『オワリカラ・タカハシヒョウリのサブカル風来坊!!』 ウルトラマンオーブ、エックス、セブンと語る「ウルトラマンとは何か?」
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左から、高橋健介、森次晃嗣、タカハシヒョウリ、石黒英雄 撮影=髙橋定敬
『劇場版ウルトラマンオーブ 絆の力、お借りします!』試写イベントへ潜入
“ウルトラ三世代”と改めて語る「ウルトラマンとは何か?」について
ロックバンド『オワリカラ』のタカハシヒョウリによる連載企画『オワリカラ・タカハシヒョウリのサブカル風来坊!!』。毎回タカハシ氏が風来坊のごとく、サブカルにまつわる様々な場所へ行き、人に会っていきます。第五回となる今回は、『劇場版ウルトラマンオーブ 絆の力、お借りします!』試写イベントに潜入。さらに、劇中に登場する石黒英雄(クレナイ ガイ役)、 高橋健介(大空 大地役)、森次晃嗣(モロボシ・ダン役)へのインタビュー取材も敢行しています。
撮影=髙橋定敬
タカハシヒョウリ(以下、ヒョウリ):さきほど劇場版を観させていただきました。すごく楽しくて、オーブらしくて本当に良かったです。まずはテレビシリーズを終えて、劇場版はどんな作品になりましたか?
石黒英雄(以下、石黒):今までのテレビシリーズでやってきたのとは違い、今回の劇場版では他のウルトラヒーローの先輩方との共演が強く出ていますね。同時に、サデスとガイとの因縁の対決や、ムルナウなどが登場するオーブならではのストーリーが、他のウルトラヒーローの先輩方との共演でよりド派手なアクションと映像で楽しむことができます。このような作品に出演できて、僕としてもとてもありがたいですね!
ヒョウリ:高橋さんは『ウルトラマンX』の劇場版以来、約1年ぶりですよね? いかがでしたか、久々の大空大地を演じてみて。
高橋健介(以下、高橋):ウルトラマンシリーズとしては、1個先輩になったと思っていたんですけれど、作品観たらいつまでも後輩感が抜けなかったなあという印象です(笑)。あと3年、5年、10年したら、もっと後輩っぽい新しいウルトラマンが出てくるのかなあと。
ヒョウリ:でも結構珍しいですよね、クレナイ ガイのほうが後のウルトラマンだけれど年齢的には上っていう。
高橋:そうなんですよ。だってガイさんもすごい年齢ですよね?
石黒:そうですね、もう何千年以上生きています。
高橋:ぼく20歳なので……(笑)。
ヒョウリ:何千歳差ですね(笑)。森次さんにとっては、世代的にいうとウルトラマンティガとかが息子世代だと思うんですけれど、今回は“孫ウルトラマン”くらいの方との共演だったかと思います。若いウルトラマンたちに囲まれての撮影というのはいかがでしたでしょうか?
森次晃嗣(以下、森次):あんまり現場では絡んでないんだけれど、石黒くんが挨拶に来てくれたんで「ああ、この子なのか」と思って。
石黒:「歳いってんな」って思われましたか?(笑)
森次:いやいや、そんなことない。聞いたら28歳だって言うから、意外と遅いんだなあと。
ヒョウリ:『ウルトラセブン』当時は森次さんが24歳ですよね? 当時のモロボシ・ダンを見ているとかなり堂々としていて……。
森次:いまの時代の24歳と全く時代が違うからね。そう見えるのかもしれない。
撮影=髙橋定敬
石黒:僕は森次さんと共演できることがすごくうれしかったんですね。なんでかというと、子供のころから再放送で『ウルトラセブン』を見ていて、デザインや必殺技がすごく印象に残ってたから。それで、『オーブ』で共演して、こうして横でお話させていただけるなんて役者冥利に尽きるなと思っているんです。現場で森次さんとお話する機会があったんですが、その時に現場がバタバタしていたんですね。それで「すいません、バタバタしていて」と言ったら森次さんは「昔のほうがもっとバタバタしていたよ。『セブン』を撮っていた頃は本当に怒号が飛び交いながら、一発勝負で撮影していた時代だったから」と話されていて。とても興味深い話を伺えましたね。
ヒョウリ:高橋さんはいかがでしたか。先輩の、レジェンドと呼ばれるウルトラセブンとウルトラマンエックスが同じ1つの画面の中にいるというのは。
高橋:一番印象的だったのはセブンが現れたときに「♪セブン、セブン、セブン」の歌をもじって登場するというシーン。あれは誰もが知っている歌だと思うし、やっぱりセブンはすごい人気なんだなと。石黒さんもおっしゃっていましたが、そんなレジェンドの隣にいられるというのはすごくうれしいです。僕は去年、初代ウルトラマンとも共演させてもらったので、毎年レジェンドの方々とお仕事させていただけて、素直にうれしいなと思いますね。
ヒョウリ:ウルトラセブンというのは、レオが弟子、ゼロが息子ですよね。セブンは今回も含めていろんな作品にも出られていますし、他作品との結びつきが特に強いウルトラマンだと思うんです。森次さんは、そういういろんな時代で必要とされるウルトラセブンの魅力というのは何だと思われますか?
森次:当時の作り方もあるだろうけれど、ポインターにしろウルトラホークにしろ、一つ一つが斬新なのが魅力なんじゃないかな。
ヒョウリ:セブン誕生から50年ということで、撮影現場もすごく変わったと思うんですが、そういった撮影の仕方の変化とか、現場の空気の変わり方とかっていうのはいかがですか?
森次:今の若い人はCGに慣れているんだろうけれど、僕らはそういう作り方はしていない。いわゆる「建物を作って、建物を壊す」という作り方だったんですよ。
ヒョウリ:当時、怪獣がいる様子っていうのはどう作っていったんですか?
森次:それはスクリーンプロセスですよ。こっち(特撮)を撮って、怪獣を大きく映して、そこにフレームインする。それで大きさの対比を出すという作り方でね。
ヒョウリ:俳優さんたちは怪獣が映っているスクリーンを見ながら、演技をするという感じですね。そうなるとCGとは全然違いますよね。
森次:そうですそうです。当時はウルトラアイをかけるシーンでも、1コマ1コマ合成を加えていって、やっと変身シーンになる。いまはもうパッとやれば「ジャンジャンジャーン」とCGで変身シーンになっちゃう。
ヒョウリ:撮影ということでいうと、今回は田口清隆監督、ここ3年のウルトラマンシリーズの立役者的な監督ですが、その3年間での作品のキャラクターが登場するこの劇場版『オーブ』は田口監督にとって集大成ともいえる作品になっていると思います。石黒さんは、田口監督との撮影で印象的だったことはありますか?
石黒:田口さんに関しては高橋さんのほうが年季も入っているので、たぶん高橋さんに聞いた方が……(笑)。
高橋:『オーブ』の撮影現場でお会いしたときに、悪い意味ではなくて、なんか田口さんがすごく緊張しているように感じました。
ヒョウリ:田口さんはウルトラセブンも大好きですからね。
高橋:たぶん『ウルトラマンX』の時は、僕みたいなペーペーの主人公を田口さんのやりたいようにやれる環境だったと思うんです。けれど、勝手な僕の想像ですけれど、今回はベテランの方がいる中で「どう伝えたらいいだろう」と考えていらっしゃるような緊張感がありましたね。
ヒョウリ:田口さん、本編のとあるシーンにちらっと出てましたよね?
石黒・高橋:出てましたね。
ヒョウリ:そして……死んでましたよね?
石黒:監督陣が集まってみんなで出ているんですよ。だから濃かったですねえ。
ヒョウリ:じゃあ、あそこに映っていらっしゃるのは、みなさん監督!?
高橋:そうです。5人。
ヒョウリ:そうなんだ!
撮影=髙橋定敬
石黒:あんなにカメラに向かって媚びを売って演技をする人は初めて見ました(笑)。監督が言うはずじゃないですか、「カメラに媚びを売るな!」って。そういう人たちがあんなに媚びを売るんだ!?と思いました(笑)。
ヒョウリ:森次さんは田口監督と撮影されるというのは初めてですよね? いかがでしたか?
森次:熱心なんじゃないかな、すごく。相当熱心ですよ。
ヒョウリ:今回ウルトラセブンの効果音とか動きとかも、50年前を再現していて、あの辺に田口監督の並々ならぬこだわりというか、マニアっぷりを感じました。今回のウルトラセブンの勇姿はいかがでしたか?
森次:最後の戦いのところなんか、セブンをうまく出しているなあ、と思いますよ。
ヒョウリ:掛け声とかも当時のものですよね?
森次:そうだね。どこから取ってきたんだろうね。
石黒:円谷さんはすべてとってあるらしいですよ。
ヒョウリ:セブンの話になったので続けてお伺いします。なんといっても今年、放送開始50年を迎えるわけですが、いかがですか?
森次:いや、すごいですよね。50年経ってもファンが増え続けているっていうのがすごい。
ヒョウリ:今の子どもも好きですからね。
森次:今まだ再放送をやっているからね、3局くらいで。それが観られていて、どんどんファンが増えているんだよね。……だから困るけどね、俺も。
一同:(笑)。
撮影=髙橋定敬
石黒:いろいろな配信サイトで、今はウルトラマンシリーズが配信されているんですよ。すごいじゃないですか。生き続けているんですよ。ウルトラマンってもう他のエンターテインメントとは、またちょっと違うんですよね、「ウルトラマン」なんですよ。
ヒョウリ:そうすると「オーブ50周年」「エックス50周年」も当然来ますよね。
森次:それはね、頑張ってやってほしいですよ。
石黒:そうですねえ、50周年まで生きているかな……。大地は全く変わらないまま生きていそう。「ああ、(隊員服)着れたわ」みたいな(笑)。
森次:50年経って、未だにウルトラアイで変身しているっていうのはね、おかしいよ(笑)。
ヒョウリ:すごいことですよ。
森次:不思議な世界ですよ。
ヒョウリ:しかも、昔のセリフを言うじゃないですか。1話のセリフを。50年前も言ったセリフを今も言って変身して、それが様になるっていうのが、すごいことだと思うんですよね。やっぱりモロボシ・ダンのイメージって全く変わってなくって、いまの森次さんが出てきたときと、あの1話で出てきたときの感じの違和感がないのがすごいなと思うんです。
石黒:(ヒョウリを指して)森次さんの話になると、止まらないんです。
ヒョウリ:そんなことないですよ!(笑)
撮影=髙橋定敬
森次:時代時代でやっているからね。20代、30代、40代、60代、70代とモロボシ・ダンをずっとやってきているから、自分でもそんなに違和感を感じていないんだよね。時代時代の顔で変身しているから。そりゃあ、リアルタイムから一度も演じなくて、いきなり今日「変身してください」ってなったら違和感あると思うけどね(笑)。
ヒョウリ:ダンは元祖「風来坊」ですよね。そのあとはレオの教官的な立場だった。そんなセブンやモロボシ・ダンがいま50年後を迎えて、いろんなウルトラヒーローに囲まれて登場する時、どういう存在ですかね。演じている時の気持ちというか……。
森次:まあなんか、許してもらえているのかな、と。その時代その時代のモロボシ・ダンを。
石黒:すごい……。
森次:僕自身、たとえば他の誰かがモロボシ・ダンをやっても違和感があるんじゃないかなとは思う。ある程度歳を重ねてきているモロボシ・ダンで変身するのが、ファンにとって許されているんだよね。
ヒョウリ:許されています、完全に。
森次:だからそれってすごいなと。「もうおかしいよ、いい歳して変身しているのは」っていうのじゃない。
石黒:「許されているんじゃないか」っていう言葉は、僕、すごいと思いました。ウルトラマンはどの時代でも許される、っていうのは、デザインだったりもあるし、ウルトラマンに対しての情熱がすごいなあって感じます。
ヒョウリ:石黒さんはどうですか、10年後、20年後……。
石黒:10年、20年ではまだ短いですよね。50年って聞くともう……。
森次:考えない方がいいって!(笑)
ヒョウリ:ウルトラマンオーブって、たしか公式で42人目のウルトラマンなんですよ。50年の間に40人くらい生まれたわけじゃないですか。ていうことは、82人目のウルトラマンが出てるときには50周年でゲスト出演するっていう……。
石黒:いや、そんなことない。円谷さん、たぶんどこかの年で大量生産するから(笑)。どこかで1年で10人くらい出すんじゃないかなと思っていて、だからオーブ50周年のときはたぶん162人目くらいのウルトラマンとやるんじゃないかな(笑)。まあでも、さっき森次さんおっしゃっていましたが、考えない方がいいとは思いますね。でもエックスさんはだいぶ考えている……?
撮影=髙橋定敬
高橋:ウルトラマンの中でも優劣をつけるわけではないですが、セブンの人気は本当に特別でして。去年、ハヤタ隊員役の黒部進さんと僕で一緒にイベントをやらせてもらったんですが、その時来ていた子どもたちに「どのウルトラマンが好き?」って聞いたら、初代のウルトラマンがいて当時最新のエックスがいる中で何の迷いもなく大きな声で「セブン!」って言う子がいるんですよ。それを見ると、自分が50年経ったときに自分がいないところで、その時4~5歳の子に、「エックス!」って言ってもらえるようになりたいな、っていうのは思いますよね。
ヒョウリ:めちゃくちゃ素晴らしい話ですね。
森次:でもね、役者個々の責任ではないんだよ、1つの作品が残るっていうのは。やっぱりそこに携わったいろんな人々がいて、1つの作品を作ろうという情熱やパワーがずっと人々に伝わっているのかなっていう感じはするよね。俺一人でできるわけじゃないんだし。
石黒:深いですね。僕がウルトラマンに対して答えを求めようとしているのを、森次さんのお話を聞いていると心が浄化されていくような……。「自分じゃない」っていうところですよね。大地もどこか自分の中で焦っている部分もあると思うんだけれど、森次さんがその答えを出してきてくれている。
森次:でもね、僕らが育った時代っていうのはいい時代だったんだよ。ウルトラマンというものを作る、いい時代だった。なんの制約もなくて、本当に思うものが作れた。それがやっぱり素晴らしい。何にもないところから本(脚本)を作って、その本を広げていくっていう違いは大きくあるよね。……だってマッハ4で飛ぶウルトラホークがあんなに遅いわけないんだよ。
一同:(笑)。
撮影=髙橋定敬
森次:映像の中でずっと(ゆっくり)映っているのはおかしいんだよ。でもそれは「良し」なんだよ。マッハ4なんていったら見えないはず。でも、それがピアノ線の世界なんだよ。そんなに早くできないもん。
ヒョウリ:それが好きだったし、それに感動していましたから。
森次:ピアノ線で吊って、ウルトラホークが飛んでいる中で三つに分裂して、またくっついていく。その鮮やかさだよ。いまだったら簡単だよ、CGで。でも、それをやっていた時代だったからさ。監督も20代で、冒険できたんだよ。特撮監督だって、本編監督だって、20代でいろいろな冒険ができた。
ヒョウリ:本当にそうですね。……では、映画のほうに話を戻させていただきますが、見所をぜひ。
森次:面白いよね! わかりやすいしな。
石黒:最後まで気持ちよく見れる映画ですね。ちょうどいい約70分!
森次:僕の出方も最高!「お困りのようだね」って言って(笑)。
ヒョウリ:超かっこいいですよね。あと、僕、エックスがカーナビみたいなことを言うところが最高ですね。エックスって真面目なキャラだから、ちょっと変なことをやるとめちゃくちゃ面白いっていう。エックスっておちゃめで面白いんですよね。高橋さんは、ここがオススメだっていうシーン、なにかあったりしますか?
高橋:僕、声ってすごい重要だなと思っていて。やっぱり声優の皆さん、山寺宏一さんとか、ギンガとかビクトリーも、本人の声でやっているっていうのはすごく素敵なところだと思います。その「声」っていう部分は見どころのひとつかなと思います。
ヒョウリ:それでは、最後に、記事をご覧のファンにメッセージをお願いします!
石黒:セブン放送開始50年、そして『劇場版ウルトラマンオーブ』に携われたことをとてもよかったと思いますし、多くのメッセージもいただけて本当によかったなと思っています。今回の映画で、テレビシリーズにはなかったドラマやアクションだったり、他のウルトラヒーローの先輩たちとの共演、今まで因縁のあった敵とのバトルがスクリーンで大きくド派手に繰り広げられています。声もそうなんですが、アクションシーンの音も年々進化していっていますので、それをぜひ劇場に足を運んで観に来てください!
高橋:昨年から引き続き、出演させていただいて本当にありがたく思っています。今後もウルトラマンという作品はずっと続くと思うので、ウルトラマンオーブもセブンもエックスも、これからどんどん出てくるウルトラマンたちも、子どもたちに応援してもらえたらうれしいと思っていますので、ぜひ今後ともウルトラマンシリーズをよろしくお願いいたします。
森次:久しぶりにレジェンドとして出演して、最後は三人で悪い怪獣を倒すという美味しいところに出させていただいて(笑)、また変身させていただいて……。本当に若い人達と出来たっていのはうれしいですよ。まだまだウルトラマンはこれからいろいろな形で世の中に表現していくと思うので、大きな意味でウルトラマンを応援していただきたいなと思っています。
ヒョウリ:ありがとうございました!
撮影=髙橋定敬
【インタビュー後記】
今回は『劇場版ウルトラマンオーブ 絆の力、お借りします!』の試写イベントに潜入した風来坊。
「ニュージェネレーション」と呼ばれる近年の最新ウルトラマンたちのオールスターで繰り広げられる、まさに劇場版ならではの作品。いうなれば、往年の第二期ウルトラシリーズのウルトラ兄弟総登場エピソード的なピンチとバトルの連続だ。しかもそこにウルトラセブンまで登場するという全力感! 45年前のウルトラマンAではウルトラの父がセブンたち兄弟を助けに颯爽と登場するわけですが、そのポジションを45年経ってセブンが担っているのも胸が熱く、本当に「おじいちゃんとお父さんと孫」という3世代で楽しめる作品が誕生したっていうのは物凄いことです。
そんな映画に出演する3大ウルトラヒーローになんとお話を伺えるということで、人生においてもっとも緊張した時間の1つがこのインタビューとなりました。「最新」のウルトラマン、初めて「先輩」となったウルトラマン、そして50年を迎える「伝説」のウルトラマン。それぞれの立場、世代から、真摯に、情熱的に、それぞれの「ウルトラマンとは何か?」を考え話してくれたお三方。この情熱が、50年間愛され続ける「ウルトラマン」を支えてきたんだと感じられ、僕自身も「ウルトラマンとは何か?」に少しだけでも触れられた気がします。
森次さんのお話を1つずつ噛み締めるように聞き、それぞれを受け止める、若きウルトラマンのお二人。石黒さん、高橋さんのインタビューを、静かに見守るような、レジェンドウルトラマンの視線。三世代にわたる「ウルトラの光」のリレーを目の当たりにできて、一生忘れられない時間になりました。石黒さん、高橋さん、森次さん、ありがとうございました。
ちなみに、この連載のタイトル「風来坊」は、ウルトラマンオーブのクレナイガイさん、そしてウルトラセブンの元祖"風来坊"モロボシ・ダンさんから(個人的に)命名させていただいているので、もうこれ最終回なんじゃないかっていう気持ちでした。
でも風来坊の旅はまだまだ続きます。
お次はどこにまろび出るのか、乞うご期待。
2017年3月11日(土)
新宿ピカデリー 他 全国ロードショー
出演:
石黒 英雄 松浦 雅 髙橋 直人 ねりお 弘晃 青柳 尊哉 柳沢 慎吾
椿 鬼奴 高橋 健介 / 森次 晃嗣
(声の出演)山寺 宏一 ジャングルポケット(おたけ・太田博久・斉藤慎二) 中村 悠一 根岸 拓哉 宇治 清高 宮野 真守
監督:田口 清隆 脚本:中野 貴雄
音楽 作・編曲:小西 貴雄 主題歌:Da-iCE 「TWO AS ONE」 (ユニバーサル シグマ)
製作:劇場版ウルトラマンオーブ製作委員会 配給:松竹メディア事業部
公式サイト:http://m-78.jp/orb/movie/