新国立劇場がシリーズ作品第二弾の顔合わせ映像を公開 演出家の上村聡史、演劇芸術監督の宮田慶子は何を語る
2017.3.10
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『城塞』新国立劇場 公式HPより引用| http://www.nntt.jac.go.jp/play/performance/16_007980.html
新国立劇場がシリーズ『かさなる視点―日本戯曲の力―』第二弾として上演する安部公房作『城塞』の稽古初日、顔合わせの模様をYouTubeに公開した。
『かさなる視点―日本戯曲の力―』は、昭和30年代の日本の名作戯曲を30代の気鋭の演出家たちに託す3ヶ月連続のシリーズ作品。第二弾で取り上げる『城塞』は、安部公房による意欲作を上村聡史の演出で上演する。戦時下のとある家庭で繰り返される、父子による奇妙な"ごっこ"を描き、戦争によって富を築いたブルジョア階級の責任を問う痛烈な視点が際立つ傑作だ。
公開された動画には、先日始まったという稽古から顔合わせの模様が収められていた。稽古初日の緊張の中、演出家の上村聡史、そして本シリーズの企画者である演劇芸術監督の宮田慶子が何を語ったのか……。
<あらすじ>
ある家の広間。爆音が響く。電燈が尾を引いて消える。どうやら戦時下のようである。「和彦」と呼ばれる男とその父が言い争っていた。父は「和彦」とともに内地に脱出しようとするのだが、「和彦」は母と妹を見捨てるのか、と父を詰る。しかし、それは「和彦」と呼ばれる男が、父に対して仕掛けた、ある"ごっこ"だった......。
公演情報