントから要望があったとしてもまったく言うことを聞かないタイプなので(笑)。

――仲宗根さんは、「ロックスター」「ありがとう」「三月の陽炎」、それから「DEBUと言われて」(初回限定盤、ファンクラブ盤の特典CDに収録)を作詞・作曲されていて、それぞれでガラっと異なる表情を見せていますが……

はい、素晴らしいですよね(笑)。

HY・仲宗根泉

HY・仲宗根泉

――本当に、おっしゃる通りで(笑)。「ロックスター」は、好きな人に好きだよと言えない切なさに、グっときてしまったりとか。描写がすごくリアルですけど、仲宗根さん自身の実体験だったりするのでしょうか。

いつもは自分の過去の体験や友達の話を基にすることが多いんですけど、今回は珍しく違ったんですよ。「ロックスター」「ありがとう」「三月の陽炎」「DEBUと言われて」、どれも全部、曲と歌詞が一緒に降りてきてくれて。「ロックスター」だったら、“high schoolで”っていう言葉がパって浮かんだ瞬間、1番のメロディと歌詞が降りてきて、そこから自分で物語を考えていったら、さらさらさらっと書けてしまったんです。それをリアルに感じてもらえたのは、3年前に(加藤)ミリヤちゃんとコラボしたときに、学生さんの声をたくさん聞くチャンスがあったからかも。

――ティーンエイジャーの恋の悩み、たくさん聞きましたか?

そうそう。そのときの経験が活きていますね。

――<いま友達が一番苦しい>というフレーズにしても、胸がキューっとします。

若い子たちはもちろん、大人の人も「昔の自分だ」って思えたりするかなと思うんですよね。曲調に関しては、最初は自分が好きなR&Bだったんですよ。でも、「“ロックスター”って歌っているのに曲調がR&Bってどうなんだろうな」と言われて。普段、バラードを書くときは全部自分でアレンジもして、メンバーに「はい、弾いて」っていう感じなんですけど……「ロックスター」は17年目にして初めて「好きなようにやっていいよ」って、ロック大好きな男子たちに任せました。そうしたら、いつもは私が口うるさく指示するから私のバラードを怖がるみんなが、すごく喜んでいたっていう(笑)。でも、途中であまりに男っぽいロックになりすぎてしまったから、ストリングスを入れたり。いい感じのロックなバラードになったなと思います。

――「ありがとう」には、そばにいる人への愛と感謝が詰まっていますよね。

「ありがとう」は、運転しているときに<いつもあなたの笑顔で>っていうフレーズが降りてきて。それを携帯で録音して、家に帰ってすぐ作りました。これまで、HYで1曲も娘に対する歌を書いたことがなくて、最初は完全に娘の歌になるなと思っていたんですけど、歌詞を書いていくうちに、これまで自分を支えてきてくれた人みんなにも当てはまるなと思ったんですよ。

HY・仲宗根泉

HY・仲宗根泉

――すると、いろんな人の顔が思い浮かんだりして?

そうですね、まさに。

――だから、こんなに温かい曲なんですね。

ゴスペルのコーラス部分も、プロの人をひとりも入れずに、友達やいつもお世話になっている人たちに初めて歌ってもらって。それだけに、すごく思い入れの強い曲です。

――そうだったんですね。「三月の陽炎」は、喪失感や痛みが苦しくもある曲ですけど……。

HYはいつも海で合宿をするんですけど、そのときにイントロのフレーズが降りてきて。これは、友人のことを書いた曲なんですよ。ちょうど3月に、男性と女性どちらも友人である恋人同士が別れる・別れないっていう話をしていて。愛し合っているはずなのに、すれ違いや過ちに翻弄されてゆらゆらする2人が陽炎のようだなと。だから、「3月の陽炎」なんです。

――あまりにやるせないですけど、“全部覚えてて欲しい”という望みに、ふたりが出会った意味を感じられたりもします。そして、まさかのタイトル&歌詞とゴスペルソングが融合する「DEBUと言われて」はどのように生まれたのか、とても気になっておりまして。

1分間しか動画を投稿できないインスタグラムで、降りてきたものをそのまま歌う“イズペラ”を不規則に投稿しているんですよ。自分への戒めのために「DEBUと言われて」の基となる歌を投稿したら、それをたまたまライザップの方が観てくれていて。「CMでこの歌をぜひ使わせてください」と言っていただいて、ちゃんと曲にすることになったんです。「DEBUばっかり言ってるけど大丈夫?」と思いながら(笑)。

――でも、<今しかない人生のほんの一瞬が 私の未来を変えるなら><見るべきは重さじゃなくて 自分自身だった>など、目を覚まさせてくれる真理があったりとか。

そう。痩せなさいとか、太っていることを否定するとか、そういうことが言いたいわけではないんです。

――それに、<言い訳と逃げ癖だけが得意になって>というフレーズなんかは……。

ダイエットだけじゃなくて、たとえば勉強とか部活、仕事やそれぞれが追いかけている夢にも言えるじゃないですか。なので、いろいろな面で自分を当てはめながら聴いてもらえたら嬉しいなと思います。

――なお、仲宗根さんはライザップでダイエットをされて、15kg痩せられたんですよね。

そうです、3か月半で15kg。おかげで、歩くのもラクになったし、スーパーで荷物を持てるようになって。太っていたときはできなかったことができるようになりました。

――にしても、驚異のペース! 歌の最後、歌詞カードには載っていませんでしたが、<肉は食べていいよ アイスはダメだけど>と聴こえてくる気がするのですが。

言ってますね(笑)。ライザップでダイエットするなら、それが基本ですから。やっぱり糖類はダメなんですよ。だから、野菜も人参、玉ねぎ、かぼちゃとか糖分の高い野菜は控えないといけなくて……炭水化物を多く含むじゃがいもやコーンも当然ダメだし。

――そうとはわかっていても、つい誘惑に負けそう。挫折しかけたりはしなかったのでしょうか。

私は番組の企画でっていうこともあって、徹底的にやったんです。やると決めたらとことんストイックにできるタイプなんですよ。あと、ついてくれたトレーナーと毎日のように一緒にいると、だんだん友だちのように思えてきて。自分の痩せる痩せないが彼女の評価につながるわけで、だから頑張れたところはあります。

――すごい責任感! しんどい時期に人のことを考えられるなんて、なかなかできないです。

いやぁ、私は自分のためと思ったらそこまで頑張れないし、だからすごく太ってしまったわけで。誰かのために頑張ったり、尽くすほうが合っているんですよね。それに、痩せてどんどん自分が着たい服を着られるようになったら楽しくなってきて。

HY・仲宗根泉

HY・仲宗根泉

――加えて、娘さんの存在も心の支えになったりして?

それはありますね。「ご飯食べたい」って負けそうになったら、娘の顔を思い浮かべたりして。保育園の送り迎えのとき、前はメイクもしないで服装にも気を遣っていなかったんですよ。でも、痩せてちゃんとした身なりをして、お友達に娘が「お母さんキレイだね」って言われるようなママになってあげたいなって思うことで、自分を奮起させられたので。

――きっと、娘さんにとって自慢のママでしょうね。

「ママ、キレイになった!」って言ってくれるし、お友達にもちょっと自慢気だったりしますね。あまりに痩せたから気づかれないこともあるんですけど、そういうときは「ママだよ!」って周囲に必死にアピールしてくれたりして(笑)。そういう娘を見ても嬉しいし、見た目はもちろん、自分の心や考え方が変わったことが痩せて一番得たものです。

――歌詞の通りですよね。最後、感動があります。

聴いてくれた方みんな、最初は笑っていたのに「最後はグっとくる」って言ってくれます(笑)。「DEBUと言われて」にしてもそうだし、アルバム全体を通してもいかにハッピーに生きるかが裏テーマだったりもして。3月26日からスタートするツアーのタイトルは『カメールツアー』なんですけど、“カメール”って沖縄の方言で“つかまえる”という意味なんです。自分たちのライブを観に来てくれた人が、元気になったり、悩みから少し救われたり、なにか夢を見つける手掛かりになったり、ハッピーをつかまえられるようなものにしたいと思っているので。楽しみにしていてください。


取材・文=杉江優花 撮影=柴山恵美

リリース情報
HY New Album 『CHANCE』
3月1日発売
 
HY『CHANCE』初回限定盤

HY『CHANCE』初回限定盤

[初回限定盤][+CD][+DVD]
価格(税込): ¥4,104
品番:UPCH-7239
※「DEBUと言われて」は、初回限定盤の特典CDに収録されています。
 
HY『CHANCE』通常盤

HY『CHANCE』通常盤

[通常盤]
価格(税込): ¥2,484
品番:UPCH-2115

 

ライブ情報
「HY カメールツアー!! 2017」
【東京】3/26(日)新木場スタジオコースト
【高知】3/28(火)X-pt.
【石川】4/4(火)金沢エイトホール
【新潟】4/6(木)LOTS
【宮城】4/8(土)仙台RENSA
【北海道】4/21(金)函館club COCOA
【北海道】4/23(日)札幌PENNYLANE 24
【岡山】4/27(木)CRAZYMAMA KINGDOM
【福岡】4/29(土)スカラエスパシオ
【広島】5/1(月)CLUB QUATTRO
【京都】5/15(月)KYOTO FANJ
【大阪】5/17(水)梅田CLUB QUATTRO
【兵庫】5/19(金)神戸チキンジョージ
【愛知】5/26(金)名古屋ダイアモンドホール
【静岡】5/28(日)浜松窓枠
【鹿児島】6/1(木)CAPARVO HALL
【熊本】6/3(土)熊本B.9 V1
【宮崎】6/5(月)WEATHER KING
【神奈川】6/10(土)横浜ベイホール
【沖縄】6/17(土)ミュージックタウン音市場

■チケット代金
5,800円(税込)
※ドリンク代別
■一般発売日
2017年3月4日(土)
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