<AnimeJapan 2017>大河ドラマ経験のスタッフを追加『刀剣乱舞』 LiSAが熱唱『劇場版SAO』ステージ取材
-
ポスト -
シェア - 送る
2017年3月25日(土)~26日(日)、東京ビッグサイトで行われた『AnimeJapan 2017』を取材。メインエリア東7ホールでは約1500人を収容するRED STAGEで、多くの声優らのトークとともに各人気作品の新情報の発表などが行われた。
●宣伝隊長・おっきいこんのすけも「K」のポーズでかわいくアピール♪
『刀剣乱舞』のステージは、ブラウザゲーム『刀剣乱舞-ONLINE-』、2017年7月からTVアニメ放送スタートの『活劇 刀剣乱舞』、2016年12月にアニメ放送が終了したばかりの『刀剣乱舞-花丸-』、3作品の合同で行われた。
写真左から木村良平、濱健人、榎木淳弥、市来光弘、増田俊樹、新垣樽助、でじたろう、花澤雄太、おっきい こんのすけ
●刀剣乱舞-ONLINE-
「今年もいろんな刀剣男子をリリースしたい」と話すのは原作プロデューサーである、でじたろう。アニメや舞台から興味を持つ人はまだまだ広がっており、PC版170万、アプリ版280万のユーザー数を誇るコンテンツに成長している。このことにエグゼクティブプロデューサー花澤雄太は「ただただ驚くばかりです。PC版は3周年、アプリ版(『刀剣乱舞-ONLINE- Pocket』)も1周年を迎えて、みなさまに支えていただいています」という気持ちを述べた。
ゲームでは、本丸で流れるBGMを各刀剣男子をイメージした曲に変えられるという「近侍曲」システムを実装中。次回実装の刀剣男子は、鳴狐、長曽祢虎徹、同田貫正国、大倶利伽羅の4振り。時期や詳細は追って発表とのこと。
また、阿蘇神社の復興支援についても触れた。阿蘇神社は大太刀の蛍丸が奉納されていたと言われているが、現在は行方不明。刀鍛冶が復元しようという「蛍丸伝説プロジェクト」を支援していたが、昨年4月の熊本地震により、阿蘇神社は大きな被害を受けてしまった。そこで今回ニトロプラスブース(J38)にてチャリティーアイテムを販売。完売となってしまったが、これを復興支援に充てたいという。
ニトロプラスブースの展示(J38)
ニトロプラスブースの展示(J38)
MCの吉田尚記は「ゲームから始まって、歴史の復活、そして復興支援に役立っているという、他に類を見ないプロジェクトになっている」と感想を述べた。
●TVアニメ『刀剣乱舞-花丸-』
市来光弘(大和守安定役)、増田俊樹(加州清光役)、新垣樽助(へし切り長谷部・長曽祢虎徹役)が登壇し、ファーストシーズンで印象に残ったシーンを3人のキャストがそれぞれピックアップ。このあと、ステージ限定の映像が流れ、TVアニメセカンドシーズン(2期)の放送時期が「2018年の1月放送開始」という情報が明らかに。ファーストシーズンに出てきた刀剣男子は引き続き続投とのこと。
会場に来ているファンと同時に放送時期を知った新垣は「長谷部をまた演じられるのがうれしい」、増田は「みなさんに応援されているのを実感している。次はそばでも打つのかな?」、市来は「ここまであっという間だったし、セカンドシーズンの放送時期が来るのもあっというまなのかな」との一言のあと、おなじみの「花丸ポーズ」でコーナーを締めた。
●『活劇 刀剣乱舞』
2017年7月よりTVアニメの放送がスタートする本作からは木村良平(和泉守兼定役)、濱健人(陸奥守吉行役)、榎木淳弥(堀川国広役)が登壇。木村はキャラクターをイメージした色で服をチョイスしたという。
このステージでの新発表は3点。
まずは「どこの時代に行くのか」という疑問。これは「文久三年」ということが明らかになった。文久三年は西暦1863年にあたり、薩英戦争や天誅組の変、八月十八日の政変など、日本史で習うことの多い重要な年号だ。現在、アニメの中で登場することが判明しているのは和泉守兼定、陸奥守吉行、堀川国広、薬研藤四郎、鶴丸国永、蜻蛉切。幕末の志士たちが登場する話になるのだろうか?と推測が飛ぶ。
次に主題歌アーティストが発表された。オープニングは鶴丸国永のキャラクターボイスを担当している斉藤壮馬、エンディングは『魔法少女まどか☆マギカ』『Fate/ZERO』などの主題歌でも有名なKalafinaが担当する。2名のアーティストの歌声は作品に深みとを与えてくれることだろう。
最後にアニメスタッフの追加情報。各業界で超凄腕のベテランがTVアニメスタッフに加わったという。
剣戟アニメーター:小船井充、木村豪、國弘昌之
時代考証:山村竜也
剣術指導:渡邉鋼玉
時代考証スタッフとして追加された作家の山村竜也は、NHK大河ドラマ『新選組!』ほか時代考証を担当するなど、本気度が伝わってくる布陣である。剣戟アニメーターの3名については、剣戟アクション紹介映像が公開されているのでコチラを見てほしい。
まだまだ先の放送であるが、第2話の収録までは済んでいるそうだ。TVアニメの先行上映会は5月1日(月)に東京、5月6日(土)に徳島「マチアソビ」にて実施。詳細は公式サイトを参照のこと。
●ネタバレもOK! 劇場版『SAO』ステージでLiSAが熱唱!
2017年2月18日(土)から劇場版の公開がスタートし、6週間で観客動員数140万人を動員、興行収入20億円を突破(日本のみ)し、記録を塗り替え続けている劇場版アニメ『ソードアート・オンライン -オーディナル・スケール-』。全ステージ中、観覧応募数が最多とのことで、ここでも『SAO』が不動の人気を誇っていることを知ることが出来た。
アニメ好きとしても有名な「よっぴー」ことニッポン放送アナウンサー吉田尚記のMCのもと、松岡禎丞(キリト役)、戸松遥(アスナ役)、伊藤かな恵(ユイ役)、日高里菜(シリカ役)、高垣彩陽(リズ役)、竹達彩奈(リーファ役)の6名が登壇した超豪華なステージだった。
アドリブで松岡が「オーディナル・スケール、起動!」のセリフを言ったのが始まりで、全員同じセリフをキャラクターで言ってから自己紹介をする流れに。「ユイは言ったことがないから新鮮!」とプレイヤー役でない伊藤の感想に、「システム起動音として聞こえてきたらいいなって思いました」と松岡には非常に好評。日高と高垣もソロで言っておらず、このステージならではの特別な演出になったようだ。
写真左から松岡禎丞、戸松遥、伊藤かな恵、日高里菜、高垣彩陽、竹達彩奈
キリト役の松岡は現在までに25回を超える舞台挨拶に登壇しているが、まだまだ今後も続くとのことで「世界一、舞台挨拶をやった声優」としてギネスを狙えるのではないかという話も。
劇場版はすでに公開されているので作中のネタバレもOK! 終始お祭りムードでステージが進んでいく。「オーグマー(作中設定のAR装置)に新たな機能を付け加えるとしたら?」という質問に颯爽とギャグを披露する高垣と、原作者つながりによる『アクセル・ワールド』ネタに触れる松岡。ここで松岡が何故か靴下をはいていないことが判明。彼の靴下のデザインを考えるというお遊びでのフリップコーナーも盛り上がり、キャストの個性がとてもよくわかるコーナーになった。
オープニングのキャスト自己紹介
後半はサプライズゲストとして、主題歌を歌うLiSAが登場。「Catch the Moment」を1曲フルで披露。さきほどまでキャストの話を座って聞いていた観客も全員総立ちで、一瞬でライブ会場に様変わり! 自然と曲に合わせて手拍子が沸いた。サプライズだったにも関わらず、LiSA定番のピンク色のペンライトを振る人も。LiSAの熱量を持った歌声に反応するかのような、ステージ一番の盛り上がりだった。
LiSA(劇場版主題歌アーティスト)
LiSA(劇場版主題歌アーティスト)
LiSA(劇場版主題歌アーティスト)