安藤政信×ヨーロッパ企画のドラマ『ストリートワイズ・イン・ワンダーランド』放映決定!
安藤政信(『ストリートワイズ・イン・ワンダーランド』)
探偵ドラマに一石を投じる? ハードボイルドだけど群像コメディな異色の探偵モノ。
先日「岸田國士戯曲賞」を受賞したばかりのヨーロッパ企画・上田誠が脚本を担当したTVドラマ『ストリートワイズ・イン・ワンダーランド ─事件の方が放っておかない探偵─』が放映される(関東ローカルのみ)。しかも映画『キッズ・リターン』『バトル・ロワイアル』などで数々の名演を見せてきた俳優・安藤政信を主演に据えた「ハードボイルド×SF×コメディ」な探偵ドラマだ。
「平凡でささやかな依頼に真正面から向き合う」を信条とするのに、なぜかいつも世界の裏側の大きな事件に巻き込まれてしまう“事件の方が放っておかない探偵”和田。今回も平凡な浮気調査を進めるうちに、未確認飛行物体に関する怪しい集団に遭遇してしまい、そこからとんでもない騒動へと発展する…。
ドラマの一シーンより。安藤とヨーロッパ企画の面々の掛け合いも見どころだ。
上田いわく「ハードボイルドコメディですが、コメディでありつつハードボイルドでなくてはいけません。そんな探偵は安藤政信さん以外にはいない」ということで、今回のタッグが実現したという。そしてフジテレビドラマ初主演&探偵役初挑戦と、意外と初めてづくしが多い作品となった安藤は「こんなドラマは見たことがない。一直線の気持ちいいほどのデタラメ感。画面の中の人たちは大真面目に演じているのに、撮ったものを客観的に見るとクスッと笑えるという不思議な空気」と語るなど、ドラマの撮影も内容も大いに楽しんだようだ。
安藤の他には、エリート刑事役で戸塚純貴、依頼人の妻役で伊藤沙莉、依頼人の夫役で菅原永二が出演。ヨーロッパ企画のメンバーたちも、何かと和田に付きまとって、事件に首を突っ込んで来る取り巻きの人々を演じている。上田の「安藤さん、めちゃくちゃ面白かったです。この探偵になら僕も付きまといたいと思いました。探偵ものなのに群像もの、ハードボイルドでありコメディ、そしてSF、という新しい触感の作品ができたと思っています」とのコメントから、なかなかの自信作になったことがうかがえる。探偵モノにはいろいろ名作が多いけど、その仲間入りを果たすかもしれない、珍しいタイプの探偵ドラマの誕生を目撃しよう。
演出:吉村慶介(共同テレビ)
音楽:木暮晋也(ヒックスヴィル)
企画:村上正成
プロデュース:勝田久美子(共同テレビ)、吉田和睦(ヨーロッパ企画)
制作著作:フジテレビ